ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

ポポラス - ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

“知蒐家”ポポラス

プレイヤー:skgc

種族
メリア
年齢
18
性別
種族特徴
[繁茂する生命]
生まれ
神官
信仰
“樹神”ダリオン
ランク
フランベルジュ
穢れ
0
8
8
13
3
3
3
11
6
2
成長
2
成長
2
成長
4
成長
4
成長
9
成長
8
器用度
13
敏捷度
13
筋力
15
生命力
23
知力
28
精神力
23
増強
増強
増強
増強
増強
2
増強
1
器用度
2
敏捷度
2
筋力
2
生命力
3
知力
5
精神力
4
生命抵抗
13
精神抵抗
14
HP
53
MP
87
冒険者レベル
10

経験点

使用
62,000
残り
1,150
総計
63,150

技能

プリースト(ダリオン†)
10
セージ
9
フェアリーテイマー
6
コンジャラー
3
アルケミスト
3
ソーサラー
2

一般技能

スカラー
4
ジュエラー
3
ペインター
1

戦闘特技

  • 《魔法拡大/数》
  • 《ターゲッティング》
  • 《鷹の目》
  • 《MP軽減/プリースト》
  • 《ダブルキャスト》
  • 《鋭い目》
  • 《弱点看破》
  • 《マナセーブ》

秘伝

  • 《戦域魔導術アンナマリーア》
  • 《戦域魔導術ベロニカ》

賦術

  • 【ヴォーパルウェポン】
  • 【パラライズミスト】
  • 【ヒールスプレー】

判定パッケージ

セージ技能レベル9 知識 +2= 16
アルケミスト技能レベル3 知識 +1= 9
魔物知識
+2=18
先制力
0
制限移動
3 m
移動力
13 m
全力移動
39 m

言語

会話読文
交易共通語
妖精語
魔動機文明語
魔神語
神紀文明語
汎用蛮族語
妖魔語
魔法文明語
マーマン語
ドレイク語
ドラゴン語
ノスフェラトゥ語

魔法/賦術

魔力行使/賦術
基準値
ダメージ
上昇効果
専用
ソーサラー技能レベル2 真語魔法 7 7 +0
コンジャラー技能レベル3 操霊魔法 8 8 +0
ウィザード最大魔法レベル2 深智魔法 8 8 +0
プリースト技能レベル10 神聖魔法 15 15 +0
フェアリーテイマー技能レベル6
使用可能ランク4&2
妖精魔法
11 11 +0
アルケミスト技能レベル3 賦術 8
武器 用法 必筋 命中力 威力 C値 追加D 専用 備考
カードシューター 0 0 賦術の射程+10m
ロッセリーニの魔導筆 0 0 魔法の発動体
技能・特技 必筋
上限
回避力 防護点
技能なし 15 0
防具 必筋 回避力 防護点 専用 備考
"我慢できない"ハードレザー 13 4 セージ知識パッケージ+1、1日毎Lv×10G出費(セッション間では半分)
合計: すべて 0 4
装飾品 専用 効果
聖王の冠 威力表F時でも魔力点回復
ラルヴェイネの観察鏡 弱点値-4
ラルヴェイネの金鎖
割れた羽の聖印
ロッセリーニの調声器 秘伝が使えるようになる
背中 勇者の証:心
右手 叡智の腕輪
左手 聖印
ディスプレイサー・ガジェット
ラル=ヴェイネの魔宝帯 主動作でMP10点消費時、即座にHP10点回復
華美なる宝石飾り
叡智のとんがり帽子 魔物知識判定+2
所持金
5,940 G
預金/借金
G

所持品

冒険者セット(残りたいまつ3)、保存食×26、魔晶石(5点)×1、(3点)×4、マナチャ5点、集中の鉢巻、叡智の腕輪×1、知性の指輪×1、矢筒
月光の魔符+1×4、+2×2
羽ペン×2、インク×2、羊皮紙×30、白紙の本×2、受益者のシンボル
ファンブル回数:29
勇者の証発動回数:0.5+0.5/8
(粘着液の太矢×1、雷鳴の太矢×1、太矢×12、ブロードヘッドボルト×12)
我慢できない本×1.170G分

