〈ツーハンドソード〉(〈ソード〉Bランク)の要領で3本の手で持つように作られた、長大な武器たちです。市販されておらず、手に入れるには特注する他ありません。魔法文明の遺跡から見つかったものを模倣したもので、古代魔法文明時代の「マナの手」を持つ種族のために作られたものであろうとされていますが、実物は現代では再現不可能な魔法的技術で強化されているものも多く見つかっています。
　現代では、高性能魔動機〈アームスフィア〉を所有する者がこれを扱う術を再発明し、求める者に伝授しています。古代魔法文明時代にはこのような武器のための流派があったようですが、その秘伝は当然現代では失われています。

　これらの武器のデータは、『イスカイア博物誌』収録の【タラディトゥ三手攻法】(⇒『イスカイア博物誌』16頁)の流派武器〈スリーハンド〜〉に準じます。価格及び名誉点も、同書掲載のものを参照してください。
　これらの武器を装備するには、当然3本の腕が必要です。種族がマナフレアであるか、【タラディトゥ三手攻法】の流派装備〈テルティウスマヌス〉、高性能魔動機〈アームスフィア〉(⇒『アーケインレリック』89頁)のどちらかを装備していれば装備可能です。
　サイキック技能が導入されている場合、この技能を習得していれば、本来の手2本と〈念手〉1本でこれらの武器を装備することが可能です。ただしこの場合、筋力と精神力の値がともに必要筋力に達していなければ装備することはできず、また知力ボーナスが器用度ボーナス未満の場合、これらの武器による命中力判定にその差分のペナルティ修正が発生します。また、必要筋力に応じてバックラッシュも発生します。なお、これらの武器を念動攻撃に使用することはできません(もし冒険の中で【タラディトゥ三手攻法】が復興している場合、秘伝《ドゥルス・イムシルス》を念動攻撃として転用できる、といったことはあるかもしれません)。
　それ以外の点では、通常の近接武器に準じます。戦闘特技の使用条件などを参照する場合、「用法:2H」と同様に扱います。