【魔法学園《叡智の風浪》】
(ケルディオン大陸・ブラウゼ地方『魔法国家ヴァンメーア』)- 入門条件
- 《叡智の風浪》にて学業を修める。
●魔法学園『叡智の風浪』
ケルディオン大陸の北陸南西部、ブラウゼ地方に存在する、魔法国家ヴァンメーアにある魔法を学ぶための学園です。
ケルディオン大陸では各地で濃密なマナが観測され、研究者や魔法を収める人が多い傾向にあります。そこで、魔法について詳しく学びたい人や、魔法を学んで歴史を探りたい人、はたまた、魔法を学んで冒険や生活、お金稼ぎ、人生に役立てたい人に魔法を教えるために創られたとされるのが、この学園です。
魔法は独学で学ぶには少々難しいため、それを知りたい、より理解を深めたい。そんな人へ向けて門を開いている文字通り魔法を学ぶ場所…それが、叡智の風浪なのです。
●学科
叡智の風浪には、分野ごとに分かれたさまざまな魔法の学科が存在します。学科は2つまで掛け持ちが可能で、場合によっては許可があれば3つまで掛け持ちをすることが出来るとされています。
・真語学
真語魔法を主に学ぶ学科です。呪文による魔法、マナを中心に繰ることで引きおこる魔法を教えます。
・操霊学
操霊魔法を主に学ぶ学科です。呪文による魔法までは真語学と同様ですが、真語とは違う点として、マナに関しては浅く、霊的存在を操ることで引きおこる魔法を中心に教えます。
・神聖学
神聖魔法を主に学ぶ学科です。呪文ではなく、祈りによって引きおこる神の奇跡について教えます。正しい祈りの姿勢など、そういったことを含めます。
・妖精学
妖精魔法を主に学ぶ学科です。呪文や祈りとは別に、妖精を介して起こす魔法を教えます。妖精との契約や、妖精語の勉学についても含めます。
・魔動機学
魔動機術を主に学ぶ学科です。これは厳密には魔法というより、原理や化学に近いです。機械を操ることによって引きおこる魔法を中心に教えます。
・森羅学
森羅魔法を主に学ぶ学科です。自然の力を借りることによって起こす魔法を教えます。植物についての研究や勉強をすることも含めます。
・召異学
召異魔法を主に学ぶ学科です。異界の力を使うことによって引きおこる魔法を教えます。魔神についての研究も大きく行います。
・深智学
特殊な学科で、深智魔法を扱うため真語学と操霊学を同時に学びます。双方を浅く学ぶため、どちらかを中心には学べず二つの学科よりも勉学が遅れますが、どちらも学ぶことが出来ます。
●副学科
魔法とは別のジャンルの学科で、上記の魔法の学科以外で1つ持つことができます。
・課外学
魔法とはあまり関係のない、探索などで役に立つ技術を教えられる学科です。
・知識学
・薬草学
・練体術
・騎乗術
・錬金術
・天地学
・軍問学
・占術学
●学園内施設
以下は、学園内で利用できる施設の一覧です。学生であれば、だれでも利用することが出来ます。
●学生寮
叡智の風浪に所属する学生たちが住める居住棟です。平民・貴族共用の量と貴族用の寮があります。基本的に入学者は誰でも部屋をもらえますが、だいたいは1部屋二人の個室です。ただし、学園に多額の寄付を収めていたり、名門の貴族には1人用の個室が与えられる場合があります。
・食堂
学生寮の中にある食事場です。食事はメニュー制で、学生にやさしいとりあえず量と値段を優先するメニューや、貴族が満足するための豪華なメニューもあります。
・サロン
学生寮の中にある学生が集まるための共用スペースです。魔法や研究について意見を交換し合ったり、魔法以外にも世の中の情勢について話し合える場でもあります。貴族同士のコネクションが取れる数少ない場でもあり、ここで円を作っておく学生も少なくはありません。
・遊技場
チェスやリバーシといったボードゲームから、ビリヤード、ホッケーなどのテーブルゲームがある部屋です。学生にとっての交流を深める場であったり、休日を過ごす場です。
●魔法訓練棟
主に魔法の試射や、訓練のための模擬戦などが行える場所です。魔神の召喚も許可されており、送還に失敗した場合でも簡単には壊れない特殊な構造で出来ています。
●学園図書館
魔法の研究資料や魔法に関する本、魔法の歴史について書かれた書物がたくさん保管してある場所です。学生は禁書庫以外のすべての書籍の閲覧権限を持っています。
●研究棟
魔法や魔物の研究、解剖を行うための場所です。新しい魔法を作り上げたり、物品を錬金したり、必要な材料はほとんどそろっていますが、素材を使うにはお金が必要です。
●その他施設
・購買部
