ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

ゼルファー(人間形態) - ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖
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ゼルファー(人間形態)

分類:蛮族
知能
高い
知覚
五感(暗視)
反応
敵対的
穢れ
4
言語
交易共通語、汎用蛮族語、ノスフェラトゥ語
生息地
さまざま
知名度/弱点値
14/18
弱点
衝撃属性ダメージ+3点
先制値
15
移動速度
22/-
生命抵抗力
9 (16)
精神抵抗力
10 (17)
攻撃方法(部位) 命中力 打撃点 回避力 防護点 HP MP

特殊能力

なし

解説

 ゼルファーは、軍服を思わせる無駄のない戦装束を纏い、蛮族とは思えぬほど静謐な気配を漂わせる剣士です。
 ログレス東部のダハーシュを支配する上位蛮族の一柱にして、「舞台」「戯曲」「刹那」を司る存在です。
 その髪は夜空に滲む銀河のような微細な光を帯びて煌めき、風もないのに微かに揺れます。
 両腕は存在せず、代わりに浮遊する一対の白い手袋が、見えざる糸に操られるように宙を舞います。
 しかし、その動きには人形めいた不自然さも、機械的な硬さもありません。
 むしろ柔らかく、優雅で、観客の視線を意識した「完璧な演目」の一手に見えるほどです。
 敵を前にすると、ゼルファーは帽子も持たないのに一礼を捧げ、次の瞬間には、虚空から剣を一振り取り出してみせます。
 それはまるで袖から鳩を出すかのような奇術にも思えます。
 手袋が剣をくるりと回せば、それは観客にカードを選ばせるかのように美しく角度を変え、瞬時に敵の喉元へと跳ねます。
 それは「あらかじめそこに剣があった」かのように時空をなぞり、因果を欺き、必然のように命を奪う奇術です。
 「対話は無意味だ。開いた舞台に言葉は必要ない」
 そう静かに告げるゼルファーですが、その一挙手一投足すべてに「演じる者」としての美学を刻みます。
 剣の閃きは台詞のように流麗で、殺意ではなく「幕引き」を目的とした芸術にすら見えるのです。
 ゼルファーにとって、戦場とは観客のいない劇場であり、剣戟とは拍手のない舞台芸術です。
 彼の戦いは、ただ一度限りの「完璧な閉幕」を求めて繰り広げられる、黙して語る奇術の連続なのです。

製作者:藍上陸樹

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