容姿・経歴・その他メモ

身長

177cm

体重

58kg

髪

黒

瞳

暗い緑

肌

肌色

経歴

かつては貴族だった
忘れられない程美味しい物を知っている
規則に厳しい環境で育った

　ホーディーは細身で垂れた目とニヤついた口でいつも適当な事やホラを吹いている。

　彼は地図にも載らない小さな集落の高い身分である神官の子として産まれ厳格に育ってきた。しかし、どうしても集落の宗教に馴染む事ができなかった。
「神官には食べてはならない物がある」
「神官にはしてはならない事がある」
「神官とは盲目を導く指名を持つ者である」…
そして村人は神官に平伏し神官様、神官様、お導きをと口々に紡ぐ、その姿をどうしても薄気味悪く感じていた。

　いつも通り神官のお勤めを果たし自身に神の教えとやらを唾を散らかし喋る父に仰る通りです、素晴らしき神ですと聞き流していると街の討伐隊が帰還の最中土砂崩れに阻まれ怪我人と共にやって来た。
「お父様？こちらの方々は大層苦難を味わったご様子。私は多少とはいえ癒しを扱えます、私を街まで貸し出す……というのはいかがですか？」
その提案を父は大きく笑い承諾した。

　街へと向かう道の中討伐隊から保存食を使ったスープを貰った、その中には宗教によって"食べてはならない"とされた肉が入っていた。 好意を無下にする訳にも、とそこには居ない父へ言い訳をし喜び勇んで口に運んだ。 彼にとってそれは決して忘れる事の無い味となった。


　街に到着し討伐隊は感謝と共に帰還を伝える。しかし、彼はその提案をもう少しだけここに居たいと断った。
その晩、彼の来た道は赤く輝いていた。山火事……なんの事は無い、自然の脅威である。 煌々と燃え立つ自らの故郷があったであろう場所を彼は貸し与えられた部屋から眺める。

「さ〜て、お金ってどうすれば稼げるんだっけ？」
彼は冒険者となる。テーブルいっぱいの肉料理と笑い合う友を夢見て。

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