割れた羽の聖印:何らかの行為判定を行った際、<割れた羽の聖印>を壊すと宣言し、1dを振ります。出目が「5~6」の場合、その判定を振りなおすことが出来ます。
この効果は1日1回のみ適用できます。

マテリアルカード

BASSS
920
18
名誉点
61
ランク
フランベルジュ

名誉アイテム

点数
冒険者ランク300
華美なる宝石飾り0
集中の鉢巻0
流派入門50
ロッセリーニの魔導筆0
ロッセリーニの調声器0

容姿・経歴・その他メモ

苦手な動物がいる、大病を患ったことがある、故郷の場所を知らない

好きなもの:学問、自然、絵を描くこと、宝石。宝石はキラキラしている感じがなんか好き。
嫌いなもの:束縛されること、コアラ(小さい頃食べられかけたことがあるため)

ユーカリのメリア。外見としては、頭部に一つ、白いポンポンのような花が生えており、またその周囲にはハート型の葉がいくつか生えているのが特徴である。加えて黒髪であり、瞳の色は綺麗なエメラルドグリーンである。
性格は、良く言えば裏表がない、悪く言えば少々毒舌。悪意があって口が悪くなるタイプではないので、余計にタチが悪い、と周囲の人々の間では評判である。といってもちゃんと相手を上げるときには上げるので、人間関係が険悪な訳ではない。本人曰く、「あと300年近くも人生があるんですから、自分に正直じゃないと疲れちゃいそうじゃないですか???」だそう。

ブルライト地方のユーシズ魔導公国出身。ではあるものの、ユーシズは彼女の生まれ故郷ではない。その昔、ポポラスがまだ発芽して間もないと思われる頃に、難病を抱えた状態で育ての親であるラフリン(人間/男/現在39歳)に預けられたのだ。預けたのは(任意のオーストラリアに生えていそうな植物)のメリアであったそうだが、ラフリンが何かを尋ねる前に「まだ助けなきゃいけない人がいますので……」とだけ言い残し、テレポートでどこかへと行ってしまったという。その後、そのメリアの消息は分かっていない。預けてくれたメリア自身の息も絶え絶えとしていたとしていたことから、どこかで力尽きてしまったのではないか……というのがラフリンの推測だそう。なお、預けられた時既に聖印を持っており、ポポラス自身もいつの間にか神の声が聞こえていた、と言っていることから、生まれながらの神官であると思われる。
預けられた後は、ラフリンが魔法学園の新任教員であったことから学園の医務室に運び込まれ、懸命の治療により一命をとりとめた。その後は特に後遺症も残ることなく、すくすくと健康に育っていった。またこういった経緯から、ラフリンと仲の良い学園の教師たちから可愛がられて育っており、魔法学園に入学はしていないものの魔動機学、神学、妖精魔法学など様々な学問に精通している。特に魔動機学については、現代で言えば助教授程度は務められるくらいに詳しい。が、「知識としての魔動機」に興味はあっても「実用魔法としての魔動機」に興味が持てないらしく、マギテック技能を習得する気はないそう。そこがラフリンにとっては悩みの種だったりする。

大きくなってからは研究の手伝いをしたり、宝石商でアルバイトをしたり、妖精と共に自然の中でのんびりと過ごしたりと悠々自適な暮らしを送っていた。しかし、ラフリンのもとにマギテック協会を通じて件の依頼が飛び込んできたときに、「これだ!」とピンと来て受けることを決めた。こうして、心配から反対するラフリンをよそに、冒険者ギルドへの登録を済ませポポラスはアトラスの町へと旅立ったのであった。

