容姿・経歴・その他メモ

ヒメの母：ガイアスリリー（二つ名：母なる癒し手）
　→ヒメは「ガイア」と縮める
　→メイン技能はフェアリーテイマー

ヒメの父：アストロノーツ（二つ名：星に愛された貴公子）
　→ヒメは「アストラ」と縮める
　→メイン技能はプリースト

生まれた環境表
大事な大事な…/集落
メリアの集落で特別な地位の存在からの種だった。柔らかで栄養たっぷりの土に大切に大切に育てられる。みんなありがとう、大好き！

幼少期の経験表（能力値補正は不適用）
妖精の森で過ごした
妖精が多く暮らす森で育った。そのうち、妖精と仲良くなった。楽しい日々。

少年期の経験表
天才的吸収力
一度見たものや聞いたことを、きみはすぐに覚えてしまった。覚えるのに苦労するなど、本当だろうか。

青年期の経験表
魔法の筋道が見える
きみはどうすれば魔法の効果が目標に向かって正確に飛ぶのか、ある日感覚で理解した。説明はできない。だが、きみは的を外さない。

一回目のハプニング表
幸運／幸福
家族に愛され、家庭は笑顔に満ちていた

二回目のハプニング表
秘密の背景
いまは取り出せない財産を持っている

三回目のハプニング表
事故や悲劇
家族を失った（1：父）

経歴表
・両親に愛されて育った
・父親が旅に出ている（いた）
・決して手放せない小物がある
冒険に出た理由表
・家族を養うため

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ヒメは、とある平和な短命種メリアの集落で、集落の長である両親の元で生まれた子である。本物のお姫様のように美しい子になって欲しいという願いの元、『ヒメ』と名付けられた。そして、両親と集落民から愛され、自由奔放に育っていた。ヒメの周りは常に笑顔で満ちていた。

ヒメの一番の友達は妖精だった。母はフェアリーテイマー技能の持ち主であり、多くの妖精と過ごしていた。母が使役する妖精に守られ、何度も妖精の森に足を運び、自然とフェアリーテイマーとしての知識は身についていった。

ヒメは賢かった。知識も感覚も、全て勘で掴み取ったものだ。
しかし、ヒメは同時に、悪く言うとアホだった。自分が賢い事に気づいていないのである。

しかし、そんなヒメにも別れの時は訪れる。
ヒメが幼いながらもある程度一人でできる程度に成長すると、父は冒険者として復帰したのだ。
父には冒険に出る理由があった。しかしそれでも、ヒメのことを優先してくれていた。
父は新しい聖印を買い、何年も使った古い聖印を「決して手放してはいけない」という言葉と共にヒメに預けたのだ。
ヒメは父と別れたあと、父の真似をして、毎日『導きの星神ハルーラ』に祈りと願いを捧げた。少しずつではあるが、ヒメはプリーストとしての才能も開花させていた。

ヒメの父は、一攫千金を狙って冒険に出ていた。多くの金を得て、集落をもっと豊かにすることが目的だった。
ヒメの父は非常に慎重な性格の持ち主だった。少しでも金や財を得れば、人でも物でも、信用できるものはなんでも使って、それらを隠した。
それらはヒメのみが見つけられるようにされているらしいが、その事も、金や財の存在も、ヒメは全く知らない。
ヒメの父は、自身が自覚していないだけで、いつしか一攫千金を得ていたのだ。

そんな父は、冒険の最中に命を落とすことになる。
金目当ての犯罪に巻き込まれた訳ではない。冒険者として強大な魔物または蛮族に立ち向かい、命を落としたのだ。
父の仲間も、ヒメの母も、父の仇を討つことはなかった。父は恨めしい最期を迎えたのではなく、誇らしい死に様で散ったからだ。
父が誇らしく亡くなったこともまた、ヒメはまだ知らない。

ヒメには父親に似た癖がある。
上記の通り、父親には強い貯金癖があった。貯めた金を何かしらの形でばら撒くことで上手く隠すのだ。
一方、ヒメが抱えているのは浪費癖だ。多くの金を手に入れた瞬間、何かしらの形に変えて、他者に配ってしまうのだ。
二人の癖に共通することは、『自分よりも他者を優先して助けようとする』ことだろう。
父親が亡くなったことをまだ知らないヒメは、父と母を養うために、未成年ながら冒険者として父の背中を追うのであった。

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