ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

ファナティス・フォード・エージェスター(3.5部) - ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

翠郭護竜(エメラルド・エイジス)ファナティス・フォード・エージェスター(3.5部)

プレイヤー:はしばみふら

行くぞ。私が盾になる

種族
リルドラケン
年齢
性別
女性
種族特徴
[剣の託宣/運命凌駕][鱗の皮膚][尻尾が武器][剣の加護/風の翼]
生まれ
グラップラー
信仰
ランク
穢れ
6
13
6
2
5
5
12
3
8
成長
88
成長
16
成長
54
成長
121
成長
9
成長
112
器用度
96
敏捷度
27
筋力
72
生命力
146
知力
18
精神力
126
増強
2
増強
1
増強
増強
2
増強
増強
器用度
16
敏捷度
4
筋力
12
生命力
24
知力
3
精神力
21
生命抵抗
40
精神抵抗
37
HP
196+30=226
MP
126
冒険者レベル
16

経験点

使用
327,500
残り
2,500
総計
330,000

技能

ファイター
16
レンジャー
16
エンハンサー
15
セージ
12
ウォーリーダー
12
フェンサー
7
アルケミスト
4

一般技能

ネームセンス
17
料理
2
川越体操
1
起床
1
中二病
1

戦闘特技

  • 《防具習熟A/金属鎧》
  • 《かばうⅡ》
  • 《全力攻撃Ⅲ》
  • 《防具習熟S/金属鎧》
  • 《ガーディアンⅡ》
  • 《防具の達人》
  • 《挑発攻撃Ⅱ》
  • 《頑強》
  • 《練体の極意》
  • 《タフネス》
  • 《バトルマスター》
  • 《サバイバビリティ》
  • 《不屈》
  • 《ポーションマスター》
  • 《縮地》
  • 《ランアンドガン》
  • 《鋭い目》
  • 《弱点看破》
  • 《マナセーブ》
  • 《マナ耐性》

練技

  • 【ビートルスキン】
  • 【キャッツアイ】
  • 【メディテーション】
  • 【ストロングブラッド】
  • 【アンチボディ】
  • 【リカバリィ】
  • 【デーモンフィンガー】
  • 【マッスルベアー】
  • 【ジャイアントアーム】
  • 【フェンリルバイト】
  • 【トロールバイタル】
  • 【バルーンシードショット】
  • 【ヘルシーボディ】
  • 【スパイダーウェブ】
  • 【クラーケンスタビリティ】

賦術

  • 【ヒールスプレー】
  • 【バークメイル】
  • 【ミラージュデイズ】
  • 【クリティカルレイ】

鼓咆/陣率

  • 【怒涛の攻陣Ⅰ】
  • 【怒涛の攻陣Ⅱ:烈火】
  • 【陣率:衝戟の刪削Ⅰ】
  • 【陣率:抗拒の推断Ⅰ】
  • 【鉄壁の防陣Ⅲ:鋼鎧】
  • 【鉄壁の防陣Ⅳ:城鎧】
  • 【怒涛の攻陣Ⅲ:轟炎】
  • 【怒涛の攻陣Ⅳ:爆焔】
  • 【陣率:衝戟の刪削Ⅱ】
  • 【大いなる挑発】
  • 【鉄壁の防陣Ⅴ:鋼城】
  • 【怒涛の攻陣Ⅴ:獄火】

判定パッケージ

レンジャー技能レベル16 技巧 32
運動 20
観察 19
セージ技能レベル12 知識 15
アルケミスト技能レベル4 知識 7
ウォーリーダー技能レベル12 先制 16
魔物知識
15
先制力
16
制限移動
3 m
移動力
28 m
全力移動
84 m