ラフリン・ベルモント:人間の男性。独身。39歳。魔法学園の魔動機学担当であり、マギテック6~7レベルくらいの実力を持っている。またマギテック協会にもコネを持っており、用事で出向く際には時折ポポラスを連れていってたりしていた。そのせいで、彼女がマギテック技能よりも先にアルケミストを習得した時には泣きそうになったが。
ポポラスを預かることになったのは、野外授業に向けてのフィールドワークをしている最中だった。その後、「好きなことを好きなだけ学ばせる」という事を大切にしつつ、愛情をもってポポラスを育ててきた。が、愛情がこもり過ぎて少々親バカな一面もある。ポポラスは、深すぎる愛情に辟易しつつも、自身をここまで育ててくれたことにはとても感謝している。今回の依頼を受けたのも、未踏破の魔導巨兵への興味と同じくらい「年齢的にも技能的にも、これから冒険に出るのは難しいラフリンに代わって自分が探索し、成果を持ち帰ってあげたい」という気持ちがあるから……だったりもする。


拡大数→ターゲッティング→鷹の目→MP軽減→ダブキャス→拡大全て
知力、精神をひたすら上げる 筋力は13で十分
欲しいものリスト:ラルの金鎖(7.5K)、不撓のバックル(12.3K)

ポポラスの魔導巨兵研究ノート

第ニ層遺跡

切らしていたノートを補充することができたので、中途からではあるが研究の記録を開始する。
辺境の町アトラスの傍に鎮座する、謎の魔動巨兵。その遺跡は、期待通り……いや、期待以上に興味をそそられるものであった。探索し尽くされているとされる第一層でさえ、パンテオンや鍛冶場跡など“街並み”と呼んで差し支えない光景が広がっていたが……第ニ層はそれ以上であった。
一面に広がる海。そこに住まう友好的なマーマンと蛮族。蛮族の根城となっていた、研究所と思しき建物の残骸。これらも十分に興味深いが……何よりも、ナイトメア・デオン氏とテレポーターの存在だろう。
デオン氏は、現在いる場所が遺跡の中であることは把握しておらず、「かつて住んでいた村から"楽園"を目指し、その途中で今の場所に着いた」と述べている。これが、おおよそ100年前の出来事だったという。また建物跡にあったテレポーターの方は、いくつものテレポーターが立ち並ぶ場所に接続されており、各々に対して『000.街』『029.大海』『042.海底』といったタグ付けがなされていた。
これらのことを合わせた際、考えられるのは……
仮説1.この巨兵内部はビオトープ、あるいは箱庭のようになっている
仮説2.この箱庭は大破局の際、絶滅に瀕した人々が現在の自然環境を遺そうとして作成した。
仮説3.作成の際、何らかの方法で外部の自然環境をそのまま内部に取り込んだために、人間を含む生物の営みはそのまま継続されている。
……こんなところか。尤も第ニ層が奈落の魔域であることを鑑みると、デオン氏は無自覚に魔域に迷い込んだだけ、という可能性もあるが。いずれにせよ、これらの仮説はまだ妄想の域を出ない。第ニ層や三層以降の更なる調査が急務である。
参考として、次項に建物跡で発見した第ニ層の地図と思われるものを転記しておく。また、私の仲間も迷い込んだという"楽園"については、判断材料が少なすぎるために考察は次の機会に譲る。
(余白にはテレポーターやナズラック・アマルガムのスケッチが描かれている)

第ニ層追記

建物跡で発見した日記のような物の中に、なかなか興味深い記述を発見したので追記をしておく。タイトルは『大海滞在記』
(一番新しい日付)
『×××より報を受けて来たがそれらしきものは見当たらない。気長に探すとしよう。手始めに蛮族どもを従え、それらしき情報があれば寄こすよう厳命た。もののついでに彼らの生活を観察がてらこの日記をつけることとする』
(中ほど)
『見慣れぬ蛮族が現れたと聞いたが、ただのマーマンであった。後日共有する案件として押さえておくのみとする』
(中ほど)
『蛮族どもにエイリャーク神の素晴らしさを語られ、あろうことに勧誘された。腹が立ったので(以下は上から文が塗りつぶされている)』
(最後の日付)
『ようやく出会うことが出来た。が、甚だ期待外れの代物であった。巨にして愚にして鈍。×××には一度説教が必要である。ああ、我が神は』
日記はここで途切れている。