学園内の広場に、小さな市場のような区画があります。学園を管理する人間や学生が、仕入れた商品や自身が作った魔道具などを販売、購入できる場所です。
・運動場
体を大きく動かす運動ができる場所です。屋内、屋外共に存在し、ストレス発散や健康を目的に使用する学生も少なくはありません。
●由来
「叡智の剣と海、そして風」。”叡智の剣”の嘆いた時に流した涙が零れ落ちて世界に広がっていく様から風浪。大いなる存在の波紋は、現代の私たちにとっての海で起きる波の起こりはじめのようであるという事。また、風浪からやがてうねりへとなっていくことを成長していく学生に見立てています。
風浪とは不規則で尖っている発達過程の波のこと。この”発達過程の波”とは、様々な学派や将来の適性がある大小の魔法使いの卵たちに見立てています。やがてそれは”規則的で丸みを帯びたうねり”…方向性が定まり、しっかりと実力が形になった者達となるのです。
流派装備
秘伝魔法
下記は、叡智の風浪にて教えられる一般魔法です。
これらの魔法は「冒険者レベル」と同じ数まで、選んで取得することができます。注意として、これらの魔法は魔晶石などのアイテムによるMPの肩代わりができません。
魔法に使う魔力は、どの魔法技能の魔力も使用することが出来ます。
- 1
- ≫△【一般収納魔法】
- 必要名誉点
- ―
- 消費
- MP1
- 対象
- 発動体1つ
- 射程/
形状 - 接触/
―
- 時間
- 一瞬
- 抵抗
- なし
- 属性
- ―
- 概要
- 《魔法の発動体》を収納する。発動体が武器の場合、カテゴリ《スタッフ》のみ収納可能。
- 効果
自身の魔力の中に、《魔法の発動体》となる物品を格納します。
事前に自身の魔力によって印をつけておいた《魔法の発動体》を、補助動作で収納することができます。取り出しの際は、MPの消費は必要ありません。
印をつけて収納できるのは、術者1人につき魔法の発動体1つまでです。既に印をつけている発動体がある状態で別の発動体に印をつけた場合、前につけていた発動体の印は消え、収納している場合は外に自動的に出てきてしまいます。また、別の誰かが印をつけた発動体や専用化された発動体には、印をつけることができません。
この魔法の行使には《魔法の発動体》が必要ありません。
- 1
- 【一般攻撃魔法】
- 必要名誉点
- ―
- 消費
- MP2
- 対象
- 1体
- 射程/
形状 - 1(10m)/
射撃
- 時間
- 一瞬
- 抵抗
- 消滅
- 属性
- 純エネルギー
- 概要
- 威力0ダメージ。追加ダメージの魔力は半分で計算する。
- 効果
魔力をそのまま撃ち出し、対象に「威力0+魔力/2」点の魔法ダメージを与えます。この魔法は魔法使い系技能がなくても行使することが出来ますが、魔力が0の場合追加ダメージはありません。
威力 ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ⑪ ⑫ C値 0 0 0 0 1 2 2 3 3 4 4 ⑩
- 1
- ≫△【一般防護魔法】
- 必要名誉点
- ―
- 消費
- MP1~
- 対象
- 1体
- 射程/
形状 - 0(5m)/
起点指定
- 時間
- 10秒(1ラウンド)
- 抵抗
- なし
- 属性
- ―
- 概要
- ダメージを止める魔力の障壁を作成する。
- 効果
対象の周囲に、対象へのダメージを阻む魔力の障壁を作成します。
対象が物理ダメージ、魔法ダメージを受ける場合、その適応ダメージを「消費したMP」点減少させます。ただし、消費させることができるMPは最大で「術者の冒険者レベル」点までです。この効果を適応するかどうかは、ダメージを受けるたびに、この魔法の対象が選べます。
この効果は1回使用すると(対象が障壁によって1回ダメージを受ける処理を行うと、HPなどが減少したかどうかにかかわらず)失われます。
- 1
- 【修練用強化魔法】
- 必要名誉点
- ―
- 消費
- MP2
- 対象
- 1体
- 射程/
形状 - 接触/
―
- 時間
- 30秒(3ラウンド)
- 抵抗
- 任意
- 属性
- ―
- 概要
- 器用度、敏捷度、筋力度、生命力、知力度、精神力の中から選んだものに+2。
- 効果
対象に魔力を調整して与えることで、対象の能力を一時的に強化します。
対象の器用度、敏捷度、筋力度、生命力、知力度、精神力の中から1つ選び、選んだ能力を+2します。これによって増強された能力が影響する判定や数値も強化されるため、HPやMPは増え、能力値ボーナスも獲得できます。