ハーヴェルト平原にいたところ、魔物達と戦い、仲間どうしで協力し合う冒険者を見て冒険者に興味を持った。好奇心から彼らの跡をつけているとそこはギルド【憧れの夜空】だった。すぐに冒険者登録を済ませ、【憧れの夜空】の門を叩きます。ーグラスランナーの野伏として。ギルド入会後の彼女はレンジャーとしての自然環境での活動、薬草やポーションの扱い、スカウトとしての偵察能力を買われ、戦闘面以外での活躍をしていた。しかし、彼女自身が仲間と連携をとって戦うことに興味を持っていたため、なにかとギルドメンバーに絡んでは武器の扱い方を教えて貰おうとしていた。しかし、圧倒的に筋力が足りず、武器を持てないことがほとんどだった。そんななか、ギルドメンバーの1人であるルィンヘンがオルネアに合うように作った弓を渡し、弓を教えてくれた。このことからルィンヘンのことを師匠と呼んでいる。

「ん、弓の撃ち方か?ワシの撃ち方が参考になるか分からんが、敵を狙って、その辺にガッとぶち込めば、当たるもんじゃ」すっげえギリギリ的に当たってる。(小声で「ｳｫ!?当たった⁉︎」)

ギルド入会前は各都市を転々として持ち前の器用さを生かして盗みを生業として生きてきた。時にはバレることもあるが体も小さく素早い彼女は誰にも捕まることはなかった。物心ついた頃からそんな生活を送っていたため幼少期の彼女に取って周りの人間を自分と同族であるとはあまり考えていなかった。流石に成人する頃にはあまり良いことではないという認識が芽生えてはいたが、それしか生き方を知らない彼女は気に入ったものを見つけては盗み、食べたいものがあれば食い逃げするを繰り返していた。一時期は同じ都市に留まり過ぎて“妖精の借り物”なんて都市伝説が生まれるほどであった。

気づく方は少ないというかいないと思いますが、オルネアの名前はスマートフォンゲームパズドラに登場する星を紡ぐ精霊シリーズのハエトリグサの虚邪霊・オルネアから来ています。今回キャラクターシートを作った経緯として、技能→種族→名前→設定といった順番になっており、グラスランナーなら植物系の名前がいいな...とパズドラの星を紡ぐ精霊シリーズを眺めながら花言葉を一つずつ調べていたところ、ハエトリグサ「ウソ」が目についたため、これはいい設定が書けそうだ(ﾆﾁｬｧということでハエトリグサがモチーフとなりました。花言葉を名前の意味に込めたいという思いがありつつもそれだとメリアと被りそうだなとも思っていたため、ハエトリグサという斜め45度を行く答えが出せたことに高い満足感を得ています。もちろん花言葉の「ウソ」は野伏と言って【憧れの夜空】に入会したことです。彼女は盗人として生きてきた過去をギルドメンバーには隠しています。