容姿・経歴・その他メモ

経歴
C-5-2　５人以上の兄弟姉妹がいる
B-1-3 異種族の友人がいる
A-4-4 両親に愛されて育った
・人間関係順風満帆

2-3 目指すべき場所がある


◆
グラスランナーは苗字を持たない。
代わりに自分の名前に続けて親しい友人などの名前を名乗る文化がある。

グラスランナーの１人、リリには友人がたくさんいた。
父は行商人母はダンサー、兄弟はいっぱい。そんな陽気な仲良し大家族の中で培われたコミュスキルにより、
人でも妖精でも草花でもあっという間に友達になれるのだ。

そんなリリが冒険者として旅立つことを決めた時、選んだ大事な名前が２つ。
ひとつはバードとしての相棒、小鳥のピピ。
そしてもうひとつは、かつて一度だけ出会った少女の名。

親の旅路で偶然出会い、名前ぐらいしか知らずにあちこち遊び回り、そうして別れた子供の頃の記憶。
長い行商の旅故、後々人に聞いても詳しいことは誰も覚えていなかった。

そんな彼女にいつか冒険の中での再会を願って。
リリ・ピピ・リルシアフィーネの冒険は幕を開けた。

◆

……ちなみに、物知りな人がその名を聞いたなら、
どこぞの貴族のご令嬢にそんな名前があったなあ、なんて思い出すこともあるかもしれない。

◆
「なんとかなるなる！行ってみよう！」「ヤバかったらみんなで逃げよう！」
「つぎは東のほうに行ってみようかなぁ、半年くらいしたら帰るから……え、ダメ？」
「難しい話はきらーい、誰かあとで教えて、ね？」

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