容姿・経歴・その他メモ

外見・肉体的特徴

外見

　まず目を引くのはド派手な髪の毛。これはティエンスやドワーフとの混血に由来したもので、つまり完全に地毛。瞳も髪と同じようなピンクと緑で、こちらも生まれつき。身長はやや低めで四肢も細く年齢のわりに子供めいた容姿だが、胸や尻への脂肪の付き具合は年齢相応どころかむしろ豊満。
　基本的に表情豊かでボディランゲージも激しいのだが、よく観察すると動作ごとの切り替わりの不自然さや全体的な無機質さを見て取ることができ、やや不気味。

肉体的特徴

　声はわりと高い方。服に隠れて見えない部分に無数の痣や切り傷、火傷痕がある。五感がやや薄い節があり、不快な音や味、光などに自分からは反応を示さないことがある（認識はできており肉体へのダメージもあるため、データ的効果を伴う攻撃としてのそれらは受ける）

口調・性格及び外見的立ち居振る舞い

全体的な口調：基本的に元気のよい若い女の子風。ただし独白や神への祈りは極めて固い口調となる他、想定外や未経験の刺激に対するリアクションを上手くできないことがある。
一人称：（基本的には）「私」。
二人称：（基本的には）「君」「あなた」「○○さん」「（呼び捨て）」など、特に変わったものは使用しない。独白やかなり焦った場合などは、こそあど言葉を使って物品のように呼称してしまうことがある。
三人称：二人称同様の傾向。

外見的な立ち居振る舞い

　基本的に明るく元気たっぷり、他者とはまず友好的に接する。また、相手が自分に向けてきた態度をそのまま返す傾向が強い。しかしこういった態度は社会に適応するための演技という側面が強く、本来の彼女は共感性が薄く外部からの刺激を客観的情報としか受け取ることができず、自発的な判断に関しても客観的にしか行えない傾向が強い。そのため周囲を観察したり様々な手段で学習したりすることで一般的な「人間」を真似ているのだが、所詮は真似であるため不自然さが抜けきっていない。
　なお自己肯定感はかなり低い方。さらに自分含む他者を客観的に見ており、自分含む「個人」への執着が薄い傾向が強い。そのため自分が犠牲になることが合理的であれば躊躇せず、そして他者を犠牲にすることもそれが合理的であれば躊躇しない……が、それが一般的でないことは理解しているため、基本的には考えたとしても即座に態度に出すことはしない。

背景設定

経歴その1

　人間であり、フルシルを信仰する神官。基本的に後ろに控える支援役だが、フルシル特有の攻撃的な魔法と斥候としての技能を活かし大胆に攻めることも。

経歴その2

　元々、彼女はごく一般的な家庭に生まれた。しかし他者への共感性が薄く、自分の感情も薄いという性質故に周囲から迫害され、とても幸せとは言えない生活を送る。皮肉にも彼女自身のそういった性質により精神を壊すことはなかったのだが、自分の存在そのものに対するコンプレックスは膨らんでいった。

経歴その3

　やがて「普通」への「変化」を求め出奔。変化を尊ぶ神であるフルシルの洗礼を受け、神官となる。さらにしばらく滞在して修業、人間を真似る訓練も行い、やがて神殿長から「もう神殿での修業は十分であり、あとは外に出ての修業をするべき」と告げられる。その後、冒険者となった。

経歴その4

　彼女は現在の生活におおむね満足している。能力さえあれば評価され、無理に演技をする必要もないと理解している。しかしそれでも、「普通」への憧憬を捨てることはできないでいる。そして、それこそが彼女の「人間としての」アイデンティティーなのかもしれない、と考えることもあるようだ。

経歴その5

　ちなみに彼女自身は「自分には感情がない」と認識しているが、これには「一般的な」という冠詞が付く。
　実のところ、彼女は「感情」をきちんと持っている。面白いものに対して笑うのも、許せないものに対して怒るのも、それ自体は演技ではなく本物の反応として行えている。ただそれらに対する考え方が多数派とズレており、さらに他者への感情移入が苦手で、あくまで「その人が特定の状況に置かれており特定の反応を示している」という「情報」への反応しか示せないため、結果として主観的にも客観的にも感情が薄いように感じられるだけなのだ。

余談

食の傾向・好き嫌い

　基本的に味覚が薄いため、傷んでいなければ何でも美味しそうに食べる。最近の悩みは、「不味いものを不味いと示すタイミングがわからず、自分だけ美味しそうに食べているようになってしまったり、逆に自分だけ露骨に不味そうにしてしまったりすることが時々ある」こと。
　マナーはかなり丁寧だが、杓子定規に守ろうとして食べるのが遅くなったり味を落としてしまったりすることが稀にある。

性関係の傾向・好き嫌い

　性自認はセックス・ジェンダー共に女性。異性愛者であり、好きなタイプは「金持ちのイケメン、できれば筋肉がある人」という意外というべきかごく普通のもの。
　なお他者に共感することが難しく、自分自身に与えられた刺激も客観的に受け取ってしまうという性質がある一方、実は感情そのものは正常に持ち合わせているためか、自分自身の内的な感情を掻き立てるような行為が好き。さらに「与えられた刺激を客観的に受け取る」性質故に、逆に自分自身の状況を素早く的確に理解してしまい「恥ずかしくなる」こともかなり多い。
　要するに、実はマゾヒスト。

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