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フロイデのミスリルスピア(仮) - ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

フロイデのミスリルスピア(仮)

基本取引価格:取引不可
知名度
形状
バランスよく隙のない拵えのミスリル製の槍
カテゴリ
〈スピア〉SSランク
製作時期
現在
概要
マカジャハットの名工ザームエル・フロイデの手になる、今初めて振るわれる魔槍
効果

基本能力

[常]銀製
[常]神の指先ミルタバルの聖印
[常]主を選ぶ

 この魔剣に認められ、正式な所有者となった人物は、この魔剣をカテゴリ〈スピア〉の任意のランクの武器として装備できるようになります。装備されているときのランクによって、威力も変動します。
 このページ下部の武器データは、Bランクとして装備したときのものです。所有者が《武器の達人》を習得したとき、この魔剣の武器データは、SSランクのものに更新されます。
 所有者以外は、この武器をSSランクの武器として装備せざるを得ず、さらに特殊な効果を使用することはできず、デメリットのみを負います。
 なお、所有者になる資格があるのは、《武器の達人》を習得する見込みがあり、且つこの魔剣の迷宮を攻略した人物のみです。

[常]未だ振るわれたことのない魔剣

 魔剣として目覚めたばかりであるため、この魔剣の能力と、その反作用としてのデメリットは、ともに未定のままです。迷宮の中で所有者が定めたものが、この魔剣の性質として確定します。
 能力とデメリットは、以下からそれぞれ1つずつ選択します。
能力候補:[常]束の間の神通」「[常][準][主]知の探究者の矢」「[常]魔具精通」「[常]失敗は成功の師」
デメリット候補:[常]振り回される」「[常]暴走する好奇心」「[常]寂しがり屋」「[常]気位の高い美術品」


能力候補

[常]束の間の神通

 この魔剣の能力の候補の1つです。
 携行中、1日に「冒険者レベル/5(端数切り下げ)」回だけ、ミルタバルかキルヒアの特殊神聖魔法を行使できます。行使時の魔力と、行使できる魔法のレベルは、所有者が冒険者レベルと同レベルのプリースト技能を習得しているものとして計算します。
 ただし、【インスピレーション】と【リトライ】は、同じ日には片方しか使用できません。

[常][準][主]知の探究者の矢

 この魔剣の能力の候補の1つです。
 この魔剣で、その戦闘中に現れた最も知名度の値の高い魔物を対象として攻撃を行う際、自身が《ターゲッティング》《鷹の目》を習得しているものとして扱い、命中力判定にプラス1のボーナス修正を得ます。
 また、戦闘準備か主動作でこの武器を掲げることで、「抵抗:必中」「効果時間:10秒(1ラウンド)」で、戦場にいる1体の魔物の知名度と弱点値を2減少させることができます。

[常]魔具精通

 この魔剣の能力の候補の1つです。
 携行中、冒険道具類や装飾品を使用するための特別な判定を行う時、判定に2dではなく1d+4を使うことができます。
 また、所有者がアイテムを消費して使用する際に、1d6を振ることができます。その出目が1か2なら、そのアイテムの残数を減らさずに使用できます。アイテムの残数を減らさない効果は、1日に1度だけ発揮されます。

[常]失敗は成功の師

 この魔剣の能力の候補の1つです。
 所有者が合言葉を言うと、この魔剣が手のひらサイズに小さくなり、万年筆の形状になります。再度合言葉を言うことで元の形状に戻すこともできます。形状を変化させるのは主動作です。万年筆になった状態のこの魔剣を武器にすることはできません。
 携行中、判定に失敗したとき、その後の好きなタイミングでこの魔剣を使って、その失敗についての「反省文」を羊皮紙に書き記すことができます。1つの判定失敗について「反省文」を書けるのは1度だけです。また、「反省文」には、「失敗の原因」と「再発防止策」が、不足なく記述されていなければなりません。「反省文」を1枚書くのには、(セッション内時間で)最低5分を要します。
 所有者は、「反省文」を1度に2枚だけ携行することができます。所有者以外のキャラクターに「反省文」を携行させることもできません。「反省文」を自室などで保管しておくことは可能です。
 以降、携行中に判定を行う際、所有者は同じ種類の判定のために書かれた「反省文」を1枚消費することで、判定時に振った2dの出目を1回だけ振り直すことができます。振り直した後は、その出目に従います。消費された「反省文」が書かれた羊皮紙は、朽ちてバラバラになります。


デメリット候補

[常]振り回される

 この魔剣のデメリットの候補の1つです。
 装備中、回避力判定、生命抵抗力判定、精神抵抗力判定のうち、ランダムな2つに、-2のペナルティ修正を受けます。修正を受ける判定は、毎セッションの最初に変更されます。

[常]暴走する好奇心

 この魔剣のデメリットの候補の1つです。
 所有者による魔物知識判定の達成値が弱点値以上にならなかった魔物がいる場合、この武器を装備している間は、可能な限りその魔物を優先的に攻撃しなければなりません(誤射や味方を巻き込む危険性がある場合などは、この限りではありません)。また、戦場に魔物データのわかっていない魔物がいる場合も、同様に優先的に攻撃しなければなりません。該当する魔物が複数いる場合、弱点値が最も高い魔物を優先します。

[常]寂しがり屋

 この魔剣のデメリットの候補の1つです。
 アビスカース6-5「つきまとう」と同じ効果を受けます(アビス強化された武器としては扱われません)。

[常]気位の高い美術品

 この魔剣のデメリットの候補の1つです。
 アビスカース3-5「おしゃれな」と同じ効果を受けます(アビス強化された武器としては扱われません)。

用法 必筋 命中 威力 C値 追加D 備考
1H投 25 35 10 [刃] 投擲時射程2(30m)、自動帰還 (Bランクとして装備時)
2H投 25 1 40 10 [刃] 投擲時射程2(30m)、自動帰還 (同上)

由来・逸話

 マカジャハットの名工、ザームエル・フロイデの手になる、魔法金属ミスリル製の槍です。白銀に煌く穂や、全体に無駄がなく品格を感じさせる拵えを見れば、本国で美術品として扱われてしまったことにも肯けますが、この槍が上質で高威力な魔法の武器であることには相違ありません。賢神キルヒアの弟子、神の指先ミルタバルの聖印が胴金に刻印されており、ミルタバルの聖印としても機能します。
 グフルミア村の領主であるネストポール家に、展示目的で購入され、20年以上グフルミア村の別邸に展示されていましたが、グフルミアの名工(だった)ドーデン・ガーンの目に入り、飾られたまま振るわれることなく朽ちることを惜しむ声を聞いたことで、魔剣として活性化したようです。
 この魔剣はたった今目覚めたばかりであり、その能力も未知数です。迷宮に最初に侵入したのが、魔剣制作の知見を持つドーデンだったことは、この魔剣にとって行幸だったと言えます。この魔剣はドーデンを最奥の部屋に囚え、自身の能力と、その反作用としてのデメリットを、ドーデンに考えさせることにしたのです。

フロイデのミスリルスピア

製作者:Wanazawawww