アマツマガツチ
- 知能
- 高い
- 知覚
- 五感(暗視)
- 反応
- 敵対的
- 言語
- ドラゴン語、妖精語
- 生息地
- 霊峰
- 知名度/弱点値
- 21/26
- 弱点
- 炎属性ダメージ+3点
- 先制値
- 23
- 移動速度
- 20/60(飛行)
- 生命抵抗力
- 19 (26)
- 精神抵抗力
- 19 (26)
| 攻撃方法(部位) | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 本体 | ― | ― | ― | ― | 1500 | - |
| 牙(頭) | 17 (24) | 2d+18 | 17 (24) | 10 | 300 | 50 |
| 胴体 | 18 (25) | 2d+16 | 16 (23) | 17 | 200 | 50 |
| 左腕 | 20 (27) | 2d+13 | 15 (22) | 13 | 300 | 50 |
| 右腕 | 20 (27) | 2d+13 | 15 (22) | 13 | 300 | 50 |
| 尻尾 | 19 (26) | 2d+17 | 18 (25) | 15 | 300 | 50 |
- 部位数
- 6(本体,頭,胴,左腕,右腕,尻尾)
- コア部位
- 本体
特殊能力
●全身
[常]嵐龍
①このキャラクターは『水・氷』『雷』『風』『毒』『精神効果』属性のダメージや不利な効果を受けません。
②このキャラクターは『麻痺』『睡眠』系の効果による悪影響を受けません。
②このキャラクターの攻撃は、誤射を起こさず、任意の対象を除外出来ます。また『鷹の目』を持っているものとして扱います。
③HPが0以下になった部位も、通常通り行動する事ができます。
④このキャラクターを倒して得られる経験点は、[コア部位]を除くHP0以下の部位の数だけ、更に+50点されます。
⑦このキャラクターに対する戦利品ロールは、HP0以下の部位2つにつき、+1回されます。
[常]痛恨撃(+8)
2dの出目が10以上で、物理ダメージを与える全ての行動に適用です。
[常]嵐の力
①このキャラクターのコア部位のHPは500未満になりません。このキャラクターのコア部位のHPが500の場合、第二形態へ移行し、この効果は無効化されます。
②このキャラクターの攻撃が回避された場合、1Rの間、対象の回避判定に-1の修正を与えます。
この効果は-6まで累積しますが、一度でもモンスターの攻撃が命中し「1」点以上のダメージが発生した場合、解除されます。
③このキャラクターの「水・氷」「風」属性の攻撃は、『水・氷属性無効』『風属性無効』の耐性を『抵抗判定自動成功』に置き換えます。
[常]龍のプライド
このキャラクターは可能な限り『激流ブレス』を使用します。このキャラクターが1度も『激流ブレス』を使用してない場合、コア部位のHPは0以下になりません。
[補]咆哮/25(固定値)/精神抵抗力/消滅
1R(10秒)の間、対象のあらゆる判定に-2の修正を加えます。この行動は1Rに1度しか使用できず、連続した手番には使用出来ません。
第二形態で解禁
[補]竜巻起こし/24(固定値)/生命抵抗力/半減
[射程/形状:自身/貫通]で[範囲:2エリア(30m)/全て]に「2d6+10」点の風属性魔法ダメージを与え、対象を転倒させます。
この攻撃は1Rに1度しか使用出来ません。また、特定の誰かを狙うことは出来ず、貫通処理によって命中の有無を決定します。
[主]大竜巻/31(固定値)/冒険者+生命+(移動力/10)/消滅
暴風の嵐に敵を引き寄せ、痛烈な一撃を与えます。
全ての部位の主動作を消費して宣言出来ます。
次のこのキャラクターの手番開始時、任意の一部位の主動作を消費して発動します。[射程:自身][範囲:2(50m)/全て]のキャラクターを、自身と同じ位置に引き寄せ「2d6+30」点の物理ダメージを与えるとともに、20m吹き飛ばし、転倒させます。(20m分の落下ダメージも適用します)
この宣言を行った次のPC側の手番時、このキャラクターの『コア部位』に対して『150』点以上のダメージを与えることが出来た場合、以下の効果を適用します。
・この攻撃が不発に終わります。(主動作は消費しません)
・そのRを含まず、次のPC側のR終了時までこのキャラクターは『飛行』の能力を失います。
このキャラクターと位置が15m以上離れている場合、『(離れている距離-10m)/5)』だけ、この判定に対する対抗ロールに+の修正を受けます。