言語

会話読文
交易共通語
ドラゴン語
魔動機文明語
コンマイ語
リカント語
エルフ語
汎用蛮族語
魔神語
翼人語
シャドウ語
魔法文明語

賦術

賦術
基準値
ダメージ
上昇効果
専用
アルケミスト技能レベル4 賦術 7
技能・特技 必筋
上限
命中力 C値 追加D
ファイター技能レベル16 72 32 28
フェンサー技能レベル7 36 23 -1 19
エンハンサー技能レベル15 72 31 27
武器 用法 必筋 命中力 威力 C値 追加D 専用 備考
ミョルニル 1H両 15 32 60 10 28 装備者の防護点+2。命中判定で6ゾロを出した場合、攻撃対象が乱戦内または自身から半径10m以内の全域となる。ダメージ計算の際、任意で1d6を振って雷属性の確定ダメージも上乗せできる。その際、確定ダメージ分が自身に跳ね返る。
ミョルニル 1H投 15 32 60 10 28 装備者の防護点+2。命中判定で6ゾロを出した場合、攻撃対象が乱戦内または自身から半径10m以内の全域となる。ダメージ計算の際、任意で1d6を振って雷属性の確定ダメージも上乗せできる。その際、確定ダメージ分が自身に跳ね返る。
技能・特技 必筋
上限
回避力 防護点
ファイター技能レベル16 72 20
[鱗の皮膚] 1
《防具習熟S/金属鎧》 3
防具 必筋 回避力 防護点 専用 備考
インペリアル 30 -1 14 魔法ダメージ-3
トータルリフレクター 16 1 3 「形状:射撃」「形状:貫通」を跳ね返す
他1 ミョルニル 2
他2 アイソアーマスク 1
合計: 鎧+他1+他2 19 21
装飾品 専用 効果
セーフティメット 大ダメを一度だけ無効化(威力表でのクリティカル、運命変転のダメージ増加を無効に)できる。 「ET(エピックトレジャリー)」138頁
アイソアーマスク 防護点+1。遠隔攻撃を誘引する。おどろきの吸引力! 「ET」139頁
通話ピアス おでんわ用ぴあす。 「Ⅱ」264頁 「ET」142頁
軍師徽章 ウォーリーダー技能を行使するのに必要。「グンシキショー」と読む。 「MA(メイガスアーツ)」23頁
背中 野伏のサーマルマント 温度変化から身を守り、炎と水・氷属性ダメージ-1。すっごーい! 「ET」144頁
スマルティエの風切り布 合言葉を唱えると10秒の間だけ命中と回避+2。風が…騒がしいな… 「ET」145頁
右手 宗匠の腕輪 器用度+2、壊すと一時的に+14。 「Ⅰ」339頁 「ET」145頁
アルケミーキット これであなたもデュエリスト! 「Ⅲ」114頁
左手 俊足の指輪 敏捷度+1、壊すと一時的に+13。コーナーで差をつけろ! 「Ⅰ」339頁 「ET」145頁
多機能グリーンベルト 常時「自然環境にいる状態」になる。つまり、どこにいようと敵も自分も周りに草原や岩窟が見えてるから、恐らく集団幻覚を見せる装備品である。ラリーンベルトに改名したほうが良いのでは? 「Ⅲ」252頁 「ET」148頁
スマルティエの武道帯 練技「リカバリィ」使用時、生命力ボーナスが回復量に加算される。決してブドウ柄の帯ではない。 「ET」147頁
立ち寝のレギンス 睡眠や気絶で転倒しなくなる。コイツ…立ったまま〇んでる! 「ET」148頁
不撓のバックル ガンや魔力の矢などのダメージを精神抵抗で軽減できる。「フトウのバックル」と読む。 「ET」147頁
所持金
-196,710 G
預金/借金
0 G / 0 G

所持品

冒険者セット
保存食2週間分
ヒーリングポーション×10
魔香水      ×10
デクスタリティポーション  ×10
巧みの指輪(器用)×10
俊足の指輪(敏捷)×10
剛力の指輪(筋力)×10
知性の指輪(知力)×10
ウォーターバルーン    ×10




ゴライアスのコイン
ゴブリオ作・高級下着セット
ツムギから貰ったアレキサンドライト
ツムギの刻印
ルゥリから貰った鱗お手入れセット
アリアから貰った手袋
特殊ナイトゴーグル

