容姿・経歴・その他メモ

とあるエルフの貴族の家に生まれたナイトメア。
出産の負担で母親が亡くなってしまったことを理由に父親から疎まれ、対外的には死産したとして処理されつつ、軟禁状態で育つ。
が、亡き妻の忘れ形見として、血のつながった娘としての一欠けらの愛情は残っていたようで、命を奪われることはなく
成人した際に引き取ることという約束の元、領主夫妻の古くからの友人であるドワーフの傭兵に引き合わされ、定期的に教練を受けていた。
そのため、エルフの社会や風俗に対して馴染みが薄く、物の考え方などにおいては実の父親よりも愛情をもって接してくれたドワーフの師の影響を強く受けている。グレンダールを信仰しているのもそれが理由である。
半面、亡き母に対しての思慕を募らせている部分もあり、水中で呼吸できるすべを会得しているのも、もともとは母親と同じ風景を見たいと思ったが故である。

故郷にいる頃にも人目を避け、フードを目深にかぶって過ごしていたが、傭兵として活動を始めてからは無用な軋轢を避けるために常に全身を鎧で身を包むようになり、その膂力とナイトメアの平均を超える長身も相まって、男と誤解されることもしばしば。
愛称はオルトであり、他者にフルネームを明かすことは基本的にない。

武人気質、というよりも自分は強くあればそれで用を果たしていると思っているフシがある。
生まれは少々複雑ながらも故郷にいるときは事情を知る使用人、傭兵団にいるころには師や雑用など、基本的に雑事を引き受けてくれる存在に世話をされながら生きてきたため、生活能力が壊滅的に低い。
節約・倹約、出納管理などの概念との相性も悪く、師からは実力は認められつつも団を任せることだけは絶対にないと断言されている。

ただし、師が手ずから打ってくれた愛用の鎧の手入れだけは欠かさない。
それが、彼から一番最初に教わった「傭兵の心得」であるためだ。

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