容姿・経歴・その他メモ

経歴
C 4-4　冒険に誘われたことがある
C 5-1　物心がついた時には独りだった
B 5-4　役に立たない得意技がある

冒険に出た理由
3-5　家族を養うため

信条
1-1～1-2〈正義〉(平和、愛)

矜持・執着
5-4〈決して諦めない〉
6-1〈犯罪／違法行為を見逃せない〉

ハプニング
６１～６２　自分や家族が【奈落の魔域】に落ちた
６５～６６　本名や素性を隠している
６１～６２　素晴らしく美味なものを食べることができた

生まれてすぐか、それともそこで生まれたのか、それは定かではない。
わかるのは冒険者が救出するまでの５歳くらいまで魔域で暮らしていたということだけだ。

跡取りが全滅し、唯一生まれてすぐ遠くに住まわせたナイトメアの娘を本家に戻そうとした矢先に
その村が蛮族により壊滅。娘も行方不明となり絶望的な状況にあった魔術の大家ボーガット家が
髪と目の色が同じである拾われたナイトメアの子を引き取った。
それが今のクルノ・ボーガットである。
本名や本来の素性は不明。何せ情報が何もない。
わかるのは拾われた当初、タングでもわからない言葉で話していたことだけだ。
まずは言葉を教えるところから教育は始まった。

唯一の跡継ぎとして育てられたクルノはそのままボーガット家を継ぐと思われたが、当主が第二夫人との間に男児を授かった。
跡継ぎはそちらになり、ナイトメアで物騒な声帯を持つクルノを持て余してしまう。
しかし今更捨てるには外聞も良くない。そこで魔法学校に入学させることにした。
厄介払いになるし優秀な成績を納めればボーガット家の評判も上がる。
年齢が足りなかったが類稀なる能力や研究しがいのありそうな声など諸々の理由で特例での入学が許可された。
ボーガット家から少なくない金を払ったのもあったのだろう。
そうして学園での生活が始まった。

〇信条　1-1～1-2〈正義〉(平和、愛)
〇矜持・執着　5-4〈決して諦めない〉
飛び級、筆談、ナイトメア…ちょっかいをかける理由は数多く何かとトラブルに見舞われるクルノは片っ端から喧嘩を買って回った。特殊な生い立ち故面倒なことはできるだけ避けたいし目立ちたくなかったのだが、何故だか諦めて従属などしたくはなかった。
平穏無事に学業を修め平和に暮らしていきたいと願っているのにどうにもトラブル体質からは逃れられなかった。
昔会った邪神が何かしてるんじゃないか、と思ったが何もしなくともそういうのを呼び込む気質なのだという。
だから面白いんだよね、などと夢に出てきて宣う知人もとい知神に夢の中でパンチをくれてやった。

〇B 5-4　役に立たない得意技がある
クルノ自身の危険性からあまり近づくなと言われた義理の弟は、何故だか姉さま姉さまとクルノの後をついてくることが多かった。
慕われるのはあまり悪い気分ではないなとなんだかんだ弟を可愛がった。
ロームパペットにお手玉をさせたりファミリアの猫に玉乗りをさせたり、自身も手品などやってみたり。
そうして大道芸めいたことを繰り返すうちに得意技になってしまった。
学生として役に立つような得意技でもなかったが、可愛い弟を喜ばせることができるクルノにとっては大事な特技になった。

〇６１～６２　素晴らしく美味なものを食べることができた
当主に連れられ各地を廻るときに一度だけ骸骨道化亭でラーメンなるものを食べたがあまりに美味しく
どうにかしてもう一度食べたいと思っていた。
先達であるキヨ師がどうやらそこの関係者らしいと聞き、連れて行ってくれと頼むも「貴方を連れてくのはちょっと…」と
死にたくなかったらやめておけと言われる始末。しかしクルノは決してあきらめない。なんとかして食べに行きたいと思っている。



『生まれたときのことはよくわからないんだけどね、多分５歳くらいまでは魔域で暮らしていたみたい。
みたい、っていうのは人間に拾われるまで自分がどこにいたかわかんなかったからなの。
物心ついた頃に自分がどこにいる、なんてわからないよね？
どうやって生きていたのかって？　それはね、私もよくわかんないんだけど、神を名乗る不審者がいてね。
その自称神にいろいろ教わったり助けられたりして生きてたの。
人に見つかったとき、いつの間にかいなくなっていたんだけどね。
その神曰く、私の声は別の次元につながったり事象を捻じ曲げたりと結構危険な代物らしいんだ。
命の危機に際してその神とやらに声が届いてしまったらしくて。気まぐれで助けられて育てられたんだ。
面白そうだったから、だってさ。
私の声について何故知っているのかはそういう訳なの。
一度意地悪なメイドを殺しかけて以来ずっと筆談。
え、その神の名前？
教えてもいいけどこの世界の発音じゃないから聞き取れないと思うよ。
それでもあえてこの世界の発音で言うなら、えっとね。
「ニャルラトホテプ」
だよ。聞き取れた？』


●本当の名前について
本来の名前は『アビゲイル・インフィニアヌス』
300年前、屋敷が魔域に飲み込まれてしまった。当時2歳。
飲み込まれた先の魔域にてその特異な声のせいで魔域の中で新たな魔域を開いてしまった。
魔域の中で魔域を作り、歪めてしまった結果時間を超え今の時代の魔域にたどり着いた。
次元すら歪めてしまった結果ニャルラトホテプが興味を持ち、干渉してきた。
それからは、自称神ことニャルラトホテプとともに人間に発見されるまで暮らしていた。

●アミュレット（現イヤリング）について
これほどの効果を為すのは金をかけただけではない、純粋な祈りがあってこそだとわかる。
物心つく前だから覚えてすらいない。それでも、誰かに愛されていたことはなんとなく思い起こせるのだ。
顔もわからない家族だけれど、確かにいたのだろう。
たくさんの愛情をもらったことをうっすらと覚えていたから、何があってもまっすぐ立っていられたのだと思う。
きっと自分は冒険者になるだろう。家督を継ぐ弟がいるのだから家のことは問題ない。
むしろ奇怪な自身の特異性を考えると家にはいない方がいいだろう。
だから将来は冒険者にでもなろうと思う。
そうしたら、その生まれ故郷とやらに足を運んでもいいかもしれない。

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