【グラース血戦武闘術】
(ガンドーム地方)- 入門条件
- 100orダークトロールなら50
ガンドーム蛮王国北部にある北征将軍領におけるダークトロールの伝説的な戦士グラースが編み出した流派。この流派は拳と拳をぶつけ合う肉弾戦において、自らの血と相手の血を纏うことで戦闘力を増していく格闘術である。
相手と自らの血肉を浴びた肉体は鋼となり、強固な守りを打ち砕き、数多の攻撃を弾く。死線の上で戦う事こそがこの流派の極意であるとされている。
開祖であるグラースは生前に多くの門弟を抱え、数多の戦士を戦場へと送り出し、多くの伝説を生み出してきた。グラースの者は血肉湧き踊る血戦において輝く、戦神に愛されしものたち。と称され、開闢から200年が経過した今日においても多くの門弟が存在する。
流派装備
この流派では、自らの肉体を鍛え上げ武器としており、他に武器を持つことを良しとしていません。秘伝《血鬼武装術》の習得で、この流派の装備として〈パンチ〉〈キック〉を強化する武器を得ますが、これらはすべて「素手」であることと同じ扱いをします。
すべての《血鬼武装術》とランクに応じた《武器習熟/格闘》の習得で自動的に獲得され、金銭や名誉点の支払いは必要ありません。
【〈格闘〉Bランク】
名称:〈血戦拳〉
用法:1H拳/必筋:0/命中:+1/威力:0/C値:12/追加D:-
└備考:打撃武器、グラップラー専用、〈パンチ〉強化
名称:〈血戦脚〉
用法:1H#/必筋:0/命中:-1/威力:5/C値:12/追加D:-
└備考:打撃武器、グラップラー専用、〈キック〉強化
【〈格闘〉Aランク】
名称:〈血戦強拳〉
用法:1H拳/必筋:0/命中:+1/威力:10/C値:12/追加D:-
└備考:打撃武器、グラップラー専用、〈パンチ〉強化
名称:〈血戦強脚〉
用法:1H#/必筋:0/命中:-1/威力:15/C値:12/追加D:-
└備考:打撃武器、グラップラー専用、〈キック〉強化
【〈格闘〉Sランク】
名称:〈血戦強破拳〉
用法:1H拳/必筋:0/命中:+1/威力:15/C値:12/追加D:-
└備考:打撃武器、グラップラー専用、〈パンチ〉強化
名称:〈血戦強破脚〉
用法:1H#/必筋:0/命中:-1/威力:25/C値:12/追加D:-
└備考:打撃武器、グラップラー専用、〈キック〉強化
秘伝
この流派の秘伝は、すべて戦闘型です。流派装備を使用しなければならず、「限定条件」として指示されています。
《血鬼武装術》
- 必要名誉点
- 30
- タイプ
- 常時型
- 前提
- なし
- 限定条件
- なし
- 使用
- 適用
- リスク
- なし
- 概要
- 〈血戦拳〉〈血戦脚〉を装備可能になる
- 効果
カテゴリ〈格闘〉武器〈血戦拳〉〈血戦脚〉を装備可能になります。また、《武器習熟A/格闘》習得で〈血戦強拳〉〈血戦強脚〉、《武器習熟S/格闘》〈血戦強破拳〉〈血戦強破脚〉が装備可能になります。
また、これらの武器はすべて魔法の武器として扱います。
《血戦の構え》
- 必要名誉点
- 50
- タイプ
- 補助動作型
- 前提
- なし
- 限定条件
- 自立状態
- 使用
- 適用
- リスク
- 回避力判定自動失敗
- 概要
- 強力な攻撃を繰り出すために構える
- 効果
補助動作として続く《血戦破城拳》《血戦断頭脚》のいずれかを使用するために構えを取る。この状態の使用者は回避力判定が自動的に失敗となります。その代わりに、効果中の有効与ダメージ1回ごとに自身の現在HPを「有効ダメージの5分の1(端数切り上げ)」点回復します。この回復効果は自身のグラップラーLv以上までは効果を得られません。
また、敵手番時における自身への物理・魔法・確定被ダメージ1回につき「グラップラーLvの2分の1(端数切り上げ)」点を自動的に軽減します。この効果は被ダメージごとに累積(上限なし)していき、各手番開始時にリセットされます。
この秘伝を使う場合、キャラクターは地面に自分の足で立っていなければならず、飛行、浮遊、搭載、転倒などの状態では使用できません。
《血戦破城拳》
- 必要名誉点
- 50
- タイプ
- 《鎧貫きⅠ》変化型
- 前提
- 《両手利き》《血鬼武装術》《血戦の構え》
- 限定条件
- 〈血戦拳〉、自立状態
- 使用
- グラップラー技能
- 適用
- 2回のパンチによる近接攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- 強力なパンチによる連撃を放つ
- 効果
主動作として〈血戦拳〉(またはその上位武器)による近接攻撃を2回行います。この秘伝による攻撃は、命中力判定に-2(《二刀流》習得時は0)のペナルティ修正を受け、〈追加攻撃〉も発生させません。《飛び蹴り》を行った手番にはこの秘伝は使用できません。この秘伝での攻撃時に《乱撃》《マルチアクション》は宣言できません。その他「適用:1回の近接攻撃」や「2回の近接攻撃」の宣言特技や宣言型秘伝の宣言は原則としては可能ですが、攻撃の対象を増やしたり、キャラクターに追加で何らかの行動を許したりする特技や秘伝はすべて無効です。
この秘伝は、他のいかなる主動作とも両立しません。手番に複数回の主動作を行える場合、そのすべてをこの秘伝として実行することはできますが、この秘伝と他の主動作が1手番内に両方とも行われることがあってはなりません。
この秘伝を使う場合、キャラクターは地面に自分の足で立っていなければならず、飛行、浮遊、搭載、転倒などの状態では使用できません。
この攻撃が命中した場合、ダメージ決定時に「キャラクターのグラップラー技能レベルの2分の1(端数切り上げ)」点分だけ対象の防護点を無視します。
《血戦断頭脚》
- 必要名誉点
- 50
- タイプ
- 主動作型
- 前提
- 《血鬼武装術》《血戦の構え》
- 限定条件
- 〈血戦脚〉、自立状態
- 使用
- グラップラー技能
- 適用
- 1回のキックによる近接攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- 強力なキックによる一撃を放つ
- 効果
主動作として〈血戦脚〉(またはその上位武器)による近接攻撃を1回行い、対象が1部位の場合転倒状態にします。この秘伝による攻撃は、〈追加攻撃〉を発生させません。《飛び蹴り》を行った手番にはこの秘伝は使用できません。この秘伝での攻撃時に《乱撃》《マルチアクション》は宣言できません。その他「適用:1回の近接攻撃」の宣言特技や宣言型秘伝の宣言は原則としては可能ですが、攻撃の対象を増やしたり、キャラクターに追加で何らかの行動を許したりする特技や秘伝はすべて無効です。
この秘伝は、他のいかなる主動作とも両立しません。手番に複数回の主動作を行える場合、そのすべてをこの秘伝として実行することはできますが、この秘伝と他の主動作が1手番内に両方とも行われることがあってはなりません。
この秘伝を使う場合、キャラクターは地面に自分の足で立っていなければならず、飛行、浮遊、搭載、転倒などの状態では使用できません。
この攻撃が命中した場合、ダメージ決定時に「キャラクターのグラップラー技能レベル」点を追加で加算します。また、対象が転倒無効や複数部位の場合、前述の追加ダメージを2倍にします。