容姿・経歴・その他メモ

C1-1:伴侶がいた
B5-2:魔物を倒したことがある
B2-2:同じ夢を何度も見ている


インヴィはフルブライト地方の村に生まれた。ナイトメアとして生を受けた彼女の幼少期は決して安穏としたものではなかったが、彼女にはよき理解者がいた。同世代の人間の男の子が、それだった
二人が成人してほどなく二人は結婚し──暫く、幸せな時間を過ごした

……この時代における「村」とは、その多くが守りの剣の守護を受けていない場所だ。国の兵士やあるいは冒険者がいることも稀で、何か問題が起きた時彼らの助けを受けることが出来ない・間に合わないということは、それこそ星の数ほどある話だ。そしてそれゆえに滅びやすいということも

ある日、蛮族の集団が村を襲った。規模は小さかったが、村の戦える男の人数から考えると、多かった
家が燃え、家畜が殺され──被害が徐々に増えていく最中、インヴィは村の女性を守るために必死に戦った
幾ばくかの犠牲を出し血みどろになりながら蛮族を殴り殺したころ冒険者の助けが来た

生存者は少なかった。無事な家も、同じくらい少なかった。インヴィの夫も、戦いの中で死んでいた
村人達が復興を試みるか隣村を頼るかそれとも街に出るか悩み始めたころ、インヴィは既に村を発っていた
戦闘の最中に壊れてしまった結婚指輪だけを握りしめて

それからは冒険者の身分を得、蛮族と戦っている
あの日の悪夢に苛まれながら

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