【カンバス無明心眼流】
(不特定多数の地域)- 入門条件
- 50名誉点
かつての大破局という未曾有の戦乱の中で、事故や先天性の疾患で盲目になった者たちが、それでも戦い、生き抜くために編み出したとされる流派です。
中でも、大破局を凌いだのちに魔域の災害によって消え去ったとされるカンバス王国、その最期の女王ヴォルカロンドが開祖の一人であるとされており、全盲の練体士であった彼女はその心眼で魔法さえも見切ったとされています。
発祥が300年前に遡るためか、大陸・地域を問わずこうした「目が見えないこと」に対する訓練を目的とした流派は大なり小なり存在しており、名を変え形を変え、伝承者たちの間で口伝されています。
クレメリア大陸における著名な伝承者としては、遺跡ギルドの幹部を務めている全盲のエルフ”硝煙公”ジュディス=リンドンが挙げられます。
流派アイテム
蝙蝠の耳飾り(1-p.337)
秘伝
《無明心眼》はこの流派における基本にして奥義です。
肌でマナの流れを感じ取る事により、周囲の物事をより鋭敏に捉える事が可能になります。
その他の秘伝は《無明心眼》の応用に過ぎません。
《無明心眼》
- 必要名誉点
- 40
- タイプ
- 常時型
- 前提
- 〈回避行動Ⅰ〉または〈射手の体術〉
- 限定条件
- 両目を閉じている状態でのみ効果適用
- 使用
- 任意の戦士技能
- 適用
- 全ての命中力・回避力判定
- リスク
- なし
- 概要
- 目が見えないことによるペナルティを軽減する。
- 効果
目が見えない状態でも攻撃が行えるようになり、ペナルティが「1」軽減されて「-3」になります。
また、透明な敵に対しても同様に認識でき、ペナルティを軽減できます。
この効果は〈蝙蝠の耳飾り〉を装備している場合、両方の効果が合わさってペナルティが「-1」になります。
《[主]無明心眼・黒》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 主動作型
- 前提
- 《無明心眼》
- 限定条件
- 両目を閉じている状態でのみ使用可能
- 使用
- 任意の戦士技能
- 適用
- 1回の武器攻撃
- リスク
- 回避力判定-1
- 概要
- 攻撃時に目が見えないことによるペナルティを0にする。
- 効果
この秘伝は《[補]無明心眼・白》と同じラウンドでは使用することはできません。
この攻撃時の命中力判定において、目が見えないことによるペナルティを「0」にします。
この効果は〈蝙蝠の耳飾り〉があってもなくても、命中力に影響はありません。
ですが、この秘伝を使用した時のリスクは目が見えないことによるペナルティと合計されます。
△《[補]無明心眼・白》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 独自宣言型
- 前提
- 《無明心眼》
- 限定条件
- 両目を閉じている状態でのみ使用可能
- 使用
- 任意の戦士技能
- 適用
- 10秒(1ラウンド)持続
- リスク
- 命中力判定-1
- 概要
- 回避時に目が見えないことによるペナルティを0にする。
- 効果
この秘伝は《[主]無明心眼・黒》と同じラウンドでは使用することはできません。
自身の手番で主動作を行う前に補助動作で宣言することで、効果時間内に行う全ての回避力判定において、目が見えないことによるペナルティを「0」にします。
この効果は〈蝙蝠の耳飾り〉があってもなくても、回避力に影響はありません。
ですが、この秘伝を使用した時のリスクは目が見えないことによるペナルティと合計されます。
《[補]裏・無明心眼》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 独自宣言型
- 前提
- 《無明心眼》
《カウンター》
- 限定条件
- 両目を閉じている状態でのみ使用可能
- 使用
- グラップラー
- 適用
- 10秒(1ラウンド)持続
- リスク
- 回避力判定-1
- 概要
- カウンター時に目が見えないことによるペナルティを0にし、ボーナスを得る。
- 効果
自身の手番に補助動作で宣言することで、リスクと引き換えに《カウンター》に以下の効果を加えます。
《カウンター》本来の効果に加え、《カウンター》における自身の命中力判定において、目が見えないことによるペナルティを「0」にし、更に「+1」のボーナスを得ます。