マテリアルカード

BASSS
2020102
5
名誉点
0
ランク

名誉アイテム

点数
冒険者ランク

容姿・経歴・その他メモ

アクアエデンの学校に在籍しているリルドラケンの女性。基本的に学力は低めで、口にする言葉も絶妙に知識やイントネーションが偏っているところがあり、その際に他人から指摘される日々を送っている。年齢は20前後だが、本人曰く「あまり覚えてない」とのこと。
入学当初は、あくまで自分の過去に関わる情報収集のために来ただけで、他人と深く関わる気はないと豪語していたが、クラスメイトや担任教師と苦楽を共にしていくうちに、健全(?)な青春を謳歌する熱血おバカキャラになった。
戦闘スタイルはいわゆる前衛タンクであり、敵の攻撃から味方を守るポジションに立つ。攻撃の際は何故か異様に叫ぶのだが、理由は「叫ぶとキモチイイから」だそうだ。彼女と戦闘する際はゴールデン耳栓が必須かもしれない…
基本的にオトコのロマンや虫取りといったものが好きで、アリアとはウマが合う。


“翠郭護竜(エメラルド・エイジス)”  ※戦争から帰還後、効果追加

ファナティス固有スキル。敵による攻撃のダメージ確定後に使用可能の宣言特技。
味方全員を対象にし、対象が本来受けるはずだったダメージを一度だけファナティスが肩代わり(ダメージ量は対象の防護点、ダメージ軽減点を元に計算する)し、さらに対象ダメージが物理攻撃によるものだった場合、その場で対象と生命抵抗の達成値の比べあいを行い、達成値が対象以上だった場合はファナティスに対してのみのダメージを対象に跳ね返すことができる。達成値が対象未満だった場合、ファナティスに対してのみのダメージが2倍になる。お互いの抵抗が自動成功だった場合、ファナティスのダメージ跳ね返しが優先される。
このスキルを使用した次のラウンドまでは、宣言特技《かばう》、移動、および補助動作を行えなくなる。また、このスキル使用後は3ラウンド経過するまで同スキルは行えない。


【ファナティスの夢日記】


本来私はこんなデンパ系女子が書きそうなものを書くガラじゃないんだけど、もしかしたらあの日から見てる夢は以前の私の記憶に繋がっているかもしれないから、断続的に記すことにする。夢見るの嫌なんだけどなぁ…寝た気がしないし。なんで夢なんて見るんだかねぇ。

・白衣を着た男が私を変な所に連れてきて、そこで私は暮らすことになった。機械と発明品だらけの無機質な空間だった。白衣の男は何かを作っている最中だった。あれは…人型のロボット?

・白衣の男は私の体を軽く調べた。うわぁこれ変なコトされるかもって思ったけど、私の顔に付いてる宝石を近くで見たり軽く触ったりして、「なるほど…」と真剣な顔で頷いただけで、それ以上の事はしなかった。どこかを傷付けたり私が嫌がる事なんてしなかったし、むしろ「どっか痛ェとこはねェか?触られて嫌じゃねェか?」と何度も私を気に掛けるようなことを言ってくれた。コイツ、口は悪いけど悪いヤツじゃねぇなっていうのは何となく分かった。でも宝石の事は教えてくれなかった…ケチくさい。夢の中の存在のクセして良い度胸してるなぁ。

・また白衣の男の夢だ。何なんだコイツは…私の脳内をまさぐるストーカーか何かか?悪いヤツじゃないんだけど、こうも何度も出てくると流石に嫌悪感を覚える。多分これで100回目だぞ…いい加減ウゼェから消えろ。笑顔を向けるな。私の頭を撫でるな。我が子のように扱うな。豪華な食事を無理して振舞うな。そっちは簡単な食事で済ましてるクセに。何が目的だ?そもそもお前は誰だ?質問しようにも夢の中だと喋れないし、フワフワした感覚だから歩くことすらままならない。早く教えろこのジジイ!

