容姿・経歴・その他メモ

・過去に負けず嫌いと評されたことがある
・子供の頃に家出したことがある
・役に立たない得意技がある

彼女は姉妹の中でも出来損ないだった。姉妹たちはどんどん買われて出て行っているのに、自分だけ全く見向きもされなかった。本来自分の身体のメンテナンス、修復は自力で行えるものだが、彼女は自身の身体のメンテナンスもままならなかったため。プロデューサー(製作者)が頑張って維持してくれていたが、恥ずかしさと申し訳なさを感じ、家出した。案の定数日で不具合により死にかけ、このまま死んでもいいと思っていたが、すんでのところで主に拾われた。最初は仕えることに抵抗を感じていたが、主が魔道機師だったこともあって、長い時間をかけて徐々に出来損ないの面が改善されていった。そのことに恩を感じて生涯仕えることに決めた。主のお眼鏡にかなうように、ほかの子たちより秀でるように努力していたが、常に他人と比較していたため、主から「負けず嫌いなのはいいことだが、どんなものにも得手不得手がある。得意なことを伸ばしてだれにも負けないようにしたらどうか。」と提案され、もとよりある程度できた銃を専門に扱うようになった。銃をうまく扱えるようになってからは、主の趣味であった蛮族狩り(紅葉狩りと同じ意味の「狩り」)にたびたび同行していた。230年前に主は病により亡くなっている。その際にこれからは自由に生きなさいと命を受けたため、自由に生きている。
今でもその主の形見を二つ大事にしている。一つはパーカーの下の服であり、仕えていたころ常に来ていた服である。破れたり、汚れたりしたところを修復して250年以上使っているため、もはや当時の布地が残っている部分はあるのかといった状態だが、大切に思っている。もう一つは主からもらった立体パズル。こちらも修理しながら触っていた(もう解きすぎて手癖感覚で解ける)が、致命的な壊れ方をしてしまった。その際に、紙切れが一枚出てきた。そこには主の筆跡である蛮族に会えなかったことが心残りである旨が書かれており、そこには絵が描かれていた。名前はかすれていて読めなかった。しかし、描かれてから少なくとも230年たっている。その当時ですら伝説となっていた魔物のため、現在ではその伝説自体が風化しており、魔物についてその道に通ずる者に聞いても手掛かりすら得ることができなかった。そのため、自らダンジョンに出向いてその魔物と会うこと、主の心残りを達成することを目標に、様々なダンジョンに赴くことを決め、再び銃を手にした。 もうそのパズルは回らない。

セッション履歴

収支履歴