貴族Lv４

戦争で財を成したテロル家の次男坊。母方が元々貴族であったこともあり、様々な礼儀作法には通じている……はず。

商人Lv３

門前の小僧習わぬ経を読む……どころか、自分で商売に関して学んでいる様子。

歌手Lv２

歌好き一般人のレベル。吟遊詩人や歌劇のフレーズを口ずさんだりしている。

踊り子Lv２

舞台で見た踊りを時々自主練習している。まだ人前で見せるのは恥ずかしい。

作家Lv１

黒歴史。

□背景
　ハルシカ生まれハルシカ育ち。戦争で財を成したテロル家の次男。箱入り息子。
　母を幼くして亡くし、父の男手と使用人たちの世話、父の部下たちに見守られながら育てられる。

□人格的特徴
　明るく夢見がちで正義漢が強い。作家ルドワード・ハルシオンの書いた「正義感溢れる主人公の冒険活劇」が好きで憧れている。
　父の再婚相手の連れ子として弟が出来たこと、母が亡くなっていたにもかかわらず家に父がほとんどいなかったこと、それらが我儘なボンボンに育つことを許さなかった。
　もっぱら、空想の中の英雄たちは泣きごとを言わず、弱気を助け強気を挫き、正義のために己の身を顧みない、優しい戦士たちだったのだから、そこに憧れればそういう風になろうと努力する。
　結果、家柄に似合わない正義感の強い優しい少年へと育っていく。
　また、鉄面皮な兄と不愛想な弟に挟まれ、明るく振舞うことを心掛けるように育った様子。

□尊ぶもの
　家族とみんなの幸せ。妄信の域まで尊敬する父が行動の判断基準の一つであり、いつか父の役に立つことが目標である。彼から見ると父は「みんなの“幸せ”を作るヒーロー」だからだ。
　彼の視点から見える父は、亡き母を愛し、優しく慈悲深く、カッコいい父親だ。この世に父を怨む人物が居るなど夢にも思っていない。もっとも、その父親の優しさとは「滅多に会えないから甘やかそう」「妻の遺児だからこそ大切にしよう」「兄とは違う道を歩むことを選ばせよう」という、突き詰めれば不器用なものなのだが……ハルはまだ知らない。

□関わり深いもの
　自身が生まれたすぐ後に亡くなった母親の願いで、家業に関わることが禁止されている。
　しかし、彼は家族が大好きだ。兄に無関心で居られても、弟に邪険に思われても。
　また、父の部下たち、所謂ところのテロル商会のエージェントや屋敷の使用人に至るまで、ハルの家族の概念はちょっと広い。図らずも、エージェントはハルの父を「親父」と呼ぶし、エージェント同士も「兄貴」だの呼んでいるし……

□弱味
　箱入りで育ったため、世間知らずであり、善悪の価値観は夢物語基準。
　まして、その正義感とは裏腹に、自身の今までの生活が何の上に成り立っていたのかすら知らない。

PC名【ハルメノス＝オクサ・テロル】　種族【ウィークリング（マーマン）】　性別【男】
取得技能【バトルダンサー6/コンジャラー5/ソーサラー4/フェアリーテイマー3/レンジャー4/エンハンサー1/セージ1/アルケミスト1】
キャラクターシートURL【https://yutorize.2-d.jp/ytsheet/sw2.5/?id=yixfE1 】
備考【ダイケホーンによるバフを撒きながらイーヴァルで殴ります】

PL:よるゆき

緑Ａ4

契約　土水炎風光闇

ゴーレム　ロームゴーレム(強魔化)　ストローゴーレム(強魔化)

ファミリア　猫(暗視付与)蛇(毒属性魔法ダメージ追撃)蛙(水中で溺れない使い魔)

オーク(連撃)
https://yutorize.2-d.jp/ytsheet/sw2.5/?id=v2Go4V
オーク(電撃)
https://yutorize.2-d.jp/ytsheet/sw2.5/?id=wjzWSb

「僕はハルメノスって言います。お気軽にハルって呼んじゃってどうぞ！」
「日々冒険をこなせば、自ずと日銭は稼げる……はず！」
「お父さんの言うことはいつも正しいんだ。ほら、僕、割と世間知らずだから……」

兵器の卸売りなどで財を成したテロル家の次男坊。
先祖返りでウィークリング(マーマン)として生まれたため、箱入り息子として育つ。しかし、箱入り過ぎて自分がウィークリングだと気付いていない系ウィークリングでもある。更に、自身の家の家業に関して何も知らなかったが……ここ最近、自分を育ててきた金の正体に気付き始めた。
本人は英雄譚に憧れ、正義感が強かったが、さまざまな出来事が彼にひねくれと達観を付与した様子。
戦闘スタイルは、ダイケホーン双霊氷法とイーヴァル狂闘術を組み合わせた絵面重視。妖精魔法？　知らない子デスネ。

『自分がウィークリングであると気付いていない』ので、その辺は突かれても躱します。今はまだ。

中の人はまだまだSW初心者のよるゆきです。
どうぞ、よしなにしてくだされー

Lv6 30000点 600点 1500点 24回 155200G 2回 フランベルジュ
Lv7 41000点 800点 1500点 32回 215200G 2回 フランベルジュ