この行動の宣言が行われた次のPC側の手番時、主動作を放棄して「全力退避」を宣言することにより、対抗ロールの際に参照する『移動力』の項目を『全力移動』を基準値として計算することが出来ます。この宣言を行う場合、全力移動宣言時と同等のデバフを受けます。(この際、全力移動に関連する効果を持っている場合は参照することが出来ます。また『回避力』『抵抗力』は例外的にデバフを受けないものとして扱います)
この攻撃は1R目には宣言出来ず、4Rに1度しか宣言出来ません。
(1度宣言をした場合、3R(適用ターン含む)のインターバルが必要です)
この行動で乱戦エリアが解除された場合、例外的に直後に移動することが出来ます。
●本体
[部位:本体]は主動作を行わず、如何なる行動の対象にもなりません。他の部位に適用されたダメージ分だけ、この部位のHPが減少します。また他の部位に適用された回復分だけ、この部位のHPが回復します。ただし、一度の動作で複数の部位のHPが変動した場合、最も大きく変動したもののみが適用されます。(回復とダメージが同時に発生した場合、それぞれの最大値が適用されます)
●牙(頭)
この部位のHPが0以下の場合、この部位が使用する『ブレス』と名の付いた攻撃のダメージが『-5』されます。
[主]水球ブレス/18(25)/生命抵抗力/半減
[射程:2(30m)][対象:1体]に「2d6+15」点の水・氷属性魔法ダメージを与える。
このキャラクターとの距離の差が10m未満のキャラクターは、この攻撃に対する抵抗判定に-2の修正を受ける。
この攻撃は、連続した手番には使用できない。
[主]2連水ブレス/18(25)/生命抵抗力/半減
[射程:2(30m)][対象:1体]に「2d6+15」点の水・氷属性魔法ダメージを与える。
このキャラクターとの距離の差が10m以上のキャラクターは、この攻撃に対する抵抗判定に-2の修正を受ける。
この攻撃は連続した手番には使用できない。
第二形態で解禁
[主]激流ブレス/20(27)/生命抵抗力/半減
天高く飛び上がり、激流のブレスを地に向けて放ちます。
[コア部位]のHPが300以下の場合に使用出来ます。
[射程/形状:2(100m)/起点指定][対象:2エリア(半径100m/全て)]に「2d6+30」点の水・氷かつ風属性かつ断空属性の魔法ダメージを与えます。
●胴
[常]痛恨撃(+4)
このキャラクターが持つ『痛恨撃(+8)』と発生条件は同じで、効果は累積します。
[常]飛行(+2)
全ての部位に対して適用します。
この効果は、このキャラクター自身の効果以外では無効化されません。
この部位のHPが0以下になった場合、修正値が+1に減少します。
[主]錐揉み突進
[射程/形状:1(10m)/貫通]で「対象:1体」に対して、近接攻撃を行います。
この攻撃の打撃点は+4されます。
●左腕
[主]腕薙ぎ払い
5体までを対象に近接攻撃を行います。
この部位のHPが0以下の場合、打撃点が-5されます。
●右腕
[主]4連続攻撃・双撃
近接攻撃を4回行います。
この部位のHPが0以下の場合、攻撃回数が2回に減少します。
●尻尾
[常]痛烈な尾
この部位による攻撃は『○痛恨撃』の発生条件を『出目8以上』として扱います。
[常]部位破壊
[コア部位]のHPが1以上の状態で、この部位のHPが斬撃武器によって0以下となった場合、このキャラクターに対する剝ぎ取り回数を+1回します。
[主]サマーソルト
[射程/形状:2(20m)/貫通]で近接攻撃を行います。
この攻撃は、連続した手番には使用出来ません。
[主]尻尾薙ぎ払い
5体までを対象に近接攻撃を行います。
この攻撃は連続した手番には使用出来ません。
戦利品
- 自動
- 嵐龍の堅殻(500G/赤白金A)*HPが0以下の部位数
- 2~5
- 嵐龍の鋭爪(1000G/赤白金S)*1d3
- 6~9
- 嵐龍の飛膜(2000G/赤白金S)*1d3
- 10~12
- 嵐気胞(8000G/赤白金S)
- 13~
- 天空の龍玉(15000G/赤白金SS)
解説
4人用上位スペック
曰く、霊峰に棲む嵐の化身。曰く、大いなる厄災の龍。
ユクモ地方近辺では古くから伝承の中にその存在が残されており、
人々から「天の神」「暴風と竜巻を従える龍」「破滅の龍神」などと呼ばれ、畏れられてきた古龍。
山吹色の模様が入った白い飛膜を背に、黒い甲殻を腹に抱えた、細身で長大な姿をしている。
頭部には不釣り合いな程に巨大な2本の黄金の角が後方に向かって生えている。
その壮麗で神々しい角には傷らしい傷が全く存在しないというが、
これは強大な力を持つアマツマガツチに手向かえる者がいなかった証であるとされる。
本種は自らの意思で嵐を呼び、自在に操る能力を持ち、
何もせずとも大嵐を生むその力からハンターズギルドからは《嵐龍》とも呼ばれる。
古龍種には自身の縄張りに他の生物が侵入してもあまり気に留めない種や個体も少なくないが、
