秘神ルフラン(仮降臨体)
- 知能
- 高い
- 知覚
- 魔法
- 反応
- 腹具合による
- 穢れ
- 4
- 言語
- 魔動機文明語、汎用蛮族語、バジリスク語、ドレイク語、魔神語
- 生息地
- ルフラン島
- 知名度/弱点値
- 20/24
- 弱点
- 回復効果ダメージ+3点
- 先制値
- 21
- 移動速度
- 15(浮遊)
- 生命抵抗力
- 21 (28)
- 精神抵抗力
- 25 (32)
攻撃方法(部位) | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
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剣(人身) | 23 (30) | 2d6+27 | 18 (25) | 12 | 147 | 147 |
祭壇 | ― | なし | ― | 20 | 80 | 50 |
腕(ゴーレム・鉄人) | 16 (23) | 2d6+18 | 9 (16) | 16 | 105 | ― |
腕(ゴーレム・岩亀) | 17 (24) | 2d6+20 | 12 (19) | 18 | 120 | ― |
- 部位数
- 4(人身、祭壇、ゴーレム・鉄人、ゴーレム・岩亀)
- コア部位
- 人身
特殊能力
※全数値剣の欠片(全部位で15個)適用済み
●全身
[常]通常武器無効
[常]死亡期待の可能性
キャンペーン中に発生した「ループ内におけるポシビリタス契約者の死亡数」の数だけ、PC達を死に近づける。
※アル1回、ソレル1回、シエル3回、リコリス1回 →戦闘開始時、「ループ内におけるポシビリタス契約者の死亡数」は6
効果は以下の2種類。
①全ての行為判定に関して、「+(ループ内におけるポシビリタス契約者の本来の死亡数)」のボーナス修正を得る。
②「ループ内におけるポシビリタス契約者の死亡数」が3以上の場合、[部位:人身]が「[常]2回行動/〇複数宣言=4回」を得る。
この効果は、PCが「死を受け入れる」ことで軽減することが可能である。
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各PCは、戦闘中いつでも好きなタイミングで、自分が望む回数分「死を受け入れる」ことができる。受け入れられる回数に、(データ的には)実際のキャンペーン内での死亡回数は関係ない。
「死を受け入れる」場合は以下の処理を行う。
【ルーンフォークでない場合】PCは即座に穢れ表を振る。この時、死亡からの経過日数は便宜上10日として扱う。穢れ表の結果を即座に適応すること。穢れ表によってレブナント化した場合、
【ルーンフォークの場合】PCは即座に最新の1年分の記憶を失う。この際、この「1年」は、PCが実際にキャンペーン内で過ごした年月(今回の場合は6ループ分=半年間)も含めてカウントする。
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「死を受け入れる」処理が1回行われるごとに、「ループ内におけるポシビリタス契約者の本来の死亡数」は1減少する。
[主]変身
観察した対象の姿や能力を写し取り、それに変わります。一目見ただけの対象であるならば、所持品を含めたその姿の身を等しくすることができます。1分(6ラウンド)の間、観察できたならば、口調や仕草もそっくりに真似ることが可能で、親しい人間でもまず見破ることはできません。1時間の観察で、能力や記憶のすべてを手に入れます。この状態では、この魔物自身が持つ能力に加え、観察・変身した対象の技能や魔法をすべて使うことが可能です。「[主]変身」を解除したら、この効果は失われます。「[主]変身」の解除も主動作で行います。
●人身
[主]神聖魔法(ルフラン)、魔動機術15レベル/魔力19(26)
[常]複数宣言=2回
[常][宣][主]魔法適正
戦闘特技《マルチアクション》《ターゲティング》《魔法収束》《魔法制御》《魔法拡大/数》を習得しています。
[宣]かばうⅡ
[常]ポシビリタスの契約者
「可能性付加」「可能性再生」「可能性固定」「可能性記憶」「可能性改変」の対象者です。
ただし、「可能性固定」「可能性改変」権の残数は0です。
[常]執着の殉教者
「蛮将ファスティ・セプテス」がHPが0以下になるダメージを受けた際、一度だけそのダメージを肩代わりすることができます。
[補]神の嘆き/19/精神抵抗/半減