第ニ層海底~楽園

今回の調査は、今まで以上に興味深い事象の連続だった(パーティー的には満身創痍となってしまったが)。いつものように徒然と書き殴りたいところだが、それだといくらページがあっても足りないので3点に絞って簡潔に書き記す。
・海底に現れた「海底ではない地」
我々が発見できたのは、以前島で見たような木の生える草原と、マグマの滾る火山であった。火山にいたサラマンダーの証言から、この場所は元々あった場所から最近移動させられたようである。また、どちらにもテレポーターの残骸が見られたことから、この巨兵内のどこかから転移させられてきたと見られる。
・楽園
海底で魔神に倒された後、気が付くと以前言及した"楽園"なる場所に連れてこられていた。前回仲間たちが連れてこられた時と同様に、ルヴィアなる人物が(人族ではなさそうだが)瀕死の我々を連れてきてくれたそうだ。この楽園では、一面に魔域でのみ咲く花が咲き誇り、一日中歩き続けても疲れを感じなかった。私は会わなかったが、この場所にはルヴィアのほかにも人がいるという。
・帰還ルート中の魔域
"楽園"内に開いていた穴に飛び込み第ニ層への帰還を図ったが、それまでに二つの魔域を通過した。一つ目は、またもや例の木が生えた墓地のような場所だった。その傍には変わらずテレポーターと小屋の残骸があったことから、ここでも何かしらの観察が行われていたと考えられる。二つ目は、テーブルに料理と本が置かれた真っ白な部屋だった。置かれていた本はやはり今までの手記と同様の人物によって書かれたもので、それによればこの白い魔域では生物以外の時間の流れが遅くなっているそうだ。
……以上となる。今回新たに見つかった手記から、彼らの目標が"楽園"を発見することだという事が判明したが、相変わらず手掛かりは少ないのでこれ以上の考察は次の機会に譲る。

第三層1階~4階

楽園で出会ったルヴィア氏から貰ったカードキーは、第二層テレポータールーム先の鍵を開くことがでる代物だった。これによって我々は、冒険者ギルドの記録上は前人未到である第三層へと探索の足を進めることとなった。そこは念願の魔動機関連の施設でり、ここでもまた様々な謎に直面することとなった。以下、3点にまとめて記録を記す。
・研究施設そのものについて
第三層を構成しているこの研究所そのものも、当然ながら非常に興味深いものだった。まず初めに何と言っても、ちょっとした国程度なら攻め滅ぼすことのできそうな量の魔動機。3階のハンガーにてこれらの魔動機は格納されていたが、一体なぜこの巨兵内に、これ程の量が揃えられていたのか……それに、量だけでなく質も目を見張るものだ。空間歪曲魔動砲だとか、大陸破断ブレードだとか、ともすれば比喩表現とも取れるような名の付けられた代物が並んでいたが、仮にこれらが名称通りの力を持っていた場合、凄まじい技術がこの研究所には眠っていることになるだろう。
またこの研究所に、内部の魔動機だけでなく外部環境をモニタリングする設備が整えられていたことも興味深い。外部モニターが必要という事は即ち、容易に外部に出ることができない状態であったと考えられる。外部に出られない状況とは……果たして、この巨兵が作られた背景には、どんな謎が隠されているのであろうか。
・ディオス氏及び研究者ラメール氏と、その娘ラティ氏について
以前より見つかっていた観察日誌内にて名前が見られたディオス氏は、この研究所を拠点として魔動巨兵の調査を続けていたようである。加えて、研究所内で自作のサローイを作成していたラメール氏は、彼及び(名前が出てきていないため推察になるが)ヴェール氏と協力関係にあったようである。彼らの間では、細かく探索のルールも定められ、かなり長期的に調査を行っていたことが伺える。これまでの日誌の内容からして、その目的の一部は楽園に到達することであったようだが……所内に残っていた記録に楽園に関する記述がなかったことから、彼らには辿り着けなかったようである(我々も、自らの意志で赴いたわけではないが)。それよりも気になるのが、研究所1階の一室にて、日記作者の発狂したような文字列が残されていたことである。彼に一体何が起こったのか、現状では調査を続け手がかりをそろえていく他はない。
また、現状辿り着ける最上階であった4階の一室にて、ラメール氏の娘であるティエンスのラティ氏が仮眠状態になっていた。そして彼女はどうやら、ルヴィア氏が別れ際に我々へと託した依頼の対象のようだ。まだ幼いため聞き取れる情報は多くなさそうだが、彼女の登場により調査が一段階発展することを期待する。
・第三層の構造について
研究所内を探索中、地下へと降りられる箇所が2つほど見つかった。片方には電子ロックのようなものがかけられていたため先には行けなかったが、もう片方の扉の先には小さな洞穴のような空間が広がっていた。洞穴の先は底の見えない縦穴に繋がっており、水が滝のように流れている光景が広がっていた。単に研究所が、自然の洞穴を利用して作られた……と考えることも可能ではあるが、それにしては不可解な点が2つある。一つは、洞穴内に謎の黒い水が溜まっていたこと。身体に良くないものであるのは一目瞭然だが、詳細な成分がわからなかったことが引っ掛かる。もう一つは、洞穴内を探索中に視線を感じたこと。マナサーチの結果足元の方から反応があったため、洞穴付近に何かしらが存在していたのは間違いないが……この洞穴については研究所以上に謎が深いため、これ以上の考察は保留とする。

