『微睡む大火』ハダーエワ・アーディティヤ(ガネーシャシャバーアーサナバラモン)
- 知能
- 高い
- 知覚
- 五感(暗視)
- 反応
- 敵対的
- 穢れ
- 4
- 言語
- 交易共通語、汎用蛮族語、ガネーシャ語、神紀文明語
- 生息地
- ???
- 知名度/弱点値
- 21/24
- 弱点
- 魔法ダメージ+2点
- 先制値
- 18
- 移動速度
- 10
- 生命抵抗力
- 20 (27)
- 精神抵抗力
- 19 (26)
攻撃方法(部位) | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
---|---|---|---|---|---|---|
格闘(上半身) | 16 (23) | 2d6+14 | 14 (21) | 14 | 159(欠片込み) | 91 |
触手(下半身) | 15 (22) | 2d6+15 | 13 (20) | 10 | 101(欠片込み) | 46 |
- 部位数
- 1(上半身/下半身)
- コア部位
- 上半身
特殊能力
●全身
[常]冒涜的肉体
暴食の膿夢により肉体が変質しています。あらゆる魔法ダメージを-5点します。また、投げやそれに準ずる攻撃の対象になりません。
[常]悪食
あらゆるものを食べてきた蓄積により、毒に対する耐性を持ちます。
毒属性の魔法や特殊効果に対する生命・精神抵抗力判定に+2のボーナスを得ます。また、毒属性の物理ダメージ、魔法ダメージを受ける時、それを-5点します。
[常]矢落としの武技
腕や触手を用いて、矢などの射撃攻撃を絡め取ります。射撃攻撃に対する回避判定の代わりに命中判定を行い、相手の命中判定より上回った場合回避に成功した扱いとなります。
[主]睡禍に沈みしイグニスの印舞
6本の腕と無数の触手で空中に印を描き、心深くに"イグニスの炎"を強く灯します。3分の間、精神効果無効の能力を得た上で、命中力に+2のボーナス修正を得、打撃点が+4されます。同時に、回避力判定に-2のペナルティ修正を受けます。
対象が睡眠状態の場合、さらに命中に+2、打撃点に+2の修正を得ます。
この効果は全ての部位が主動作を消費しなければ発揮することが出来ず、効果時間が過ぎる前にこの効果を解除するには主動作が必要です。
●上半身
[主]6回攻撃&双撃
6本の腕で1回ずつの攻撃を行います。攻撃の結果を確認してから、次の攻撃を同じ対象にさらに行うか、別の対象を選んで行うかを選ぶことが出来ます。
[宣]虚実の拳
虚実を織り交ぜた格闘術で相手を翻弄します。命中に-2の修正を受け、打撃点が+2されます。この攻撃を対象が回避した場合、対象は次の手番の開始時まで回避に-1の修正を受けます。この効果は-4まで累積しますが、対象が一度回避に失敗すると失われます。
[主]神聖魔法(カオルルウプテ)14レベル/魔力17(24)
[宣]魔法適正
戦闘特技のマルチアクション、魔法拡大・数、確実化、距離、時間を習得しています。
●下半身
[常]膿夢の苗床
凄まじい程に膿夢の呪いが凝縮されています。この魔物は、カースドランド129pに記載されている足や脚の変異の全てを取得しているものとして扱います。
[主]絡め取り
触手での攻撃が命中すると、対象を絡め取ります。対象は移動が出来なくなり、命中力、回避力に-2の修正を受けます。また、次の手番からは触手による攻撃は対象に自動的に命中します。対象が脱出を試みるときには、引き剥がし処理(BT28p)に従います。
この能力によって絡め取っている間も、触手は他のキャラクターを攻撃でき、絡め取ることが可能です。
戦利品
- 自動
- 膿んだ結晶/15000G
- 2~7
- 異端者のメダル/1200G
- 7~
- 冒涜者のメダル/5500G
解説
6本の腕と触手の塊のような下半身を有した異形のガネーシャです。その肉体は暴食の膿夢に侵されています。
かつてのハダーエワは、卓越した武技と高次の思想により、周囲を畏敬を集めるガネーシャでした。彼は大破局の際、他のガネーシャを率いてアイヤール帝国へと侵攻。その一部を占領する戦果を上げます。
しかしそれから数十年後、再建されたアイヤール帝国軍の大反攻を受け、やむなく隣接する蛮族地域へと撤退します。その場所こそが、後に封鎖領ハウペリアと呼ばれることになる地でした。
ハダーエワ達がハウペリアへと撤退した直後、蛮族軍大将のヴァンパイアがコール・ゴッドを発動。大神カオルルウプテが降臨し、その地にいた人族、蛮族共に壊滅的な被害をこうむります。さらに、暴食の膿夢と呼ばれる呪いがハウペリアに蔓延してしまいました。
しかし。ハダーエワにとって、それは福音でした。彼は突如としてカオルルウプテの神託を受けたと宣言。仲間達を見捨て、混乱に乗じハウペリアを一人脱出してしまいました。
その後、彼は各地を巡り修行(多くの場合、それは惰眠です)を行い、神官として高みに至ろうとしています。既に400歳を超えており、ガネーシャの本来の寿命を遥かに超えていますが、その長寿も変異の影響だと推測されます。現在はカオルルプテからの指示でとある人族を狙っているようです。
ハダーエワがカオルルウプテの教義に傾倒した理由は単純です。曰く、剣を投げ入れた者がいるのならば、その者の世界にこそ、イグニスの炎の根源が存在する。故に、カオルルウプテと同じ視点を持たねばならぬ。原初へと、より近付く為に。
その異端な思想からカオルルウプテ勢力の中でも敬遠されているハダーエワですが、カオルルウプテ神官の中では積極的な行動を取る彼は、人族にとっては非常な脅威となります。戦闘時には、変異によって増えた腕と無数の触手、そして強力な神聖魔法を用い業火の如き破壊を周囲に振り撒きます。この魔物を倒した場合「世は一炊の夢に非ず(120点)」の称号と追加名誉点を得ます。