自身がウィークリングだと知らない

　戦争で財を成したテロル家の次男坊として生を受けるも、先祖返りからマーマンのウィークリングとして生まれる。
　自分の踝より先（鱗におおわれているし僅かにヒレがある）や、わき腹（よく見ると鰓がある）は皮膚病だと教えられてきたし本人もそうだと思い込んでいるようだ。
　暑さに弱く、寒さがへっちゃら。昔から泳ぎは得意で水中で長く息が持ち、肌が乾きやすく日焼けしやすい。それらも全部「病弱だから」で済ませている。そのため、特別な軟膏をよく使っており、近づくと甘いような香ばしいような匂いがしたりするようだ。

戦争で財を成したハルシカ商協国の貴族　テロル商会

　ランドール地方で起きている戦争で、争う両者に対して兵器の販売業者、所謂、武器商人、あるいは戦争屋である。
　主に、繰霊術によるゴーレムやアンデット、蘇生の知識を販売（蘇生は行わない）、『生物無生物問わず』様々な“商品”を幅広く扱っている。
　商売は主に、ハルの父親と兄が行っている。時には、自分たちで荒事にも当たり、私兵も多く抱えているらしい。もっぱら、周囲からは「テロル家と言えばマフィアのようなもの」という認識はあるようだが、あくまでハルシカのルールに（ギリギリながら）則り、人々の血と怨嗟で商売をしている。
　なお、貴族としては一度没落後に立て直した身であり、なんとか評議会員になろうとしている様子。
　また、ハルの亡くなった母親の願いでハルが家業に関わることは禁止されているため、ハルは家業に関して「詳しくは知らないが、多くの人を助けている家業」だと思い込んでいる。

破裂寸前の家庭環境

　ハーヴェス王国出身の冒険者にして作家。伝承から古今の様々な叙事詩に通じ、舞台の台本からお店の店頭に掲げるフレーズまで、様々な執筆を行うスーパー作家。
　彼が書いた『蒼の守り人』という作品の主人公『ミクサ』が両手剣の使い手であり、氷の妖精『ルー』を相棒にしていることから、ハルの戦闘スタイルはおおむね『ミクサ』の真似である。
　殴る時に技名を高らかに唱えながら殴る……カッコいいじゃないか！！

煌びやかに輝く、透き通った液体が封入された薬瓶です。
蓋を開けると自然豊かな森の中にいるような錯覚を覚えるほど、深い碧と澄んだ川の香りが辺りを包み、心身に安らぎを与えます。
この香油には精神を集中させたり、高揚を落ち着ける効果が期待できるでしょう。ですが、神聖魔法【サニティ】ほどの効果は期待できません。
あくまでも、己が魅力を高めるための、嗜み程度の品に留まります。

　人の悪意は留まることを知らず、しかし自身が蛮族であるなら、バルバロスであるならばそれは誇りとなった。
「ああ、ああいう人族を見ると安心する。アレとは違う」と……
　そして同時に嫌悪する。吐き気を催す。

　人は小さな小さな悪意や身の上の不満から、平然と自分より弱そうな、殴れそうな相手へ殴りかかる。その拳を受けて、それでもと思い続けて、一時のことだと思い続けて、その上で変わらぬ人の悪意に晒され続けて……疲れてしまった。

「ならば殴り返せばいい。人とは、他者を殴りつけることに悦びを覚える種族だ。暴力を正当化し、他者を排斥し、気に入らない者に罪を擦り付けるためなら……自分の正義に酔いしれるためなら何でもする」
　なるほど、ならば殴り返せばいい。
　暴力を振るってくる以上、仕返しされることを前提でなければ成り立たない。
「ムカつくから」「目障りだから」「殴ることで他の誰かとの間で笑いがとれるから」それらを彼らは「仕方がなかった。自分は悪くない」「ほんの遊びだ」と……自分が足を踏まれたなら烈火のごとく暴力に訴えるというのに、だ。

「人を憎んでいるのか？」
　すべての人がそうではない。きっと全体の二割、いや、ごく少数。取るに足らない僅かな、声高に叫ぶ畜生がそうというだけで……
「でも、我慢し続けてきたのだろう？」
　それは、他の人のために耐えてきただけだ。トラブルに発展させれば、団体行動では支障をきたす。そうなれば必ず彼らはこういうだろう「あいつが居たせいだ」と。

　……いや、自分のために、耐えてきただけだ。

「なら、もういいんじゃないか？」

　やったら、やりかえされるのは自然の摂理だ。やられて、笑顔で受け流すなんて……

「まるで、馬鹿じゃないか」


　そっと、海に身を沈める。
　潮風が頬を撫でる。水面の温度差がこそばゆい。視界に被る波が邪魔で目を閉じて、息を吐いて沈んでいく。
　自分が人でないなら、いっそ、人と同じになる前に泡となって消えよう。あんなものには成らない。


　海はこの憎しみも溶かしてくれるだろうか。きっと……