以上となる。それにしても、一部に共通項はあるものの、各層にかけて見受けられる情報がバラバラであることは非常に興味深い。通常であれば、ここまで遺跡情報に散らばりが出てくることは少ないのだが……もしくは、"情報がバラバラであること"自体が情報である、か。なんにせよ、更なる探索の進展が待ち遠しい限りである。

第ニ層陥没穴

第三層より帰還後、驚くべきことが起こった。なんと、第ニ層に巨大な陥没穴が発生したというのだ。調査に向かってみれば、何とそこには第三層地下洞穴の先にあった縦穴が第ニ層に出現していた。また、洞穴内にあった黒い水も縦穴の至る所に存在していたが、こちらは魔神が発生させた、他の生物を操る性質を持つ液体であった。現状のところ、この魔神と陥没現象に関連があるのかは不明となっている。加えて、以前より発見されていた魔物を生み出す木がここにも存在していたが、黒い水:マリオネットウォーターはこの木を侵食することを意図的に避けているようだった。この点は、今後の考察に役立つかもしれないため特記しておく。
そしてこちらは陥没穴探索の副産物であるが、かつて巨兵を探索していたディオス氏とヴェール氏の日記の発見、及びラメール氏の記憶を残す人工知能との接触に成功することができた。まずディオス氏の日記……これまで発見してきた日記と同じ筆跡のものであるが、これによれば、ディオス氏は大破局前にガジェマという国の貴族だったようだ。その後難を逃れ、巨兵にたどり着き調査をしていたようである。続いてヴェール氏の日記……ラティ氏によれば彼女の母親であるようだが、これによると彼女らは"楽園"を求めて巨兵の調査をしており、そして彼女はそれを見つけたようである。ヴェール氏のその後の行方は不明だが、ラティ氏によればナイトメアであるようなので、現在も存命である可能性は考えられる。
次に、ラメール氏の記憶を残す人工知能との接触について。生憎バッテリーが限られていたために多くを聞くことはできなかったが、巨兵の制御室が第三層の7階にあることを知ることができた。ひとまずの調査目標は、制御室に辿り着くこととなろう。また、彼によればラメール氏・ヴェール氏・ディオス氏は各々の望む"楽園"を目指していたという事であり、ヴェール氏にとってのそれは「平たく言えばだれもが救われる世界」であったそうだ。ヴェール氏が向かった先はそういった場所であるようだが……我々がかつて訪れた"楽園"と同じ場所かは、何とも言えないところである。
ひとまず陥没穴を一通り探索することはできたが、発生原因等の詳細はまだまだ分かっていない。今後も注意深く観察していくことが必要であろう。

