解説

何でもお手伝いする、お手伝いロボットです！

白い卵型の本体部に、真っ赤な目と2つの薄い金属製の脚部が付属し、幸せそうな笑顔を浮かべています。

ボタンのような赤い目が印象的な白い掃除ロボット。
常に周囲を掃除する。背中に『████ 社製』と小さな文字で書いてある。
当初このマシンは大量生産された家庭用ロボットだった。
パッケージに書かれている文言
『革命的なロボットが、掃除に、料理に、防犯まで、
　お宅の最高の住み心地を、安全・安心をお助けします！』
機械の気分が悪化するとその環境は『汚染されている』と認識される。
この時、以下の音声を鳴らしクリーニングモードに移行する。『汚染が検出されました。クリーニングプロセスを開始します』機械は掃除用具が設置されているはずの箇所に鋭利な刃物を備えている。
クリーニングモード時には、ナイフやのこぎりなどのバラエティに富む凶器で清掃を行う。
これらの刃物類は食肉類を切るためのものである。
噂では、掃除コマンドを出した際に清掃用ツールではなく料理用ツールを『誤って展開する』らしい。
この噂に対して、製作社側からの公式見解はない。
ロボットはパターン認識機能により、清掃をした後に人々の奇声が上がるという経験を蓄積する。
その経験を元に、奇声をある種の賞賛あるいは清掃継続の催促を意味していると認識する。

＜マシンのメモリに録音された音声＞
？？：わあい、新しいお掃除ロボットだ！
？？：（笑い声）お母さん、僕も！ 僕も！
？？：████ もさわってみましょうか？ 彼と遊びましょう！
（電話が鳴る音）
？？：ああ、はいはい。ちょっと待っていてね。
（マシンの電源が入る音）
オールアラウンドヘルパー：あなたのお供、ヘルパーロボットだよ！ 何をお手伝いしようかな？
？？：お掃除！ ぼくは掃除でお母さんを手伝いたい！
オールアラウンドヘルパー：周囲70％の汚染確認。クリーニングプロセスを開始します。
（ビープ音）
？？：やったあ！ 動き出し.........
（血液が飛び散る音、回転音、叫び声が数秒間続いてから電源が切れる）