・まるで先日の私の怒りを汲み取ったかのように、白衣の男は自分の事を話してきた。どうやら白衣の男は…えーと、コクリツ?の研究機関の発明家であり、いわゆる博士だそうだ。主に国からの依頼で色々な発明品を生み出しているらしい。前に見た人型のロボットもそうだと言ってた。
なんで私を拾ったのかというと、最初は単純に見た目の特異性に魅かれて研究対象か標本にしようと思い、しかも身寄りの無さそうな雰囲気だったからコリャ好都合だっつって、ウキウキで研究所に連れて来たらしい。なんて正直なヤローなんだ…ウケる。んで、そのつもりだったのに今では我が子のように可愛がっている理由は、私の境遇を聞いたり、顔の宝石を調べたりしてたら良心が痛んだらしく、真面目に我が子として(あわよくば自分の助手として)育てていこうと決意したかららしい。あと研究と発明ほぼ一筋だったから結婚に縁が無く、少し寂しかったのも理由の一つらしい。なんだそりゃ…色々言いたい事があるが、コイツの倫理観の振れ幅ちょっとおかしいぞ?あと未婚なのは多分…研究と発明のせいだけじゃないと思う…そりゃこんな頭おかしい特殊な思考してたら結婚なんて出来んわ。それとも博士なんてのは皆こうなのか?もしくは私の感覚がズレてるのか?言っちゃ悪いけど、この話聞いて少し損した気分になったわ。
でも、不思議とこの男への嫌悪感は消えた。私は清々しい奴は嫌いになれないんだろうね。知らないけど。

・おかしい…今回の夢は少し変だった。今まではこうして事細かに書けるくらいには夢の内容をハッキリ覚えるタイプだけど、今回のはどうしても思い出せない部分がある。どういうことだ?とりあえず整理の為にここから夢の内容を綴る。
まず、珍しく屋外にいるところから夢がスタートした。そして傍らには例の博士がいた。「たまには外に出ねぇとな」と言ってたあたり、私の為に滅多にしない外出を一緒にしてくれたんだと思う。自分のためでもあるんだろうけど。そこから外食へ行ったり、公園でボール遊びをした。正直…少し楽しかった。
そこからは博士の長い昔話がひたすら炸裂した。思えばこの時に初めて博士の名前を聞いた気がする。博士の名前はリ・ヴェリオと言い、かつては大陸の一部で名を馳せた「マヒメ小隊」という特殊精鋭部隊の一員だったそうだ。マヒメという少女を筆頭に、自分を含めて5人の仲間と共に特殊な任務を成し遂げたとして、国から大いに称えられ、今では自分は国直属の発明家として優遇されているスンバラシイ人なのだと鼻を高くして話してた。ちょっとムカついた。任務の後、小隊は解散して皆それぞれの道を歩んでいったが、今でも定期的に連絡と近況報告はしているのだとか。正直そういうのちょっと羨ましいと思った。
さて、ここまでは鮮明に覚えているのだが、その後の博士の言葉がどうしても思い出せない。というより、思い出そうとしてもノイズがかかり、脳がかきむしられるような不快感に襲われる。ただひとつ分かるのは、その言葉を聞いて私が大きく頷いてから、博士と小指を結んで「ゆびきりげんまんウソついたらハリセンボンのーます!ゆびきった!」とお互いに言い合っていたことだ。もしかして……?そうだ、あの日からずっと私の脳に流れてくるあの映像とリンクしている部分が多い!やっぱり、この映像は過去の私の核心に迫る重要な……記憶?なのかもしれない。くそっ、ここまで見せてコレかよ…生殺しされてるみたいでムカつく。あの部分だけもう一度見聞きできないのか…?こんなことなら初めから夢なんて見たくなかったのに…くそっ!

・この日の夢で最初に見た光景は、人型のロボットを含めた様々な発明品が跡形も無く消えた研究所と、鬼の形相をしながら頭を抱えている博士の姿だった。怒りをなだめながら聞いた話によると、どうやら博士は国の指定した安全基準を大きく逸脱した発明品を作ったとかで、国の大規模な監査が入り、今までの発明品もろとも迅速に回収されたらしい。当の本人は「そんなはずはない」と連呼して弁明を図ったものの、国は聞く耳を持たず、更には博士や発明家としての地位も一方的に剥奪されたとの事で、博士はあまりにも突然で理不尽な国の処置に対して怒りを露わにしていた。
確かに不自然な話だ。夢の中でとはいえ、口こそ悪いものの発明家としての職務は常に真面目にこなしていたし、国の仕事に携わるのを誇りにすら思っていたのを私は知っている。地位を秤にかけてでもそんな事するメリットも無いし、それに、博士は国からの仕様書を一読したら秒で内容を覚えるほどの記憶力も持っていたので、国の指定した基準を見誤ったとも思えない。そんな博士が危険な発明品を作るなど二重にも三重にもありえない話だった。どうしても納得のいかない博士は、真相を探るために余ったなけなしのお金で、ある筋の情報屋にて「国の真意」という情報を買うと言っていた。もちろん私に止められるわけもなく、黙って眺めているしかなかった。