モニ氏の証言

アトラス近辺の蛮族駐屯地にて、長の補佐をしているエルフのモニ氏より、興味深い証言――巨兵の製作者とその機能について聞くことができた。
モニ氏によれば、巨兵はかつて存在したギアルヴァ国にて、一個人により製作されたという。製作者は巨兵内部に搭載された兵器の存在が明るみに出てから投獄されたそうだ。その後、大破局の際に巨兵は起動、手を振ったと同時に生物も建造物も砂に変え、一体を荒野に変えたという。いつの間にか砂化現象は止まっていたが、混乱の最中モニ氏は蛮族と協力し、同じ事態を起こさないために巨兵の調査を行っているそうだ。
なお、モニ氏とラティ氏の母親であるヴェール氏は知己であり、互いにギアルヴァ国の官僚をしていたようである。

中間報告

一月ほど時間ができたので、各所への報告レポートを兼ねてここまでの情報を整理していく。
【観測事実】
まず前提として、この巨兵に関する事項として「巨兵の製作」「ラメール氏らの調査」「魔域の発生、及び構造の変化」がそれぞれ独立して存在していると考えられる。いや、3つ目は巨兵の機能に含まれる可能性もあるが、現状魔域の発生に対して人工的に干渉する手段が不明のため、ひとまず別個独立のものとして扱う。
初めに、大破局の少し前、ギアルヴァにてとある研究者がこの巨兵を製作した。その内部には大量の魔動機が搭載され、また周囲を砂漠化させる機能を有するなど、アル・メナス文明全盛から見ても異様と称するべき性能を誇っていた。
その後、大破局の際に巨兵は起動、先述の砂漠化機構を発動させる。また、起動と前後する可能性はあるが、この頃には既に巨兵内部には奈落の魔域が発生していたと思われる。
続いて、ラメール氏・ディオス氏・ヴェール氏が巨兵にたどり着き、"楽園"を求めて調査を開始。この時点では、彼らは初めに現在で言うところの第三層に訪れたようであるから、今とは階層構造が異なっていることが窺える。また彼らは、"楽園"へのアプローチとして各所魔域を調査することを選び、詳細な記録を残していた。折に触れて見掛けたテレポーターは、この時彼らが設置したものだろう。
ラメール氏らは調査を続ける中で、巨兵内の魔域の構造が変化していることを発見する(ディオス氏の調査日記より)。またヴェール氏は"楽園"を見つけたと言い、他二人を"楽園"へ誘うが拒絶される。ラメール氏の人工知能によれば、その後彼女は娘ラティ氏の世話を見ていた魔動機、コフを連れ、一人で"楽園"へと向かったようである。
そして暫くの時が経ち、巨兵内の構造が現在の第一層→第二層→第三層の順になっていた頃には、アトラスの町からも活発に冒険者を派遣しての調査が行われていたようだ。しかしながら数十年前、第二層にて何かしらのトラブルがあったのと同時に第二層へ通ずる階段が消え、我々が巨兵へとたどり着いた時点の状態が完成したようである。
【疑問点】
ここまでの情報を整理した上で、浮かんでくる主な疑問点は3つである。
1つ目、巨兵は何を目的にして製作されたのか。蛮族が駆逐され、平和を謳歌していた魔動機文明において、ここまでオーバースペックな兵器を製作したからには何か目的があったと考えるのが自然であるが、現状そこに繋がる情報は見当たらない。
2つ目、巨兵と魔域の関係について。巨兵内部にて魔域の構造が変化していることについてもここに含めるが、巨兵内に奈落の魔域が観測されている以上、何かしらの関連性があると考えるのが道理である。
3つ目、"楽園"とは何か。我々がたどり着いた"楽園"なる場所は魔域の一種であると思われるが、様々な人々が"楽園"の噂を聞き、求めている以上、どこかにその発生源があるはずなのだが……。
これらの疑問点の解消が、当面の調査目標となるだろう。
【仮説】
検証は新たなる情報が出てからになるが、現時点での仮説も書き記しておく。
仮説1.巨兵は、奈落の魔域そのものの研究を目的として開発された。過剰な兵力や超機構は、魔域より出現する魔神に対応するための代物である。
仮説2.奈落の魔域を研究していた理由は、自分の望む楽園を見つけ出す、或いは製作するためである。その情報が一部に漏れ、"楽園"の噂は伝承的に広がっていった。
仮説3.現在、巨兵内の構造が変わったりしているのは、魔域研究の成果、若しくは弊害である。先日第二層に出現した陥没穴も、それに準ずるものとなる。
……我ながら荒唐無稽とは感じるが、しかし否定する材料がないのも事実である。仮説を立証するものであろうと否定するものであろうと、一刻も早い新事実の発見を願いながら、中間報告の結びとする。