アマツマガツチは例外的に強い縄張り意識を持つとされる。
過去ユクモ村付近に姿を見せた個体は霊峰を中心に縄張りを張っていたが、
折悪くも霊峰付近を航行中に嵐龍と遭遇したギルド所有の飛行船が撃墜され、
一時は乗員の安否が危ぶまれる事態となったという事例がある。
火竜のブレスの直撃にも耐えるという強固な飛行船でさえ、
アマツマガツチの纏う嵐、その身から放たれる激流の前では為す術無く叩き落されるのみである。
また、アマツマガツチが纏う嵐は周辺一帯に暴風雨による水害、土砂崩れなどを多発させるため、
結果的に出現地域の生態系や人々の生活区域を諸共に破壊してしまう。
それほどの規模の嵐を移動手段としても利用しているため、
アマツマガツチが出現・接近するだけでも地域一帯には大災害級の被害が発生する。
古龍研究者の見解によれば、歴史上でユクモ地方周辺に発生した嵐が原因とされる災害には、
多くの場合この嵐龍が絡んでいたとされている。
事実として、大昔ユクモ地方において村一つがたった一夜で荒れ地と化すという天災が起こったが、
これは巨大な嵐が村を襲ったためだとされており、その原因こそ他ならぬアマツマガツチであるという。
また、その大規模な嵐は触発された周辺の生物の暴走を招くことが確認されており、
大嵐に伴う破壊と暴走したモンスターが一つの都を灰燼に帰すほどの被害を齎した例もある。
なお、落雷や暴風をもたらすという点ではカムラの里近郊に出現した風神龍・雷神龍との類似性がみられるが、
カムラの里においては風神龍や雷神龍、百竜夜行を超える大いなる災いと称され、
過去に同里を襲った災害を含めても最大級の脅威として扱われている。
前述の能力によって自らの周囲に気流を発生させ、全身の羽衣のような飛膜で捉えることで空中に浮かび、
羽搏くことなく、まるで空中を舞う、あるいは泳ぐかのような動きを見せる。
なお、その動きを可能とするためか、海竜種やナバルデウスなどに近い「泳ぐ」事に適した骨格を持つ。
ちなみに一部の特殊な能力を持つ古龍種は、角に甚大なダメージを負ったり、
毒などによって体内器官が衰弱すると能力の制御に支障を来すとされているが、
アマツマガツチに関してはこれらの手法による能力への影響は確認されていない。
体内には膨大な量の水を蓄えられる「嵐気胞」と呼ばれる特殊な器官を持ち、
この嵐気胞に蓄えた水を口から放出して外敵を迎撃することが可能。
とりわけ高圧縮した水をレーザーのように放つ攻撃は危険で、
その威力は地面を穿ち、大規模な水柱を生じさせるほどの威力を発揮する。
また、周りの気流を操って防御壁としたり、突風に乗った突進を行うほか、
外敵を取り巻く小規模の竜巻を連続発生させる、吸引するように自分の元まで引き寄せる、
天まで立ち昇る巨大な竜巻を生み出すなど、嵐を操る能力を存分に使った大規模な攻撃を見せる。
時には小型の外敵を大規模な気流や竜巻で拘束してから攻撃を仕掛けることもあり、
こうした攻撃に巻き込まれたハンターは特殊な空中軌道をもって回避する術が求められる。
なお、アマツマガツチが従える暴風はもはや風の域にはなく、風圧に耐えうる防具も全く用をなさない。
外敵の自由を奪い、巨岩すらも軽々と巻き上げる気流を無力化する術は未だに見つかっておらず、
災厄を止める手立てはアマツマガツチを制することのみである。
興奮状態に入ると眼や胸部が淡い橙色に光り輝く。
その妖しげな光に照らされた者は未来を奪われるとも言われている。
そして生命の危機に瀕した場合、更に飛膜の模様が赤い斑点に変化し、
全身の白い飛膜が黒ずみ、角がさらに強く鮮やかに輝きだす。
また、本質的には雷属性の力も秘めており、激昂時にはその力が顕在化する。
激昂し真の力を発揮したアマツマガツチは、もはや風を操るというスケールには収まらず、
嵐が発生する際に起こりうる三つの厄災「暴風」「落雷」「水害」を統べる、
まさに「嵐を司る龍」を究極的に体現した存在となって敵対者を追い詰める。
天に舞ったのち爆発的な下降気流を発生させて地表を暴風と雷電に包み込み、
更に雷の力を最大開放して夥しい雷撃で周囲広範囲を薙ぎ払う大技はその極致と言え、
歴戦の狩人であろうとも対策を講じずまともに食らえば致命傷は免れない。
余談だが、ユクモ地方に伝わる伝承の一つに登場する神官は、
このアマツマガツチから得られる素材を用いて作られた特殊な装束を纏っていたという。
その神官は言霊の力によって森羅万象を読み取り、あらゆる災厄や天変地異をも鎮めたとされる。
この伝承から、アマツマガツチの素材から作られた装備には古の神官の言霊が宿ると考えられており、
それを身に纏う者は人の身でありながら人を超える存在となるという。