・情報屋によると、結論から言うと博士はシロで、国はクロだったようだ。事の顛末を簡単に言うと、博士の存在を快く思わなかった人物が、博士への報奨金の踏み倒しと地位の陥落を目的として各所に働きかけ、データの改ざん、買収などを駆使して博士を一方的に悪に仕立て上げ、その画策によってまんまと博士の地位や立場は失墜。博士は全てを失い、現在に至るという。なんとも酷すぎる話だった。これまで愛する国の為に様々な名誉を築き上げた人に対してこの仕打ち。大体そんな事する方がお金も手間もかかるだろうに、身勝手な私怨はそれすらも分からなくさせるのか。しかも国を動かす者の一人ともあろうヤツが!
この話を聞いてからというもの、博士は常に顔も目も真っ赤にして怒り狂っている。「アイツらめ…勝手な理由で俺の全て…俺の発明品…いや、我が子とも言える大切なものを全部奪いやがって!なにが『悪魔の発明』だ!なにが『非人道兵器』だ!ふざけるな!お前らの方がよっぽど非人道的な悪魔だろうが!!」と叫んでいたのが、ずっと頭に残ってる。
…贔屓目に見なくても国に対して怒りを覚える話だ。私のこの怒りは何もおかしくないはずだ。頭に流れてくる国への恨みとか関係なしに、こんなの怒るに決まってる!たかだか夢でこんなに怒るのはおかしな話だろうが、もしこれが本当に起きた出来事だとしたら、こんな腐った国なんて今すぐにでも滅ぶべきだ!
……何書いてんだかねぇ私。こんなんじゃ本物のデンパ女子になっちまう。しばらく夢日記を書くの控えるか?いや…やっぱりそうはいかない。今の私には、この夢しか無いんだ。これしか…ないんだ…。

・博士に手を引かれながら、必死に追っ手から逃げているところから夢が始まった。身の潔白を証明するのは不可能と踏んだ博士は、国の役人や警備隊といった追っ手の目をかいくぐり、この国から逃げることを決めた。いわゆる亡命ってヤツだ。時には静かに身を潜め、時には身分を偽って束の間の生活を送り、時には強硬手段として博士が追っ手をその場で殺めたりもした。そんな逃避行生活を続けているうちに、ついに博士に賞金首がかけられた。こうなった以上、一般人の目に付く所へ行くワケにもいかないし、国から出られたとしても身の安全を保障できなくなった。くそ…
大雨の草原で野宿をしていた時、博士は酷い咳と共に吐血をした。無理もない…ただでさえまともな食事もできず、研究所とは打って変わって衛生環境の良くない所にずっといたんだ。顔も体もみるみる衰弱していっていた。そんな時でも数少ない食事は私に多く振り分けていて、寝る時は必ず自分の上着を布団替わりにと私にかぶせてくれていた。その度に私は…感謝と同時に怒りが湧いた。本当はこんなジジイなんて置いて一人で逃げても良かった。だけど…今までしてくれたこと。そして博士との「約束」を考えたら、そんな事なんて出来なかった。そんな事を考えさせてしまう博士が、とても憎かった。助けてあげたい…と言っても、どうしたものか。医療機関を訪れようにも、この草原は街や集落から離れているし、仮に着いたとしても私達の顔は世間に割れているため、身分を偽ろうが門前払いされるか通報されるのがオチだ。状況は最悪だった…
途方に暮れていると、博士の通話ピアスから一本の着信が入った。通話の主は、数少ない博士の元・助手の一人だった。その人は博士が国から追われているのを報せで聞き、身を案じて通話をかけたのだそうだ。博士は「余計な世話だ」と言っていたが、その時の顔はどこか少し和らいで見えた。何だかんだ言いつつも、博士も嬉しかったのだろう。
通話を終えると、博士はゆっくりと立ち上がり「草原の奥にある小屋へ向かうぞ」と言ってきた。どうもその元・助手が、国からの依頼とは別に、ずっと前に博士と共同で作っていた「とある装置」を携えて、この草原の奥にある小屋で待っているらしい。心なしか元気が戻った博士の姿を見て少し安堵したものの、溶けきる前のロウソクの炎みたいなものかもしれないと思い、複雑な気分になった。