セッション履歴

No. 日付 タイトル 経験点 ガメル 名誉点 成長 GM 参加者
キャラクター作成 3,000 1,200 0
第一層 2,270 1,600 精神
リス回 1,390 0 知力
畑荒らし退治 2,570 2,000 筋力
生命
第ニ層探索 2,900 3,000 22 生命
精神
ユーシズにて勧誘 3,120 8,000 56 敏捷
知力
島の探検 4,310 4,000 23 知力
精神
海底探査+α 1,640 0 3 敏捷
第ニ層踏破ボーナス 5,300-4,000
第三層:4階まで 4,250 4,000-4,000 44 精神
器用
筋力
穴探索回 5,470 16,000-2,000 16 器用
精神
知力
精神
突撃隣の駐屯地 4,570 4,200+4,000+4,300 33 筋力
精神
探偵回 3,280 4,000 54 筋力
三層4階途中 9,000
6/11 三層突破 6,080 5,000 18 知力
生命
第三層踏破ボーナス 8,000
9/2 とちゅう 10,000
9/7 アルシエル撃破 8,530+150 17,000 53 知力
知力
精神
1/27 花畑踏破 9,620 30,000 89 生命
知力
知力
取得総計 63,150 130,600 411 29

収支履歴

7/20 ソフトレザー::-150 聖印::-100 冒険者セット::-100 赤B::-100 保存食::-50 魔香草::-300 救命草::-90 アルケミーキット::-200 髪飾り::-100
8/5 保存食::-100 宝石::-200 魔晶石::-500
9/8 マナチャ::-2500
12/23 アルケミーキット売却::+100 カードシューター::-1500 筆記用具::-100 魔晶石::-500 保存食::-100
12/25 宿代::-75
1/5 宿代::-150 保存食::-100 バイト代::+260
1/13 チップ::-100 宿代::-15 保存食::-200 勇者の証::-10000
2/10 叡智の腕輪::-1000 宝石売却::+100 宝石購入::-900 華美なる宝石飾り::-200
5/13 保存食::-100
7/12 ソフトレザー売却::+75 ハードレザー::-340
8/28  髪飾り売却::+50 とんがり帽子::-3000 魔晶石::-1000 指輪::-1000 集中の鉢巻::-200
9/20 調声器::-1000 魔導筆::-2000 印形絵具×5::-500 アビス強化::-2000 カース::-420 保存食::-500
10/14 我慢できない::-70
10/24 我慢できない::-70
11/15 我慢できない::-210 我慢できない::-1155 矢筒::-20
11/23 我慢できない::-70 指輪×2::-1000
11/29 我慢できない::-350 指輪×2::-1000
1/19 我慢できない::-70
5/23 我慢できない::-400 観察鏡::-20000
6/11 我慢できない::-80 帽子売却::-1500 叡智のとんがり帽子::-12000 レイヨン貸し:>2000
6/15  我慢できない::-80
9/7 レイヨン返金:<2000 我慢できない::-240
9/20  ディスプレイサー・ガジェット::-5000 ラル=ヴェイネの魔宝帯::-25000
10/3 我慢できない::-900 我慢できない::-90 保存食::-150
1/27 マリアンに返済::-1800 ユーリア貸し:>10000 ラルヴェイネの金鎖::-7500 月光の魔符+1::-2000 月光の魔符+2::-3000

チャットパレット