キャラクター設定

名前

ナザラ・アズメンゼル

生来の名前はナザーランディア・アズメンゼル・エルレンフェルニェ
アズメンゼルが家名（キンモクセイ）、エルレンフェルニェが集落のある森の言葉

概要

経歴

1.マジの修羅場、死にかけた。
2.ナイトメア、あいつのせいで。
3.よりにもって、ナイトメアに。

理由:家族はきっとオレみたいにバラバラに追放されただけだ。アズメンゼル一族は生きているはずだ。だから･･･。

容姿等

性格

どことなく卑屈で人間不信気味。強い者に巻かれることを良しとする。
裏切りが日常のスラムじゃそれはあまり通用しないが。
もちろん自分の方が強いとなれば強く出る。鉄則だ。
典型的なスラムのチンピラかも。

でもなんとなく弱者がほっとけない。
捨て猫が居たら必死に目をそらして通り過ぎるも結局後から拾いに戻るタイプ。

好きなもの

弓
飯

嫌いなもの

他者に不寛容なやつ
ナイトメア

趣味

弓いじり
クズ山登り

背景

アズメンゼル家はエルレンフェルニェという比較的ハーヴェス都市部に近い集落に住む、10人ほどの一族。
キンモクセイの木を一族の誇りとする、ハーヴェス貴族お抱えの天才的調香師たちの集団。

しかしある日、新たに生まれた子供がナイトメアだった。
1年の半分をセフィリアで過ごす穢れ嫌いの貴族に目をつけられ、
アズメンゼル一族は半ば罪人じみた仕打ちを受ける。


ナザーランディアは独りで集落から追放され、ふんばり剣溝手前の平原に打ち捨てられた。


あとの家族については、何も知らない。

履歴

#4_紅の嵐を越えて

逃げる時、俺は何を背負うこともできないまま、覚悟をする暇も無く飛び立った。
危なくなったら皆見捨てて逃げるからな、って言っていたころを思い出した。
俺は薄情者だから、逃げてもしょうがない、って反芻しながら逃げた。
何が戦士だ･･･。卑怯者。

皆が生きていた時、本当に嬉しかったけど、まるで本性を明かしてはいけない相手のように思ってしまった。

俺は、最低だ･･･。


それでも、生きていただけ運が良かったからと、また皆を冒険に誘おうとした。
ゴブリンやボルグの退治なら苦戦する事はもうありえない。
ハーヴェスじゃそれくらいの人材すら貴重なんだと。

けど、皆の表情を見たらそう言えなくなった。


フツーの生活、できるかな。そう思ったけど、
俺はアズメンゼル家のエルフなんだから、調香師の手技がある。



･･･こういうのも、いいのかな。

母さんはすごく喜んでくれた。




たぶん･･･俺は、戦士では、なかった。

#3_裏切りの薔薇

母さんが生きてた。
それだけで希望が芽生えてきたような気がして、
うずくまっているだけではいられない、居ても立っても居られないような気分になった。

誰かにとっての英雄でいること。
己の道を進むこと。
有名でなくてもいい、ちっぽけでいい。俺は、冒険者に、戦士に、英雄に･･･なりたい。

ありがとう、あの時のナイトメア。

#2_

俺は、いいざまだ、報いだ、ってあざ笑ってその場を去ることができたのに･･･。
できなかった。しなかった･･。俺は本当は人助けだとか、そんな奴じゃないのに。
俺にはできない･･･。中途半端だ。なんで･･･。
あのナイトメアめ･･･。


"仕事"の方はと言うと。巨大な陰謀に巻き込まれてる、ような気はする。
でも、ここで逃げてもな。だってもう巻き込まれてるんだ。
逃げて、目をつけられて、夜露草に危害が及ぶなら。
･･･前に進んでやる。

セシリー

仕事をするようになってからえらく慎重になった。
いいこと、なんだけど、理由を考えると少しやるせない。

アレク

アレクは一体何者なんだ？
ああ、でも信頼してる、ってことは変わらない。

レン

４人の中で仕事に乗り気じゃなさそうな空気がある、けど。
信じてくれて、ありがとな。

#1_

正直なことを言えば、俺には前に出てるレンやアレクの痛みはそこまで理解できない。
それは当たり前なんだが、時折後ろでコソコソしている自分を客観的に見ようとして、やめる。
いや、客観的に見れるという事に気づいてしまって、改めてそれを気づかなかったことにする。
しっかり考えると自分が卑怯者になったような気分になるからだ。

大金が手に入るから。他人を救えるから。何かしらの理由を各自持って俺たちは仕事に向き合っているが、
そのリスクの何割を俺は背負っている？本当に４分の１くらいは背負えているか？って思ってしまうからだ。

こういうことを考えてしまう日は一度考えるのをやめて、無心で弓矢を改良する。
こんな時、リオルさんが初めて読ませてくれた週刊ハーヴェスを思い出す。

多くを語らない、死の射手と呼ばれているレプラカーンが映っていた。俺はそれに憧れたんだ。
死は常に付きまとう。余計な事は考えない方がいい。
ミルタバル様、俺の指先に弓矢の冥加を。

セシリー

俺はきっと今までで一番悪い嘘をついた。
セシリーが強いって信じていればいらない嘘だった気はする。
･･･ああ、また余計な事を考え始めちまった。

アレク

生きててよかった。って、俺は毎回言うつもりか？
俺はお前にその責を堂々と負わせられるほど、俺の背中にも責を負えているか？
･･･聞かないけどな。

レン

何も考えてないのかと思ってたけど、違った。
きっと見抜かれてる。あれも。
･･･俺は死なないよ。お前も死ぬなよ。

#0_つる草屋敷の怪物

胡散臭いにも程がある、ってずっと思ってたけど良い意味で勘違いだったみたいだ。
特にアレクなんかこういうのが本領だろ。
いざって時に逃げるときの囮にもいい。頑丈だし。
...なんだよ。いざって時が来たら見捨てて逃げるからな。本当だぞ。本当だっつってんだろ。



それにしても、クズ山漁りじゃ何日かかるか想像に難い金だ。

...ったはず、なんだけど。
どうしてこうなった？

一服盛った犯人が解ったら連射の練習台にするからな。
オレが断らなかったってことにされてるし。

...でも気分は良かった。おいおい、この年でアル中はやべーぞオレ。

セシリー

正義と盗賊の良いとこ取りだったな。
生まれつきの嗅覚みたいなもんか。
けど屋内でバイクはちょっとな。

アレク

秘密兵器アレク始動だ。
今までの分働けよ。
武器の素振りもしっかりな。

レン

生きててよかった...。
オレもヘラヘラしてられないな。
ちゃんと革の鎧は買ってあるけどさ。

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