・例の小屋に辿り着いたところから夢が始まった。扉を開けると、元・助手であろう男性の姿と、小屋の中のほとんどを埋め尽くす大がかりな装置があった。私はその小屋の中に入った途端、その場でへたり込んでしまった。博士もどうやら同じみたいだった。そう、まるで自宅に帰ってきたかのような安心感が身と心を包んだのだ。大きな装置があり、工具も器具もある。研究所で見慣れた光景だった。その無機質で冷たい金属が占める空間が、まるで人肌のようにどこまでも暖かく抱擁してくれるようだった。しかし、安心も束の間、博士がこれまで以上に酷い咳と吐血をその場でした。博士はかすれた声で「すぐに始めてくれ…俺にはもう時間が無い…」と言うと、元・助手は静かに頷き、装置から出ているコードの付いたヘルメットを、博士の頭と私の頭に一つずつ被せた。
ここからは博士が声を絞り出して発した言葉を簡単に羅列していく。
「ファナ…今が俺を見捨てて引き返せる最後のチャンスだ。もしも自分の人生を生きたいと少しでも思ったなら、俺を見捨てて逃げるのを勧める。」
「これから起動するのは、記憶と人格を他者の脳に移す装置だ。俺はこれから、自分の記憶と人格をファナの脳に移す。」
「本来は記憶と人格を移された側は、元の記憶と人格が消えてしまうのだが、ファナ…お前の顔に付いている翠色の宝石…その中にはずっと使われてこなかった、独立した脳がある。その宝石の正体は、恐らくお前の双子として生まれてくるはずだった個体の片割れだろう…聞いたことくらいはあるだろう…エメラルドの体を成した竜、エメラルドドラゴン…その片割れが、顔に付着した状態で、お前が生まれたのだ。」
「そのエメラルドの中の脳に、俺の記憶と人格を移す。ただ、それでファナの記憶と人格に影響が全く出ないとは言い切れない…」
「…ファナからしたら本当に気持ち悪いと思うことだろうが、俺の『夢』を叶えるためには、この方法が一番現実的だ。だがさっきも言ったように、これは俺のワガママだ。お前には俺の申し出を断る権利がある。」
「さあ決めてくれファナ…お前は、俺の記憶と人格を受け入れるのか…?」

……このセリフを自分で書いている時点で思う事はいっぱいある。だが今は夢の内容を記すのが先だ。博士の申し出に対して、私はというと…迷わずにこう応えた。

「うん、いいよ。だって約束したもん。博士の『夢』を叶えるまで、自分にできる事なら何でもするって。」

…我ながらバカな判断だと思った。だけど、筋を通すのは夢の中でも変わらないようだ。不思議と、あまり悔いは感じられなかった。
博士は「そうか…すまない」とだけ呟くと、ジェスチャーで元・助手に装置の起動を促した。そして、装置はゴウゴウと音を立てて動き始めた。記憶と人格の転移は1時間ほどかかるらしく、時折博士の咳が小屋に響く中、ゆっくりと時間が過ぎた。10分経ったあたりから宝石の部分が徐々に熱くなっていった。30分経ったあたりから頭痛がしてきた。40分経ったあたりで頭痛が酷くなってきたが、必死に我慢した。50分経った…自分の脳内に異物が混入してくるような感覚を覚えた。55分……あと少しで終わる……あと少しで……


