容姿・経歴・その他メモ

かつては貴族だった
濡れ衣を着せられたことがある
大切な約束をしたことがある
破産した

タンノズの集落にて生まれ落ち、生後間もなく川にそのまま投げ捨てられることとなった

本来は死ぬはずの運命。しかし幸運にも、その下流にて川遊びに来ていた辺境の貴族に見つけてもらえた

ナイトメアの比にならない穢れた存在、蛮族として生まれたもの。普通なら拾われることはなかった
しかし、本当にたまたま、貴族の道楽として引き取られることとなる。

それから、蛮族としての高い身体能力を生かして私兵として訓練を受けることとなる。が、同時にその整った見た目を長男に見染められ、妾としても扱われるようになる（当時長男28、シシキ12）。

本来であれば死ぬはずだった身。しかしそれを拾い上げ、育ててもらい、生きる術を与えられ、形はどうであれ家族のようにすら扱ってもらえることに

シシキにとって、その日々は幸福そのものであり。
穏やかに、その日々が続いてくれれば……そう思っていた


この生活において、ひとつだけ思い違いがあったのだ。貴族たちからは受け入れられていても、使用人からはそうではない。その事実を

ある日、屋敷内で資産を盗まれるという事件が起きる。その犯人探しをしていくと、シシキが犯人として浮かび上がってくる。
使用人たちからもその証言が多数あがり、そんな覚えはないと声高に言い続けても届かない。理由は簡単
『シシキが蛮族だから』


そうして、シシキは全てを失った。
せめてもの慈悲に残してくれた、愛されていた証のドレスだけを残して

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