容姿・経歴・その他メモ

経歴

・自殺を試みたことがある
・大切な人と生き別れている
・知り合いに生き返った人がいる

冒険に出た理由

探している人がいる

設定

どこか陰のある『人間』の女性。
街の外れで小さな孤児院を開いている。
争い事は嫌いだが、いざという時に立ち上がる強さは持っている。

過去

ドーデン地方の東端出身。
敬虔なライフォス神官である両親の元に生まれ、そのまま教会に引き取られて育った。
幼い頃から信仰心は厚く、周囲との関係は良好であった。
一方で穢れに対しては良い感情を持たず、特にナイトメアに対しては冷淡な態度を取る事も多かった。

そして成人を迎える頃には教会を象徴する代表的な存在となり、
その数年後には当時の神殿長だったエルフの男性との間に子供を作る。

しかし生まれた子供は…ナイトメアだった。
後日、今後の事を決める緊急会議が行われ、
その結果「死産だったと公表し、子供の存在は抹消する」として、彼女と子供は引き離される。

そして「我が子が死んだ」という失意と悲観を抱えながら夫からの陰湿な暴力を受ける日々が始まる。
毎日の暴力は当たり前、酒瓶で叩いてくる事もあれば熱した鍋を身体に押し付けられる事もあった。
「どんな怪我も回復魔法で治療出来る」という事実がその凶行をエスカレートさせていった。

身体も心もボロボロになりながら耐えていた彼女だが、ある時ふと己の言動を省みる。
そして穢れを持つだけでその者を嫌悪していた自分自身に絶望すると同時に神官としての力も失い、
その後すぐに失踪して消息不明となる。

それから約十年後、フレジア森林国でひっそりと暮らしていた彼女の元を嘗ての従者が訪れ、
「子供は殺されていない、しかし消息は分からない」と真実を語る。
それを聞いた彼女の心には「一度で良いから会いたい」という気持ちが溢れ、
従者に背中を押されたことで森を出る決意を固める。
そして大都市キングスフォールに移住し、孤児院を経営しながら夜の街で情報収集をする日々を過ごし始める。

数年後、彼女は偶然知り合ったエルフの女性からとあるギルドの噂を聞く。
その名を『青い鳥と不協和音』、移動式の支部と大陸有数の実力達が集う万魔殿。
「数多の依頼と情報が集まる此処ならば…」と期待と覚悟を胸にギルドの扉を叩いた彼女。
彼女を待ち受けるものは果たして・・・

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