ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

【コントラクト技能】 - ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

【コントラクト技能】

入門条件

コントラクト技能 魔法使い系技能 テーブルA

 コントラクト技能は、専用の魔導書を通じて異界と契約し、事前に魔導書に魔法を登録しておくことで、魔法の技能を持たないで者も様々な魔法を使用できる技能です。
コントラクト技能を使用する者は契約者と呼ばれ、コントラクト技能の魔法は契約魔法と呼ばれます。
 コントラクト技能の最大の特徴は、1日ごとにその日に使用する魔法を決定し、その魔法のみが使用できるという点です。そのような制約をかけることで、本来は覚えていない様々な魔法を、”補助動作”で使用できるというのがこの技能の利点です。事前に登録しておく必要性から、ある程度先読みする技術は必要なものの、強力な魔法を補助動作で使用できれば、戦闘力を底上げしてくれるでしょう。
 コントラクト技能を習得したら、自動的に魔法文明語の会話・読文を習得します。
 コントラクト技能では、以下の行為判定が可能です。
 ・魔法行使判定

コントラクト技能を制限される種族

リカント:[獣変貌]時、契約魔法行使不可

 契約魔法の行使には、魔法文明語による発声が必要です。リカントは[獣変貌]状態では魔法文明語を話すことができず、契約魔法を行使できません。

ウィークリングを除く蛮族キャラクター:インクの価格10倍

 契約魔法の登録に必須なインクは、蛮族社会ではあまり販売されていません。そのため、インクを購入するために必要な価格が10倍必要になります。

契約魔法の使用条件

移動の種別の制限

 契約魔法を行使する時には、その手番の移動は「制限移動」に限られます。

発声

 契約魔法の行使には、魔導書の呪文を読み上げるための発声が必要です。声が出せない状態では、魔法は行使できません。
[異貌]時のナイトメアも、契約魔法を行使するためには例外的に発声を必要とします。

魔導書及び魔法で必要なアイテム

 契約魔法を行使するには、契約魔法を登録した状態の専用の魔導書を装備している必要があります。魔導書は、「用法:1H or 2H」のアイテムです。2つ以上の魔導書を装備することはできません(所持は可能です)。
また、【クリエイト・ゴーレム】など、MPとは別でアイテムなどを消費する魔法を使用する場合、魔導書とは別でアイテムを用意しておく必要があります。
 魔導書には様々な種類があります。詳細については、魔導書一覧を参照してください。
 

契約魔法の獲得

  契約者は、コントラクト技能を1レベル上昇させると契約魔法を1つ選んで獲得できます。つまり、契約者が獲得している魔法は「コントラクト技能レベル」に等しくなります。
契約魔法の中には、それを得るために必要な最低技能レベル(5または10)が設定されているものもあります。そうした契約魔法は、コントラクト技能がそのレベル以上でなければ獲得できません。
 これは、キャラクターの成長後のレベルで判断します。すなわち、5レベルや10レベルになった時に、最低技能レベルが5や10となっている契約魔法を獲得可能です。
 5レベル以上になった時でも、最低技能レベルが設定されていない契約魔法を獲得するのは自由です。10レベル以上となった時に、最低技能レベルが5以上となっている契約魔法を選んで獲得することも可能です。
 契約魔法の一覧については、契約魔法一覧を参照してください。

契約魔法の登録と使用

契約魔法の登録

 コントラクト技能の習得者は、毎日午前6時を迎えるたびに、装備している魔導書に対して、習得している契約魔法を選び登録する必要があります。契約魔法を登録するために、魔法によってインクの消費が必要な場合があります(※)。登録できる契約魔法の数は、装備している魔導書によって異なります。また、契約には1時間を要します。
 登録した契約魔法は、午前6時を迎えるたびにリセットされますが、必ずしも午前6時に登録を行う必要はありません。例えば、依頼に出発する直前の午前10時に登録をする、なども可能です。
 ※登録に必要なインクについては、インク一覧を参照してください。

契約魔法の使用

 こうして登録した契約魔法は、その日の間ならいつでも補助動作で行使することができますが、コントラクト技能で行使する場合に限り、同じ名前の魔法は10秒(1ラウンド)に1度までしか使用できません。また、魔法の行使に必要な時間があればそれに準じます。
 契約魔法を使用するために消費するMPは、術者のMPではなく魔導書が保持しているMPのみを使用します。この時、魔晶石などを使用することはできません。
 また、魔法で使用する魔力や、《MP軽減/**》などは、全てコントラクト技能の魔力・《MP軽減/**》を使用します。
魔導書のMPは、毎日午前6時に最大まで回復します。

コントラクト技能の戦闘特技

 コントラクト技能では、他の魔法使い系技能で習得可能な戦闘特技の他に、専用で習得可能な戦闘特技が存在します。詳細については、このページの末尾を参照してください。

解説

概説

コントラクト技能は、専用の魔導書を通じて異界と契約し、事前に魔導書に魔法を登録しておくことで、魔法の技能を持たないで者も様々な魔法を使用できる技能です。
 コントラクト技能を使用する者は契約者と呼ばれ、コントラクト技能の魔法は契約魔法と呼ばれます。
 コントラクト技能は、魔法の技の技能を持たない者でも魔法が扱えるようになることから、様々な局面で使われています。都市部では、冒険者以外に一般人が扱っている場面も、見かけることがあるでしょう。

