容姿・経歴・その他メモ

幼い頃の記憶なんて今となっては朧げ。


昔娼館に住んでいたこと、衣装を修繕したりお洗濯してたこと。
兄に助けられたこと。捕まって戻ったら燃えていたこと。
蛮族に襲われて殺されそうになったこと。神官様？に助けられたこと。
走るママに抱かれながら燃え盛る娼館を見つめていたこと。

逃げのびた先は娼館から遠く離れたとある港町。
そこのアパートに住み込んだ。
お金はどうしたの？って聞いたら娼館からどさくさ紛れで金庫から盗み出したそう。
ママは強い。

ここからはとんとん拍子の出来事ばっかりだった。

数日たったぐらい、ママが喜ぶかなって頑張って作ったお洋服。
それを着て喜んで外に出たママ。やっぱりママは美人だからよく似合ってる！
すごい衣服屋の偉い人に衣服のデザインを気に入られたらしい。
お洋服をお仕事として作るようになった。凄い人気になっちゃったらしい。

それからお洋服だけをずっと作り続けた。大体70年ぐらい。
人気はブランドとなり定着し、特別なものからあって当然の物になった。

家から出たのは・・・多分、数回？
強制されたわけじゃなくってつい楽しくなっちゃって。
だってママがお世話してくれるし、みんな喜ぶし、なにより作るの楽しいし。


ある日日課の往来の人々の衣服を観察してた時、とある子供が目に飛び込んだ。
手を繋いで妹？と笑顔で走ってる姿。
もう遠い昔の思い出の存在となった兄を思い出した。
「そういえばお礼って伝えられたかな。」「そもそも、生きてるのかな？」
「もう一度会いたいな」なんて思った。

そこから思いついたが即行動だった。
戦うための力を身に着けて、ママに見つけたら連れ帰ると伝えて。
こうして私は旅立ちました。

ママには特に反対はされなかったけど、一つだけ言われた。
「あんた、他人の服とか匂いとかじろじろあんま見ないようにね」

・・・気を付けまーす。



引きこもっていたことがある　
知り合いに生き返った人がいる　
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探している人がいる

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