”灰の街”アッシュタウン
- 知名度
- 形状
- カテゴリ
- 製作時期
- 概要
- 効果
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●歴史
アッシュタウンとしての起こり アッシュタウン周辺の土地は300年前から灰色の空気や水、草木が植生しており、その珍しさからかつては観光地として町の名を広め、最初のころは名スポットとして親しまれていました。しかし街として興ったほんの数か月で、その名声は地に落ちたのです。原因は、その淀んだ灰色の空気でした。その灰色の街の中に長時間いると、どうにも精神的不安を煽られてしまうという人々が増えてきたのです。その噂は瞬く間に広まっていき、「この街の空気は吸うと寿命を削る」などという迷信が、ウェルヒームの間で広まってしまったのです。このことについて学者は調査を行いましたが、実際はいたって普通の空気であり、身体に害を為すことはないという結論が出されました。しかし何故灰色なのか、どのような植生なのか、そもそも植生であるのかなどは明確にされておらず、調べる存在はいれど、人々からは不気味な場所として現在は避けられています。そういった背景があることから、犯罪者や盗賊など表舞台に顔を出さない存在が蔓延り、蛮族でさえも出入りできてしまう無法地帯となってしまいました。
●土地と経済
●人々と生活
●アッシュタウンの名所
市街地 入り口からすぐにある市街地です。犯罪者や蛮族が横行する中でも、秩序や法律が保たれている人が住める地域であります。人が住めるほど秩序が保たれているのは、アッシュタウンの治安を守る衛兵たちのおかげでしょう。彼らのおかげでアッシュタウンの中にもかろうじて秩序が護られる場所があり、その最もたる場所がここです。人の通りも多く、市場や出店なども少なくないことから、一般人のほとんどはここに居を構えています。
迷路街 アッシュタウンの路地裏のほとんどは、この迷路街と呼ばれる場所につながっています。ここはアッシュタウンの路地裏をすべてひっくるめてまとめたものであり、まるで蜘蛛の巣のように街のいたるところに細く暗い道が伸びています。入ると元の道に戻るのはほぼ不可能なほど、完全な迷路となっています。この場所は市街地に比べて治安が悪く、蛮族や犯罪者、住所不特定者の数が非常に多いため、アッシュタウンの人々からは危険な場所として恐れられています。衛兵たちもこの場所については把握できておらず、一度迷い込めば格好の餌食になることを覚悟しなければなりません。しかし掘り出し物などが落ちていることがまれにあるため、一部の人間には稼ぎ場となっているようです。市民からは奴隷や人身売買を求める者たちが、子供がよく攫われる場所として警戒されています。
富裕街 中央にある小さな高台の上にある街です。市街地とは小さな外壁で隔てられており、アッシュタウンでも強い地位や裕福である人々はここに住んでいます。犯罪の発生率は非常に少なく、アッシュタウンで最も秩序が保たれている場所です。しかし出入りを強く規制しており、街の人間でさえ許可なく立ち入った者は富裕街を見回る警備隊に捕らえられ、場合によっては投獄、処刑されてしまうそうです。この街に住んでいる人々は市街地から下に住んでいる存在を完全に見下しているため、なにかと市街地の人間とのもめ事が非常に多いです。外部で問題を起こした貴族が身を隠すのに持って来いな場所でもあるため、そういった存在を受け入れている場所でもあります。
アッシュ・ターミナル 東側にある駅の跡地です。数十年前観光地として建てられたアッシュタウンは、人の出入りをさらに円滑にするため駅を建設する計画を地方ぐるみで行っていました。アッシュタウンはウェルヒーム地方の終点として、数億ガメルかけてターミナル駅を建設しようとしたのです。しかし日がたつにつれて人の出入りがほとんどなくなってしまったアッシュタウンに駅を建てる価値はすっかり消え去り、建設途中の状態で放棄されてしまったのがこの跡地です。ワースト・ライフ・サイトとかなり近い位置にあるのもあり、放棄された建材などを求めてやってくる盗人たちのいい穴場になってしまっています。
ワースト・ライフ・サイト 迷路街を抜けた先にある、アッシュタウンの南と東にある掃き溜めです。働く能力や意欲のなくなったもの、人生を棒に振るったもの、多額の借金を抱えた者…それらが行きつく先が、この「命の廃棄所」です。衛生管理は完全に放棄されており、アッシュタウンのゴミや魔動機の残骸なども不法投棄されているため、煤や廃棄物で非常に汚染されています。犯罪者や蛮族はもちろんのこと、孤児やホームレスの住処としていいように使われており、アッシュタウンで最も治安が悪く、危険な地帯となっています。法律や秩序はもちろんありません。殺人などが起きても誰も咎めず、遺体すら放棄されるため、夜にはアンデッドが発生したりするなどといった事件も多発しており、アッシュタウンはこの場所について常に頭を抱えています。
灰の森 アッシュタウンの北側を通り抜けて、さらに北へ行った先にある、暗がりで覆われた森です。入口から既にかなりの暗さとなっており、森の中を進むには光源が必須になってきます。しかし奥へ進むと、だんだんと光源すら無意味に思えるほどの暗さとなり、灰色の空気も目でとらえられるほどの灰色になってきます。そこまで行ってしまうと森から出ることすら困難であり、「迷いの森」と呼ばれることもあるそうです。しかしそれでも、そのような場所ならなにか神秘があるのではと考え、奥へ進んだ人々がいました。結果、目撃したのは狂暴な動物や魔物の存在であったため、森は危険地帯として立ち入る存在はいなくなっています。
●アッシュタウンのNPC
”潰えぬ野望”アーガイツ・デイビジョン(人間/男/51歳)
「まだだ!まだこの街には稼ぐ馬力がある!あるはずなんだ!」
”小さな種子”サリヤーナ・デイビジョン(ナイトメア/女/14歳)
「この街に、もう力などないわ。でもそれは、今後の動きで大きく変わる。」
”豪遊貴族”ドルーゴ(人間/男/44歳)
「わははは!金だ金だ!ほうら!」
”過去に溺れる”ウコイエ(人間/男/16歳)
「俺は怪物を倒したんだ!本当なんだ!!」
”臓器密売人”メドソン(アビスボーン/男/47歳)
「臓器の購入かい。子供の臓器なら安くしてるよ。…それとも、売りたいのかね?」
”小麦の天使”プリュネラ(人間/女/15歳)
「いらっしゃいませ!今日も来てくれたんだ?ありがとう!」
”灰の衛兵”グレイ(ナイトメア/男/57歳)
「誰かに危害を加えるようなら、俺は容赦しないぞ。」
”叶わぬ鉄道の夢”クライスプレス(ティエンス機解種/男/59歳)
「本日も日柄は良好!異常なーし!いつでも発車可能であります!」