発祥

 契約魔法は、魔導機文明時代に生み出されました。誰もが魔法を使えるように工夫された魔導機文明時代ですが、コントラクト技能もそのような目的で作られました。魔法の素質を持たない者が魔法を使えるようになる、夢のような技能を生み出したのは、才能からあらゆる魔法を使いこなす大魔法使いでした。完成したそれは、魔導機術と同様に、瞬く間に広まり、蛮族退治だけではなく、建造や魔導機作成にまで活用されていたと言われています。
 コントラクト技能が魔導機術と大きく違う点は、<大破局>にて技術の殆どが失われていないことです。コントラクト技能を生み出した大魔法使いは、人間でありながら禁忌の魔法にて寿命を克服し、<大破局>を生き延び、そして今もなおコントラクト技能を広め続けていると言われています。誰が広めたかは定かではないものの、それでも技術が失われていないことは確かで、現在では様々な人に使われています。

習得するためには

 コントラクト技能は、魔導書を買い、登録の呪文さえ覚えれば殆どの魔法が扱えてしまうことから、弟子入りの必要や、修行すら必要ありません。そのため、コントラクト技能を扱う者の多くは独学で、様々な参考書が発売されています。

社会での存在

現在のアルフレイム大陸において、一般人・冒険者共にコントラクト技能は普及しています。一般人は、日常生活の補助として。冒険者は、本来時間のかかる魔法を短縮して使う目的が多いようです。当然ながら、魔法の素質を持たない者だけでなく、自身の苦手とする魔法をコントラクト技能で補う使われ方もあるようです。

特徴と役割——主たる技能として

 コントラクト技能は、他の魔法使い系技能が出来ることの殆どを行うことができますが、1日に出来ることが限られています。そのため、器用貧乏になりやすい技能です。また、事前に使う魔法を決める必要があることから、対応力も低めです。このことから、コントラクト技能は事前にやりたいことを決め、それを押し通すような形が強いです。
 また、複数の種別の魔法を1つの技能で使えることもコントラクト技能のメリットの1つです。ソーサラーとコンジャラー、プリーストとコンジャラーのように、相性のいい魔法を取るのがいいでしょう。

特徴と役割——兼業として

 コントラクト技能は他の魔法使い系技能と違って、兼業として扱う方が向いている技能です。その主たる理由が、ほぼすべての魔法が"補助動作"で扱えることにあります。例えば、操霊魔法の【ソニック・ウェポン】や特殊神聖魔法の【ウィークポイント】など、戦士系技能と相性がいいが《マルチアクション》が必要な魔法を、補助動作で使用することで、戦士系技能の強化となるでしょう。もちろん、真語魔法を始めとしたダメージを与える魔法を補助動作で使うのもいいでしょう。

流派装備

秘伝

《契約追加Ⅰ》

必要名誉点
タイプ
常時型
前提
コントラクト技能1レベル以上
限定条件
使用
適用
リスク
概要
契約魔法を追加で獲得できる
効果

この特技の習得者は、契約魔法を獲得する数に+1します。つまり、合計で「コントラクト技能レベル+1」個まで、契約魔法を獲得できます。

《契約追加Ⅱ》

必要名誉点
タイプ
常時型
前提
コントラクト技能3レベル以上、《契約追加Ⅰ》
限定条件
使用
適用
リスク
概要
契約魔法をさらに追加で獲得できる
効果

契約魔法を獲得する数を、《契約追加Ⅰ》から更に+1します(合計で+2)。

《契約追加Ⅲ》

必要名誉点
タイプ
常時型
前提
コントラクト技能5レベル以上、《契約追加Ⅱ》
限定条件
使用
適用
リスク
概要
契約魔法をさらに追加で獲得できる
効果

契約魔法を獲得する数を、《契約追加Ⅱ》から更に+1します(合計で+3)。

《MP軽減/コントラクト》

必要名誉点
タイプ
常時型
前提
コントラクト技能5レベル以上
限定条件
使用
適用
リスク
概要
契約魔法のMP消費-1
効果

契約魔法を行使する際の消費MPが-1されます。
【コントラクト・ソーサラー】などで、他の系統の魔法を行使する際にも、この技能のみを適用し他の《MP軽減/**》は適用されません。
その他の処理などは《MP軽減/**》に準じます。

《契約強化/確実化》

必要名誉点
タイプ
常時型
前提
コントラクト技能1レベル以上
限定条件
使用
適用
リスク
概要
補助動作で契約魔法を行使する時、魔法行使判定を試みることができる
効果

この特技の習得者は、契約魔法を補助動作で行使する時に、魔法行使判定を試みることができます。
【コントラクト・ソーサラー】などで他の系統の魔法を使用する時にも有効です。

《契約強化/登録回数》

必要名誉点
タイプ
常時型
前提
コントラクト技能5レベル以上
限定条件
使用
適用
リスク
概要
1日に2回まで登録が可能
効果

この特技の習得者は、契約魔法の登録を1日に2回まで行うことができます。登録時にアイテムを消費する必要がある場合は、2回目の登録時にも消費する必要があります。
1日のうち、2回目に登録を行った場合には、1回目に登録した魔法は上書きされその日は使えなくなる点に注意してください(同名の魔法を再度登録した場合は使えます)。

《契約強化/MP補助》

必要名誉点
タイプ
常時型
前提
コントラクト技能7レベル以上
限定条件
使用
適用
リスク
概要
1日に1回まで、MP不足時に術者のMPを消費して契約魔法を使用できる
効果

この特技の習得者は、1日に1回まで、魔導書のMPが足りない状態でも、不足分を術者のMPから補って消費することで契約魔法を行使できます。この時、必ず魔導書のMPを0まで消費したうえで、残りの不足分を術者のMPから消費する必要があり、魔晶石などを使用することはできません。
この効果は、あくまで魔導書のMPが足りない状態でのみ使用可能で、魔導書のMPが足りている状態で術者のMPを消費することはできません。

製作者:もっふぃー