【鎧殻式魔動歩兵計画】
(オーレルム地方)- 入門条件
- 200名誉点、あるいは50名誉点(ルーンフォーク)
魔動機文明時代末期において、戦争の主役は人族ではなく魔動機でした。
頻繁に食事を必要とし、疲労や睡眠不足により能力低下が起き、死亡した場合に補充が効かない等の脆弱な人族と違い、補給無しでも長い期間活動可能で、休息が無いままでも連続して行動でき、破壊されても資源さえあれば即座に生産可能な魔動機が戦場を席巻するのは、当然の帰結と言えるでしょう。
しかし、そうした魔動機中心の戦争が繰り返される中で、多くの魔動機対策技術もまた産み出されていきました。とりわけ脅威度の高いコロッサスシリーズも対策手段が講じられており、コルガナ地方においては実践投入された記録も残っています。
この様に魔動機への対抗手段が次々と開発される中で、それらの妨害策の影響を受けずに戦闘を行える存在として注目が集まったのが、ルーンフォークでした。彼らは睡眠等の休息こそ必要とするものの、栄養カプセルによって補給頻度を削減でき、ジェネレーターさえあれば幾らでも再生産が可能という事で、一躍戦場の花形に返り咲いたのです。こうしてルーンフォークを大量動員するにあたり、幾つかの養成プログラムが立案されました。【鎧殻式魔動歩兵計画(アーマード・フォーク・プロジェクト)】も、その内の一つです。
この流派では、従来の魔動機中心の軍に近いドクトリンで運用できるよう、銃撃と移動の両立を可能とする装備が考案されています。しかし、各種装備は元々ルーンフォークに装着する事を前提とした設計がなされているため、他の種族が装着を試みる際は独自の調整を必要とします。
流派装備
移動しながらの銃撃を可能とする推進装置。より多彩な戦闘を可能とする特殊なウェポンホルダー。シューター技能でも使用できるソードが存在する。
名称 | 知名度 | カテゴリ | 価格 | 概要 |
---|---|---|---|---|
鎧殻式魔動ブースタ | 20 | 装飾品:腰(のみ) | 20000 | 通常移動後も〈ガン〉による遠隔攻撃を可能とする。或いは飛行を付与する。 |
鎧殻式ウェポンハンガー | 20 | 装飾品:背中(のみ) | 20000 | 武器や盾、マギスフィアを背中に保持でき、大型ガンの両手持ちを補助する。 |
鎧殻式エネルギーブレード | 20 | 〈ソード〉B | 20000 | シューター技能でも使用でき、純エネルギー属性の魔法ダメージを与える。 |
秘伝
《ヒップシューティング》
- 必要名誉点
- 50
- タイプ
- 常時型
- 前提
- 《両手利き》《二刀流》
- 限定条件
- 〈鎧殻式ウェポンハンガー〉
- 使用
- シューター技能
- 適用
- リスク
- 必筋2倍
- 概要
- 「用法:2H」の〈ガン〉を片手で装備できる。
- 効果
「用法:2H」の〈ガン〉を片手で装備でき、「用法:1H」の様に扱う事ができる。その場合、武器の必筋は2倍であるものとして計算する。
《ブーストキック》
- 必要名誉点
- 50
- タイプ
- 常時型
- 前提
- 《射手の体術》
- 限定条件
- 〈鎧殻式魔動ブースタ〉
- 使用
- シューター技能
- 適用
- リスク
- 概要
- 10m以上を通常移動で移動直後、1体に〈キック〉
- 効果
戦闘特技《飛び蹴り》同様に移動直後の攻撃を行えるようになるが、この秘伝では、例外的にシューター技能で〈キック〉の命中力判定を行う。この〈キック〉によるダメージ算出は、「シューター技能+筋力B+敏捷B」で算出される。
この秘伝は、〈鎧殻式魔動ブースタ〉の②の効果を使用した手番のみ適用できる。
《アサルトアクション》
- 必要名誉点
- 50
- タイプ
- 《マルチアクション》変化型
- 前提
- 《射手の体術》
- 限定条件
- なし
- 使用
- シューター技能
- 適用
- 1回の武器攻撃or魔法行使
- リスク
- 概要
- 〈ガン〉による遠隔攻撃と同時に、魔法の行使や近接攻撃を行う。
- 効果
戦闘特技《マルチアクション》と同様に、〈ガン〉による遠隔攻撃と同時に近接攻撃や魔法行使を行える。
ただし、必ず〈ガン〉による遠隔攻撃が先に行われなければならない。