この特殊能力は、「蛮将ファスティ・セプテス」の死亡後、1ラウンドに1回のみ発動されます。「射程:自身」「対象:全エリア(半径50m)/すべて」に、「2d6+25」の衝撃属性ダメージを与えます。
この能力の発動後、この部位はすべての行為判定に-1のペナルティ修正を受けます。このペナルティ修正は累積します。
●祭壇
[主]信仰授受
任意の「ルフラン神官([部位:人身]含む)」のHPとMPを、10*(戦場に存在するルフラン神官の人数)だけ回復します。
[主]信仰威光/19(26)/精神抵抗
「射程/形状:2(50m)/貫通」で聖なる裁きを与えます。対象に「2d6+20」の純属性魔法ダメージを与えます。
この能力は、連続した手番には使えません。
●ゴーレム・鉄人
[宣]かばうⅡ
[主]振りかぶる
次の手番、攻撃が必中・打撃点+7になります。
[常]ガーディアンⅡ
[常]攻撃障害=不可・不可
[部位:人身]は、近接攻撃と遠隔攻撃の対象になりません。
[部位:ゴーレム・鉄人]あるいは[部位:ゴーレム・岩亀]のいずれかのHPが0以下になった場合、この能力は失われます。
●ゴーレム・岩亀
[主]甲羅ガード
手足を甲羅に引っ込めて攻撃を受け流します。10秒(1ラウンド)の間、防護点が+10されます。
[宣]かばうⅡ
[常]ガーディアンⅡ
[常]攻撃障害=不可・不可
[部位:人身]は、近接攻撃と遠隔攻撃の対象になりません。
[部位:ゴーレム・鉄人]あるいは[部位:ゴーレム・岩亀]のいずれかのHPが0以下になった場合、この能力は失われます。
戦利品
- 自動
- 大悪魔の血晶(1600G/赤S)
- 自動
- 秘騎士のガイスター(金SS/41500G)
- 自動
- 蒼玉の指輪(5000G)
解説
大破局時代の騎士・ルフランが、狂神ラーリスにより小神として引き上げられた姿です。
純粋な信仰心から生まれた神ではなく、狂神ラーリスが、ルフランの死を目の当たりにした蛮将ファスティに対し「小神とすれば魂を輪廻に返さずに=魂を手放さずに済む」「いつか十分な信仰心さえ集まれば、神として現世に降臨させ、再び二人で暮らすことも可能」と囁いた結果、ファスティが「セプテ島を守った守護神」としてルフランを信仰するよう当時の島民たちに脅迫し、神として祀られるようになった……という経緯を持ちます。
ただ、信仰の始まりこそ歪でしたが、それから約300年間の間蛮族領域の只中に取り残されたセプテス島――後のルフラン島の人々にとってはいつか心の拠り所となり、ファスティ自身の熱心な布教もあり、細々とですが着実に信仰を集めていきました。
なお、大破局後の暗黒時代を経てルフラン島の人口が徐々に減少し、信仰強度を維持できなくなり始めた結果、司祭ファスティが「量よりも質を」「儀式の体系化と、実益による信仰の喚起を」と始めたのが巫女/巫士制度です。本来、生贄的なものを好む神ではなく、十分な信仰心さえ集まれば巫女/巫士を置く必要はありません。
神としては、「魔剣ポシビリタスにより幾度となくループを行い、自分の望むよう運命を捻じ曲げた」というルフラン本人の経歴・気質を引き継ぎ、「運命の改変」「反復」という性質が一番の大元となっています。
そのため、本来であれば「輪神」「改命神」と呼ばれる神なのですが、その後信仰の始祖であるファスティ・セプテスの願いの影響を大きく受け、「愛する人への執着」という性質も歪んで加えられたため、信仰内容が定まらず、現在の「秘神」という名に落ち着きました。
また、小神として引き上げた神は狂神ラーリス、布教を始めたファスティはバルバロス、主な信仰者は人族……という奇妙な状態であるため、教義内容も種族差や人族・蛮族双方の常識(主に互いへの嫌悪感情や魔神への忌避感)等を意図的に無視させるような内容が多くあります。
「魂に壁無し。今生の在処のみで、愛に線引くことなかれ」
「汝、愛望む者の手を取れ。手中に収むこと、躊躇うことなかれ」
「もう一度(ひとたび)を願う心に祝福を。過ぎ去りしを諦めることなかれ」
なお、零れ話ですが、本来のルフランは男性でした。
セプテス島の守護のためにループと試行錯誤を繰り返すうちに、敵将ファスティに惚れ込み、ファスティの恋愛対象が異性だけであると気づいた結果、「可能性改変」を使用して性別を変更。結果的にファスティの人族陣営への寝返りも引き起こし、「セプテス島の守護」という当初の目的もなし崩し的に達成されました。
上述において信仰の歪みとした「愛する人への執着」に関しても、大本を考えれば歪みとも言い切れないかもしれません。