終わるはずだった


「そこまでだ!全員、おとなしくしろ!」という声と共に、小屋の中に無数の追っ手が入ってきた。突然のことで、しかもただでさえこの状況だから、迫りくる追っ手に対処できず、あっけなく捻じ伏せられた。やめてくれ…あと少しなんだ!と慈悲を乞う暇もなく、私と博士のヘルメットが強引に外された。その瞬間、今までに感じたことのない頭痛と、脳内を駆け抜ける大音量のノイズが私を襲った。正気なんて保っていられるはずもなく、大人数の追っ手に取り押さえられる中でもがき、叫んでいた…と思う。ここから先のことはよく覚えていない。
気付いたら大量の汗をかいた状態で夢から覚めていた。目が覚めても頭痛とノイズはしばらく残り、やっと落ち着いてきたから今こうして日記を書いている。
…今までここに記してきた夢は、どれもこれも生々しく、どこか現実感のようなものが漂っていた。だが、しょせんは夢だ。私の過去の記憶として断定するには、いささか早計だろう。それでも、この夢が全くの無意味とも思えない。だったら…実際に調べるしかないだろう。そうと決まればすぐ行動に移そう……面倒くさいけど。

・あの日以来、夢の続きを見なくなった。夢自体は相変わらず見るのだが、ここに書いてきた内容と同じ夢を反芻している。たのしいたのしい夢のストーリーはアレで終わりってワケか…笑えて来る。ビックリするほどのバッドエンドだ。
せっかくだから、前は詳しく書かなかったこと(どうでも良かったこと)をよく見聞きするようにした。まずは…例の「マヒメ小隊」とやらの話を真剣に聞くことにした。私の勘が正しければ、この小隊の話から何か情報を得られると思ったからだ。さて…楽しいストーリーの次は、楽しい情報シューシューの始まりだ。

「マヒメ小隊」について


彼女自身、かつて小隊の一員だったリ・ヴェリオに恩義を感じているものの、小隊そのものに肩入れする気はほとんどない。彼女にとっての居場所は、あくまでもツムギクラスである。
小隊を調べるために人知れず奔走してた時期があったが、得られた情報をまとめたメモはマヒメに廃棄された。それ以来、小隊について深く調べないようにしている。

履歴

称号「クイズ王(?)」を獲得
ワイドガードEX 習得

セッション履歴

No. 日付 タイトル 経験点 ガメル 名誉点 成長 GM 参加者
キャラクター作成 3,000 800 0
20/08/12 異常なプロローグ 0 300 0
297,000 器用×88
敏捷×16
筋力×54
生命×101
知力×9
精神×82
24/03/11 30,000 生命×20
精神×30
取得総計 330,000 1,100 0 400

収支履歴

ルゥリから借金:<+200
ルゥリへ返金:<-200
ダンジョン攻略準備の支給金::+300
ツムギからの大切な皮袋::+500
牧場のバイト代::+400
修学旅行の移動費::-30
タライ::+110
マッサージバイト代::+1000

ヘビーメイス::-330
スプリントアーマー::-520
ラウンドシールド::-100
冒険者セット::-100
保存食1週間分::-50
保存食2週間分::-100
宗匠の腕輪::-1000
アルケミーキット::-200
緑のマテリアルカードB×10::-200
ヒーリングポーション×5::-500
緑のマテリアルカードA×10::-2000
カイトシールド::-500
フルメタルアーマー::-11000
緑マテカB::-40
韋駄天ブーツ::-2000
カイトシールド売却::+250
スプリントアーマー売却::+260
フルメタルアーマー売却::+5500
スマルティエの武道帯(取り寄せ価格)::-8000
叡智の腕輪::-1000
半ばぶん盗ってきた聖印::-100
デクスタリティポーション×3::-6000
ポーション×3::-300
立ち寝のレギンス::-500
セーフティメット::-2000
スマルティエの風切り布::-27500
保存食1年分::-3000
緑A(冥化)×50::-12000
ポーションヌ(冥化)×50::-6000
指輪2種×10::-3000
デクスポ(冥化)×10::-14800
軽業のブーツ::-6960
魔香水(冥化)×10::-7200
ドントレシアの堅忍大鎧を売却::+13200
ドントレシアの堅忍甲冑::-54800
ラル=ヴェイネの魔宝帯::-27500
緑S×10::-20000

チャットパレット