容姿・経歴・その他メモ

容姿
　白髪セミロングで緑色の瞳をしている。身長は一般的な女性ルーンフォークに比べて大きめ。首と左手が硬質素材に覆われている。
　常に舞踏会で使われるようなマスクを付けている。プライベートでは礼服などを着用しているが、その時も仮面は外さない。また、チョーカーに触れようとすると怒りを顕わにする。

経歴
　培養されたジェネレータの機能が不全であったため、親となったルーンフォーク達の影響を強く受けた。その事実を聞かされた時、自分は彼らによってこの世に存在する事ができたと思い、その結果、集落を守るという事に特化した道を選ぶ。数年は集落の衛士として過ごしていたが、集落を訪れた商人に護衛の仕事を持ちかけられる。周囲の後押しもあり、およそ２年ほど商人キャラバンの護衛役を務めた。
　ある日、デュナを護衛役として取り立てた商人がキャラバンを抜ける際に誘われるものの、何か思う事があったのかこれを断り、集落に戻る事も無く、３年ほど一人旅をしていたと本人は語る。しかし再会した商人は「かつての彼女は、眼前に広がる世界の確かな光と使命を見つめていた。だが、今は……何があったのか、想像すら憚られるほどの暗い闇と、恐怖に近い執念で灯し続ける光が見える」と語った。それから間もなく、彼女は冒険者ギルドに登録した。目的はたった一言「ただ……今は世界が見たいだけ」と。

その他メモ
　戦い方はザ・タンク役。
　「守る」という事に執着に近い感情を燃やしており、その志を持つ者は等しく助けようとする。また、その意志・覚悟を嘲る者には決して容赦しない。
　ソードではなくアックスを使う理由は「戦闘以外にも使えるから」である。
　普段の振舞いはしっかりと礼儀を心得ているもの。誰に対しても敬語を使い、人によっては冷たい印象を受ける事も。何より、絶対に外さないマスクが胡散臭さも出している。
　基本的には護衛系統の依頼をこなしつつ、大きな街では舞踏会などの煌びやかな場に出没する事が多いのだが、いずれにせよ輪の少し遠くから場を観察しているといった雰囲気を出している。
　全体的に、物事の好き嫌いは少なく、必要とあらば黒い手段を使うことも厭わない。全ては「守る」という志を守る前提さえ守るのならば、どんな存在でも彼女は『守るべき』としてしまう。
　元々は『無駄』を苦手とする性格だったが、旅をしている中で自分が切り捨てていた物事に潜む美しさに感化され、以降は風流を解するように努力している。そんな彼女が初めて自分にとって『無駄』だとわかっていて選択したものがチョーカーである。彼女自身が変わろうとする決意の証でもある。夜会に興味を持ち始めたのもこの辺りから(その場自体はキャラバン護衛時代から触れている)。これもまた、彼女の『守る』という方向性の発露。

メタい話
　名前の由来はデュナミス。アリストテレスの哲学の概念で、平たく言うと可能性の種子の事。これから花開く可能的なものを指す。
　夜会において彼女はミス・デュナと呼ばれる。可能性を失う(miss)事を嫌う彼女が、自らの可能性を失わないように。と言う意味を込めて。

履歴

2019/05/12　初版。ステータス・容姿・経歴記述。

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