夢紡ぎの小竪琴
- 知名度
- 24
- 形状
- 柄に小さな緑と赤の宝石を宿した剣/緑を基調とした、金色の弦と緑の宝玉を持つハープ。片手で持ち運べる小型サイズだが、力強い音色を奏でる。
- カテゴリ
- 特殊楽器/メイス[Bランク]
- 製作時期
- 魔法文明末期-現在?
- 概要
- 呪いが解かれ、光を取り戻した、偉大なハーピストの意思を紡ぐハープ。演奏者の意思によりメイスとハープに自由に変形できます。
- 効果
-
[常]解呪された楽器
オペラ・ヴェネトによって呪いから解放されました。しばらくのうちは彼女の手の元にあるのがよいでしょう。
[常]変形する魔法の楽器
この楽器は《メイスモード》と《ハープモード》の2つの形態を有し、かついずれの形態においても魔法の発動体として扱うことができます。それぞれの切り替えは主動作でのみ行うことができます。ただし、装備者が戦闘特技《特殊楽器習熟》を有している場合、1ラウンドにつき1回のみ補助動作でこの切り替えを行うことができます。
●《ハープモード》
[常]楽曲集中
たとえ十分な技量を持っていても、このハープを用いた演奏にはかなりの集中力を要します。
戦闘中に演奏判定を行った時、装備者の敏捷度は戦闘終了時まで「-6」のペナルティ修正を受けます。戦闘中でない場合、このペナルティを受けません。
ただし、装備者が戦闘特技《特殊楽器習熟》を有している場合、十分に集中することによって呪歌の巧奏値を「-1」して適用することができます。[常]指揮者~Conductor~
所持者が《特殊楽器習熟》を有していない場合でも、演奏判定を行う事が可能です。
また、所持者が《特殊楽器習熟》を有している場合、演奏者の本来の技量よりも高いレベルを要する呪歌(終律)を演奏できます。この能力を用いて演奏したい呪歌は「秘伝」欄に「2」種類の習得していない呪歌を明記し、この特殊楽器を使って演奏判定を行う時にのみ行使できます。ただし、この能力を用いて習得できる呪歌は、「自身のバード技能レベル+2」以内で習得可能な呪歌に限られます。●《メイスモード》
[常]鋭い魔力の一撃
戦闘特技⦅魔力撃⦆宣言時に使用できます。
⦅魔力撃⦆による追加ダメージを、「任意の魔法の魔力」から、『任意の魔法の魔力×2』に変更します。リスクとして、命中の有無に関わらず、戦闘終了後まで能力使用者は敏捷度に「−12」、魔力に「−1」のペナルティ修正を受けます。この能力は、1戦闘につき1回のみ使用可能です。[常]生命力吸収/魔力変換~Spiritoso~
持ち主の「誰かを助けたい」という想いを受け、持ち主の生命力を魔力に変換します。
戦闘中時に限り、装備者の手番終了時にHPに「5点」の確定ダメージを与え、MPを「3点」回復させます。
この効果によって、MPは最大値以上には回復しません。また、この効果により、キャラのHPが0以下になる場合は、HPは「1」になるものとします。
この武器を所持するキャラクターが「気絶」している場合、この効果は発動しません。用法 必筋 命中 威力 C値 追加D 備考 2H 25 +2 35 12 +1 《メイスモード》 メイス(両手) Bランク ※魔法の武器 1H両 25 +2 25 12 +1 《メイスモード》 メイス(片手) Bランク ※魔法の武器 2H - - - - - 《ハープモード》(両手) ※特殊楽器
由来・逸話
《七つの魔楽器》の一つ。
緑色の小さな宝玉が付けられている、金色の弦を持つ小型のハープだが、本体は主に重金属で作られており、非常に重い。
通常時はメイスとして用いることができる。柄の先端に魔法の重金属が取り付けられており、当てやすさと威力を兼ね備えている。
闘いの絶えなかった時代、「音楽」は人々の癒しであり、希望だった。
ある者は歌で人々を勇気づけ、またある者は笛、琴、ギターなどで美しい音色を奏で、人々に生きる希望を与えた。そんな歌には、歌い手の「想い」が込められていた。
…スピリトーゾも、その美しい音色に惹かれた幾多のハーピストによって弾かれてきた歴史がある。しかし、楽器を弾く側は生き物である。決して順風満帆ではなかった。その過程には数多の感情が渦巻く。いつしか、スピリトーゾは「弾き手」の心を映す鏡としての力を帯びるようになった。その力は年々強さを増し、「呪い」へと変質し、「優秀な弾き手の渇望」を漂わせた。
オペラによって呪いを解かれ、本来の音色を取り戻したスピリトーゾ。弾き手の力量に合わせて音色を調整する力を持つ。また、魔法の力は残り、メイスへも姿を変えられるようになった。
美しい音色を探求し続けた父に代わり、神秘の音色は「次の世代」へと受け継がれていくのである。