容姿・経歴・その他メモ

5-5-2　5人以上の兄弟がいる（いた
6-5-5　同性の家族がいない
2-2-3　育ての親に拾われた
4-6　家族をすべて失ったので

ズゴーグは大家族であったが皆血はつながっていない、なぜならば孤児院の皆が家族だったからだ。
ズゴーグ自身も実の親のことはわからず気がついた時から孤児院で生活していた。
孤児院には多くの人族がいた、人間もエルフもリカントも、リルドラケンやメリア、ナイトメアももおり種族も人数も多かった。
成人したものは孤児院を出ていくのだが、孤児院ではその後は冒険者というのが多いだろうがこの孤児院では先達が冒険者として築いた人脈の中で孤児院から出るものを雇ってもいいという話があると働き口を持ってきてくれてそれでまっとうな職につけるものが多くいた、むしろ自分が希望しなければ冒険者にならないぐらいであった。
ズゴーグもまたその口利きでとある町の兵士として就職した、あまり大きな町ではなかったため農地や牧場での作業も手伝ったりもして生活し、浮いたお金を少ないが孤児院に寄付していた。
街で兵士のしごとをしながら頼まれれば作業の手伝いをして、1年に1度孤児院に帰り少ないが寄付をして懐かしい食事をとる。
そんな生活が20年以上続いていたがある日終わりを告げる。いつも通り寄付金を持って孤児院に向かうとそこにあるのは廃墟であった。事態が呑み込めないズゴーグはとりあえず近づくと入り口の前に立て看板があり「当孤児院関係者は〇〇の街の□□亭にて事情を説明する」と書いてあった。移転したのだろうと自分に言い聞かせその場所まで行き、話を聞いたズゴーグは心底絶望し、そして心の奥より復讐の火が灯る。
なにものかの襲撃によって孤児院は10か月前に破壊され、院長が皆を逃がそうとしたが院長含め多くの家族が犠牲になり生き延びたのはわずかだけだという。
院の先達の冒険者には荒事は俺たちに任せてお前はいつも通りの生活し、お前の住んでいる町や残った家族を守るのも必要なことだといわれ住んでいた町に戻るズゴーグだが戻るまでの間に復讐の炎は抑えられるものではなくなっていた。
最後の理性で事情を話し、仕事をやめて、街の知り合いに挨拶をし、町を出る。
振り上げた鉄鎚を止めるものはもはやいない、周囲にも自身でさえも。
だが、20年以上人を守ってきたのだ、隣に立ち、手が届くものぐらいは守ろう

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