分かたれし双頭の砂漏
- 知名度
- 形状
- 液体金属で満たされ、真鍮の輪のついた浮遊する砂時計
- カテゴリ
- 冒険道具類
- 製作時期
- 不明
- 概要
- 主動作を増やし、出目を確定させる
- 効果
-
ソーサラー技能またはコンジャラー技能を15レベル以上習得していなければ、このアイテムを使用することはできません。
このアイテムは「銀の砂時計」と「金の砂時計」の2つの砂時計からなり、それぞれを「用法:1H」のアイテムとして扱います。「銀の砂時計」の能力
[補]時間抗行
1️⃣この特殊能力を使用した手番中、あらゆる処理において、自身が消費するHP・MPは「0」点となり、また自身は主動作を「使用者の知力ボーナス/2(端数切り上げ)」回行えるようになります。この特殊能力を使用した手番中、他の主動作を増やす効果を受けることはできません。
2️⃣この特殊能力を使用した手番の終了時、デメリットとして使用者のHP、MPは「0」になり、気絶し、3ラウンド(30秒)の間HP・MPを回復する効果を受けられなくなります。さらに、《剣の託宣/運命凌駕》を使用できる場合、それを使用したものとして扱います。「金の砂時計」の能力
[補]時間俯瞰
この能力を使用した手番中、判定や威力表の決定など2dを振る前に宣言することで、その判定の出目を「10」に固定することができます。
この特殊能力を使用する度、デメリットとして使用者の最大MPと現在MPが「X」(注1)点減少します。この能力によって減少した最大MPと、「この特殊能力を使用した回数」のカウントは、最後にこの能力を使用してから10分後に元の点数へと戻ります。注1
X = (この特殊能力を使用した回数 + 1) * 15
「銀の砂時計」「金の砂時計」を同時に保持している場合に使用可能な能力
[補]時空断絶
「15」点のMPを消費して使用します。
視認できるキャラクター1体を「対象:1体全」として対象とします。自身と対象を10秒(1ラウンド)の間、現在いる戦場から追放します。また、自身と対象は、二者のみが存在する別の戦場を設定し、そこへと二者の元の距離を保ったまま転移します。
この能力は24時間に1回のみ使用できます。この能力は「抵抗:必中」として扱います。追放
能力などのテキストに「(キャラクターを)追放する」と書かれている場合、それは戦場からキャラクターのいわば”コマ”そのものを取り除くことを指します。
追放されている状態のキャラクターは戦場に存在しないものとして扱い、追放された状態での処理について明記されていない限り、能力を使用したり、逆に効果を受けることはありません。
また、特記のない限り、追放されている状態は戦闘が終了されるまで持続します。[常]時の集積
「184,860」点のMPを消費し、24時間の儀式を行うことで、使用者は以下の能力「[常]時間集積」を獲得することができます。
この能力を得ようとする者にはデメリットとして、未知のリスクが発生します。その内容はGMが任意に決定します。[常]時間集積
このキャラクターは、無限に存在する並行世界を探索し、その中から自身の望む世界を観測し、その世界へと移動することができます。このキャラクターは全ての並行世界に存在する自身と統合され、全ての並行世界に同時に存在することになります。
1️⃣このキャラクターは攻撃や能力を受けた際、瞬間的に並行世界に移動することで、その攻撃や能力を免れることができます。
2️⃣あらゆる処理において、このキャラクターが消費するHP・MPは「0」点となり、自身は1回の手番に「自身の知力ボーナス/2(端数切り上げ)」回の主動作を行えるようになります。
3️⃣このキャラクターが判定や威力表の決定など2dを振る前に宣言することで、その判定の出目を「10」に固定することができます。デメリットについて
このアイテムが使用者にもたらすデメリットは、【パーフェクト・キャンセレーション】などによってこのアイテムの効果そのものを消滅させる以外に解除する方法はありません。
そうする場合、目標値は「60」として扱います。
由来・逸話
正式名称:其の拾参:分かたれし双頭の砂漏
並行世界に存在する中で最も強力に呪われた「ダムストの十二剣」のひとつ。
並行世界の秩序を乱す可能性の高いものとして"胡蝶夢の魔女"モルガンが危険視し回収していたが、白亜の森のシルヴァによって強奪された。
善き魔法王を陥れるためにイスカイアがダムストに鋳造させた呪いの品。金属のごとく粘度の高い流体のマナで満たされた砂時計。
企みの通り魔法王はその娘と共に破滅し、この砂時計を満たすための魂の流砂と化した。
しかし、流砂に潜む魂の残滓はイスカイアに呪詛を願い続け、この品が時の王者に使われることを許さなかった。
二人の呪いはイスカイアを滅亡へと導き、ついにこの品の逸話は歌となり語り継がれることすらなく終わった。