容姿・経歴・その他メモ

容姿

エルフには珍しい黒に近い灰の髪と碧眼の組み合わせ。身長はエルフ成人としては並み（180前後）。だが、エルフにしてはガッチリとした体格である。

経歴

大きな嘘をついている（いた）
父親が旅に出ている（いた）
己に何かの誓いを立てている（いた）

冒険に出た理由

予言によって

メモ

一人称は俺。基本的には陽気な性格である。自身や身内に害がない限り、秘密や嘘というものを暴くことを好まない。

詳細設定、という名のショートストーリー的な何か

レイルが成人になる前の話。ある時彼は冒険者の父親と共に簡単な依頼を受けていた。受けた理由は単純明快。彼は父親に憧れており、そして自身も父と同じ冒険者になるためである。これはその修行の一環のようなものだ。
しかし、その最中に問題が起きる。彼は父親とはぐれてしまったのだ。依頼の達成が難しいと思った彼は単独で街に帰還した。
その依頼の後、彼の父親は一人で旅に出た。その時の印象は酷く薄く、「はて、どのような別れだったか？」と思ってしまうほどである。

その後は冒険者として修行をつけてくれる師もおらず、レイルは街で復元師の仕事をしていたのであった。しかしある時の街中でのこと。尋常ではなく胡散臭い占い師風の老婆に予言をされる。

「旅へ出なければ破滅する。だが旅を出たのなら、お前さんを救うものが現れるやもしれん。」と。

理解不能に意味不明、いや、内容は単純だが何故そうなるのかが理解できない彼。しかし同時に、旅に出なければいけないという焦燥感に突き動かされて、彼は本格的に冒険者として活動することにした。



でかい嘘をついている。
ダチに心配かけねぇためか？親父を待つお袋のためか？いや、それは誰よりも、それはきっとなによりも...
一つ、確かなことがある。
親父は帰らねぇ、絶対に、戻ることはねぇ。親父は目の前で...
あの蛮族は許さねぇ、たとえ俺が死んでもだ。
これは誓いだ。必ずあの蛮族を...

さぁて、旅に出るかねぇ。破滅ってぇのは勘弁だ。そういや、親父はいったいどこで何をしてんだろうな？まぁ、どっかで元気にやってんだろう。だが、手紙の一つも送ってほしいもんだ。まったく、お袋と俺をおいてどこをほっつき歩いてんだか。


レイルは嘘をついている。だが同時に酷く正直に生きている。命を賭けた誓いは、絶望の記憶と共に、深く深く、決して浮かばぬように沈む。浮かびあがった時に起こるのは、破滅か、あるいは...

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