DXスパイダーショット
- 知名度
- 17
- 形状
- 頑丈な手袋。手の甲側に射出機構がついた盾?
- カテゴリ
- 〈盾〉
- 製作時期
- 不明
- 概要
- 射出機構がついた盾…のようなおもちゃ
- 効果
-
[常]保全処理
状態劣化加工が施されていいます。
改名以外の加工・改造を受け付けず、譲渡・売却も不可です。
【フロス・ジ・フォルス専用装備】[常]手甲装着型射出装置
「用法:1H」の盾としてのみ使用出来ます。
装備中の手で何かを持つことは可能ですが、その間《ロックオン!スパイダーショット!》は使用できません。[常]取扱説明書《充電のしかた》
装備者はこの盾を装備中、充電値という特殊な数値を適用します(最大30)。
自然かつ日中の環境下であれば充電値は減少せず、減少した充電値は10分毎に3ずつ回復します。
暗視が不要な明るさの環境では充電値は10分毎に1ずつ回復します。
周囲の明かりのない夜間や光が届かない環境では充電値の回復はできません。[補]《しゃべる!DXスパイダーショット!》
この能力の使用に際し、充電値を1消費します。
装備者を起点に任意の音量で、事前に録音していた音か「DX!スパイダーショット!」という音を発することができます。
録音自体は非戦闘中であればいつでも充電値消費なしで行えますが、任意で録音出来る音声は一つのみです。
《ロックオン!スパイダーショット!》の直後に限り、補助動作の使用タイミング制限を無視して使用することができます。[補]《フォルムチェーンジ!》
この能力の使用に際し、充電値を2消費します。
装備者が念じることで、鋼糸部分と吸盤部分の見た目を任意のものに変化させることが出来ます。
この効果は再度宣言しない限りその状態を維持します。
光源として扱うようにも光らせることも出来ますが、その機能を宣言した場合は「吸盤位置を起点」に「半径10m」を光で満たすものとし、この機能が有効になっている間は1時間毎に充電値を2消費し、その間充電値は回復しません。
それ以外はどのような形態であっても、射出対象へのダメージ、命中力の変動、特殊な効果はありません。
《ロックオン!スパイダーショット!》の直後に限り、補助動作の使用タイミング制限を無視して使用することができます。[主]《ロックオン!スパイダーショット!》
この能力の使用に際し、充電値を5消費します。
「射程/形状:2(30m)/射撃」で、「対象:地面・不定形でない物体1つまたは1体」に吸盤を射出します。
この能力の達成値は「投擲・射撃攻撃に使用する任意の技能レベル+器用B」、気操法を使用する場合は「理力」で計算します。
目標とした指定箇所の状態別に下記の処理を適用します。
<建造物、固定されている物>
GMが指定する目標値がなければ無条件で命中し、命中した場合装備者は目標地点に向かってまっすぐ移動します。
能力の使用者は任意のタイミングで吸盤の解除宣言をすることができ、その場合、解除した地点で移動を中断します。
この移動に際して、能力の使用者は「移動妨害」を受けず、「乱戦エリアからの離脱準備」の必要なく、乱戦エリアから離脱できます。
移動の後、能力の使用者は「移動した距離/5」(端数切り上げ)の確定ダメージを受けます。
<生物、固定されていない物>
対象が回避能力を持つ場合、「抵抗:消滅」として達成値に対して回避力判定を行うことが出来ます。
対象が回避に失敗した場合、能力の使用者と対象で「腕力判定」または「理力」による達成値の比べ合いを行い、下回ったキャラクターがもう一方に向かって移動します。
魔物データを持つキャラクターがこの能力の対象となった場合、打撃点を固定値として判定を実施します。
対象が固定されていない物体の場合、GMが対象の重量を規定した上で、その判断に従って下さい。
能力の使用者は任意のタイミングで吸盤の解除宣言をすることができ、その場合、解除した地点で移動を中断します。
この移動に際して、能力の使用者は「移動妨害」を受けず、「乱戦エリアからの離脱準備」の必要なく、乱戦エリアから離脱できます。
移動後、対象が能力の使用者と同じ地点に重ならない場合、その対象は「移動した距離/5」(端数切り上げ)の確定ダメージを受けます。
解除宣言をせず、同じ地点に重なった場合、その対象と能力の使用者は激突し、互いに「移動した距離/3」(端数切り上げ)の確定ダメージを受けます。
この能力による達成値の比べ合いを行う際、他のキャラクターが協力を行うことはできず、他のキャラクターが同伴して移動を行うこともできませんが、、戦闘時以外であればGMの裁定によって検討してもよいでしょう。また、高度が極端に変わる使い方をした際はGMの裁定に従ってください。用法 必筋 回避 防護 備考 1H 2 0 0
由来・逸話
ジニアスタ闘技場に現れた正体不明の男が持ち出してきた魔剣……ではなく盾にぎりぎり該当するおもちゃのようです。
冒険者フロスが望む「遠くにびゅーんって飛べるやつ!」の要求に応えたものになります。
劣化・破壊しないようにするための安全装置として非常に強力な保全処理が施されているため、魔法の道具として扱います。
いつの時代のどこで制作されたものかも不明のおもちゃです。
この道具は、勇者が鎖を飛ばして縦横無尽に移動したり、蜘蛛の仮面を被った英雄が糸を使って市街を飛び回る物語に着想を得て作られたようです。
この道具が作られるきっかけ自体は遊びのつもりだったようですが、遊びや冗談ではなく本当に人が移動出来るようにした結果、機構部分は本気で作り込まれました。
手の甲を目標に向けて手のひらを大きく開けば、射出機構から材質不明の鋼糸に繋がった吸盤が射出されます。
サイズ自動調整、見た目変更、意思による吸盤の解除等々の便利機能も満載になっています。
射出後、手のひらを握りしめると機構部分が急速に巻取りを開始します。
装備者が移動するためのパワーを備えていて非常に巻取り速度が早く、人が移動するパワーを備えることしか念頭になかった結果、操作に熟練できなかった者の怪我・軽い物体や人間の高速移動や衝突などで周囲を巻き込んだ事故等が多発し、販売停止の憂き目にあったようです。
手袋・手甲が保護具の役割を兼ねており、射出機構の急速巻取りから使用者を保護するためにかなり頑丈です。
射出機構の方が手の外にあるため、この部位への攻撃は射出機構が受けることになるものの、この機構に盾としての機能はありません。衝撃を受ければダメージは装備者が負うことになるでしょう。
この装置の動力源は不明ですが、光がなければ機能が停止するようです。
男曰く「え? 魔剣が欲しかったんじゃないの? え? 魔剣は欲しいけど自分の力で? そ、そうか、それが君の意思なら別にいいんだ。魔剣が好きっていう気持ちは十分に伝わってくるからね。同じ魔剣好きとして応援しているよ。で、魔剣よりもこのおもちゃなんだ……いや、うん、探索には便利だと思うよ。好きに使ってね」