容姿・経歴・その他メモ

家族に愛されていた
田舎で育った
規律に厳しい環境で育った

身長192cm


「ロックウッド。姓はない」

オオコウモリのリカント（大型草食獣）。
薄暗い感じのおっさん。そっけないが、冷たいわけではない。
好きなものは果物。素手で行く。

元森の番人。
森の中のボロ小屋で生まれ、森の外を知らずに育つ。
家族からは愛されながらも「外の者からこの森を守るのが我らの使命だ」と教育されており、ロックウッドはそれを疑わなかった。だが、歳の離れた妹は違い、独り立ちできる年齢になるとすぐに森から出て行った。森が世界の全てだったロックウッドには、妹の思考が理解できなかった。

自分の守っている森が、とても小さなもので、他に正式な所有者がいたこと。そして、自分たち家族はその森に勝手に住み着いていただけの、不法滞在者だったのだと知ったのはその数十年後、両親が死んでから暫くしてのことだった。
森の所有者である商人、アーンショウはとても善い人間で、ロックウッドに「常識」を教えてくれたのみならず、仕事を手伝うなら衣食住を手配してくれると申し出てくれた。
だが、ロックウッドはそれを断り、森を出て流浪の旅をすることにした。
自分を愛していたはずの家族は、何故自分を「森の番人」として育てたのか。世界を見て回れば、その答えが見つかるかもしれないと信じて。

現在はアーンショウに紹介された〈月鏡亭〉に所属し、冒険者として各地を見てまわりながら、遠出するための路銀を稼いでいる。


「いや、俺は熊ではない。大蝙蝠だ。……似ているらしいな。度々間違えられる」
「……ん。すまない。空を見ていた」
「反響定位か。確かに俺は蝙蝠だが、我が氏族はその術を持たない。エレン、遺跡の探索はお前に任せる」
「あれは？……ふむ。踊ることを生業としているのか。生き方というのは、多様なものだな」

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