【クロガネ一刀流】
- 入門条件
- 50名誉点、《挑発攻撃》未習得
魔動機文明時代後期に存在していた実践剣術、それがこの【クロガネ一刀流】です。
この流派が編み出された時代は、ガンが発明されて戦闘が遠距離攻撃に大きく傾いた時期であり、実践的な剣術は廃れていくばかりでした。
ですが、その中にあって、相手を見据える独特の構えで攻撃の軌道を予測し、それに合わせて攻撃を叩きこむこの【クロガネ一刀流】は、
「受けの剣術」としては「最強」とも呼ばれていました。
この流派の至上理念として「正々堂々相対する」事が挙げられます。
相手を挑発するような剣は邪道とし、入門を断ったり、あるいはそのような行動をとった者は破門としていました。
また、自身の力や速さにあまり頼らず、相手の動きを利用する剣術であったため、主に女性向けの剣術として発展したという歴史を持っています。
(もちろん男性の門下生もいましたが、女性の方が比率が多かったようです)
実際に「最強」と呼ばれていた時の師範は女性でした。
しかし、大破局の最中に道場が焼失。当代の師範であった女性もその火事により命を落としてしまい、
【クロガネ一刀流】は一夜にして幻の流派となってしまいました。
ですが、唯一生き残った門下生がその技を受け継ぎ、代を重ねて現代にまで伝えていました。
しかし【クロガネ一刀流】の全てを伝えきることはできず、幾つかの秘伝は失われてしまいましたが、基礎である三種は問題なく伝わっています。
流派装備
この流派に専用の装備品は存在しません。
秘伝
《一の太刀 五月雨》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 《全力攻撃1》変化型
- 前提
- 《牽制攻撃1》
- 限定条件
- 2H<ソード>装備
- 使用
- ファイター技能orフェンサー技能orバトルダンサー技能
- 適用
- 1回の近接攻撃
- リスク
- 回避力判定-3
- 概要
- 相手の動きを利用したカウンターが可能になる
- 効果
向かってくる相手の動きを先読みし、その軌道上に武器を構えておくことで相手の動きをも威力に転換する受けの剣技。
近接攻撃の追加ダメージに「2」点のボーナスを得ます。
さらに、自身の次の手番開始まで一度だけ近接攻撃へのカウンターが可能になります。
この時、非金属鎧を装備している場合に限り、命中力判定に「+1」のボーナスを得て実行でき、
カウンターに成功した場合、追加ダメージに「2」点のボーナスを得ます。
カウンターに失敗した場合は通常の処理と同様に相手の打撃点(威力表)の出目が12になります。
この秘伝は《二の太刀 陽炎》と同時に宣言することはできません。
また、《薙ぎ払い》などの複数を対象に取れる戦闘特技や流派秘伝とも同時に宣言することはできません。
上位秘伝:《全力攻撃2》変化型 使用:ファイター技能orバトルダンサー技能 /
・必要名誉点《30》。
追加ダメージのボーナスが「4」点になり、カウンター時のボーナスが「4」点に変化します。
上位秘伝:《全力攻撃3》変化型 使用:ファイター技能 /
・必要名誉点《50》。
追加ダメージのボーナスが「8」点になり、カウンター時のボーナスが「8」点に変化します。
《二の太刀 陽炎》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 《必殺攻撃1》変化型
- 前提
- 《牽制攻撃1》
- 限定条件
- 2H<ソード>装備
- 使用
- ファイター技能orフェンサー技能orバトルダンサー技能
- 適用
- 1回の近接攻撃
- リスク
- 回避力判定-3
- 概要
- 相手の急所を狙ったカウンターが可能になる
- 効果
向かってくる相手の動きを先読みし、それに合わせて相手の虚を突き急所を狙う受けの剣技。
近接攻撃の威力表の出目が「+1」されます。
さらに、次の自身の手番開始まで一度だけ近接攻撃へのカウンターが可能になります。
この時、非金属鎧を装備している場合に限り、命中力判定に「+1」のボーナスを得て実行でき、
カウンターに成功した場合の威力表の出目が「+1」されますが、追加ダメージに「-5」のペナルティを受けます。
カウンターに失敗した場合は通常の処理と同様に相手の打撃点(威力表)の出目が12になります。
この秘伝は《一の太刀 五月雨》と同時に宣言することはできません。
また、《薙ぎ払い》などの複数を対象に取れる戦闘特技とも同時に宣言することはできません。
上位秘伝:《必殺攻撃2》変化型 使用:ファイター技能orフェンサー技能orバトルダンサー技能 /
・必要名誉点《30》。
ペナルティが「回避力判定-2」に変化し、追加ダメージのペナルティが「-3」に変化します。
上位秘伝:《必殺攻撃3》変化型 使用:フェンサー技能 /
・必要名誉点《50》。
ペナルティが「回避力判定-1」に変化します。追加ダメージのペナルティは変化しません。
また、対象の「クリティカルを無効化」や「クリティカル値の増加」などの能力を無視できるようになります。
《三の太刀 飛花》
- 必要名誉点
- 50
- タイプ
- 常時型
- 前提
- ディフェンススタンス
- 限定条件
- 2H<ソード>装備
- 使用
- ファイター技能orフェンサー技能orバトルダンサー技能
- 適用
- リスク
- 概要
- 射撃攻撃に対してカウンターが可能になる
- 効果
こちらを狙う遠隔攻撃の軌道を相手の目線や銃口等から予測し、最速最短の斬り降ろしを放ち無力化する守りの剣技。
この秘伝を習得したキャラクターへ、回避力判定を要求する「形状・対象:射撃・1体」の遠隔攻撃が発生した場合、
その命中力判定に対して、1ラウンドに1回だけ回避力判定の代わりに命中力判定を行うことが可能になります。
自身の命中力判定が相手の達成値を上回った場合、その攻撃を打ち払い無力化することができます。(同値の場合は失敗となります)
要するに【死骸銃遊戯】の《アンチミサイルショット》の近接攻撃版となります。
また、魔法ダメージを与える遠隔攻撃に対しては、装備している武器が「魔法の武器相当」である必要があります。
「銀製の武器」では対応できません。