台詞

「エリカ・フォールランド=サーフィクス。好きに呼んでいいわ、それがあなたにとっての私になる」
「私には、足りないものが多すぎるわ。何が足りないのかも思い出せない。―――けれど、他者との触れ合いをするべきだということは、教えてもらったから気づけたの」
「……そうね。『格好いい』や『可愛い』はよくわからないけれど、喜ばしい情動を呼び覚ますものであるなら、学んでみるべきなのかもしれないわね」

ビルド的な

ウィザードにセージとウォリを持たせたので支援回復先制まもちが一通りできます。
けど支援ガチ勢の方々が多いのでもっぱら範囲魔法火力としての役割になりがち。クリキャス実装が待たれる。クリキャス実装しました。

概要

虚無系ラルヴァ。現在自分探しのため、色々な事に挑戦中。
口数は多いが、多くを語ることはない。
ラルヴァだが吸血鬼に対する敵愾心はラルヴァにしてはほぼ存在せず、どちらかというと魔神に対する敵愾心がある方。
ここら辺は過去に色々とあったためだが、「面白いものでもない」と大っぴらに話すようなことは基本しない。なお隠したい訳でもないため聞かれたら普通に答える。

性格など

昔の経験から感情の起伏が小さく、表情の変化も薄い。
ただ無機質なだけな訳ではなく、『情動』や『熱意』を理解するために他者との触れ合いや交流を求めたり、未知なる物事に対して積極性を発揮する姿も見せる。
なお本人は自分には情緒がないと思っているが、かなり薄く表出しにくいだけでしっかりと『情動』や『熱意』は持っている。目にしやすい点で言うなら例えば、魔神に対して一定の敵愾心に類するものを持っている点など。

経歴

地図にも載らない小さな村の外れに住む一人暮らしのとある女性と、それを見初めたとあるヴァンパイアとの間に生まれたラルヴァ。
当時は子供ながらに父に怯えながらも反発し、母に震えながらも愛されるごく普通の不幸な生い立ちのままに暮らしていた。
しかしある日、村のある地域一帯が強大な魔域に呑まれたことで父も母も魔域の主であった魔神将に殺害されてしまう。
エリカも同様の末路を辿る筈だったが、間一髪のところで『母の縁者』を名乗る神官に救助され、その人物が魔域を攻略した(両親の仇を取った)ことでただ一人の生存者となった。

しかし恨めしい相手(父)も、愛おしい相手(母)も、帰るべき場所(生まれ故郷)も、憎むべき相手(両親の仇)も。
一度に全てを失ったショックは当時のエリカから"生きる意味"を奪い去り、彼女を情動なき存在に仕立て上げた。
やがて『母の縁者』に「己の"生きる意味"を知るために生きなさい」「そのためにこの大地と、この世界に暮らす人々の美しさと醜さに触れなさい」と背中を押されて旅に出る事がなければ、ある日不意に自ら命を絶っていたであろう。

幸いなことに父から手慰みに教えられた魔法と、母の蔵書から学んだ知識と、『母の縁者』から学んだ戦指揮の術の才について平均以上のもとを持っていたため、エリカは”自分探しの一人旅”を可能とするだけの能力を持っていた。
こうして拠点を転々としながら各地を漂流の如く旅し続けた果てに、コルガナ地方北西部に辿り着くことになったのは数年前の話である。

元は今とは異なる名前を名乗っていたが、両親が死んで以降は現在に至るまで己に唯一残されたものを忘れないためにもフォールランド(吸血鬼／父)の姓とサーフィクス(人間／母)の姓の両方を併せて名乗っている。
もっともこれについては本当に”名乗っているだけ”である。かつて父や母に対しては■■のような感情を抱いていたが、今となっては過去の感傷に過ぎず、落ちていたものをせっかくだからと拾ったといった程度の話。―――この忘れ去った感情をいつかは取り戻せるようになりたいと、そう思い直したのは最近の話になる。

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