【ハールーン対魔法術】
(ウルシラ地方)- 入門条件
- 50名誉点
アルフレイム大陸北東部に位置するウルシラ地方に、ハールーン魔術研究王国(『Ⅲ』295頁)という古代魔法文明時代より魔術の研究が続いているとされる国があります。ウルシラ地方は、北には魔神に制圧された地、ザムスカ地方が隣接しており、魔神の脅威がすぐそこにあるため、アルフレイム大陸で最も危険な地方と言われています。その脅威は、“奈落の魔域”の比ではありません(“奈落の魔域”の出現率も高いですが)。ハールーン魔術研究王国は、ウルシラ地方南部に位置するため、ウルシラ地方の中ではザムスカ地方から一番遠くにありますが、それでも魔神の脅威は他の地方に比べればずっと高いため、魔神に対抗する手段は常に研究されてきました。また、北に位置する国を援護し、自国への被害を最小限にしたいという狙いもあります。そういう経緯から、ハールーン魔術研究王国の“知識の剣”と呼ばれる上位魔術師が集う塔で、魔神もよく使う魔法への対抗手段として、長年の研究の後に確立されたのが、【ハールーン対魔法術】です。今では、魔術師ギルドを通じて大陸各地に広がっており、どこでも50名誉点で入門可能です。
流派装備
ハールーン魔術研究王国の“狂王”トレボーを斃した英雄でありながら、その後に闇落ちして処刑された“逆襲の”ワードナという魔導師が作製したアイテムのレプリカです。
名称 | 知名度 | カテゴリ | 価格 | 概要 |
---|---|---|---|---|
ワードナの魔除け | 16 | 装飾品:首 | 19,000 +20名誉点 | 《魔破卍》宣言時の《ワードブレイク》or「魔法破り」の達成値+2 |
秘伝
△《魔犠身(まぎしん)》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 《かばうⅠ/Ⅱ》変化型
- 前提
- なし
- 限定条件
- なし
- 使用
- -
- 適用
- 10秒(1ラウンド)持続
- リスク
- なし
- 概要
- 味方への「対象:1体」かつ「射程:射撃」の魔法や特殊能力をかばって受ける
- 効果
この秘伝は、宣言時に、任意のキャラクター1体を指定します。但し、同意しないキャラクターを指定することはできません。以降10秒(1ラウンド)の間に、指定したキャラクターが「対象:1体」かつ「射程:射撃」の魔法あるいはそれに準じる特殊能力(「生命・精神抵抗力判定/半減or消滅」の効果)の対象となったとき、そのキャラクターの身代わりとなります。この効果が発揮されるには、実際に攻撃などが行われたときに、指定したキャラクターと秘伝使用者が適切な位置関係になければなりません(位置関係に関する注釈は《かばう》に準じます)。効果が発生したならば、秘伝使用者を対象として、直ちに効果が発揮され、適用されます。生命・精神抵抗力判定は行われません。この秘伝の効果は、対象が狙われたときに、自動的に1ラウンドに1回のみ発揮されます。また、魔法だけ身代わりとなるのか、通常の《かばう》と同様に近接攻撃も身代わりとなるのか、宣言時に申告することで選択できます。魔法と近接攻撃どちらも身代わりとなることを選択しても、効果が発揮されるのは自動的に1ラウンドに1回のみです。
《かばうⅡ》習得者なら、この秘伝の宣言時に宣言回数としてカウントされません。この秘伝の宣言そのものは、1ラウンドに1回に限られます。これは、複数回の宣言を行えるキャラクターでも同じです。
秘伝使用者が、《ガーディアンⅠ/Ⅱ》を習得していても、魔法による攻撃は、複数対象および複数回数の身代わりとなることはできません。
《魔破卍(まはまん)》
- 必要名誉点
- 30
- タイプ
- 《マルチアクション》変化型
- 前提
- 《ワードブレイク》or 冒険者レベル6以上の グラスランナー
- 限定条件
- なし
- 使用
- -
- 適用
- 1回の近接攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- 近接攻撃と《ワードブレイク》または「魔法破り」を同時に行う
- 効果
この秘伝は、近接攻撃を主動作で行うときに宣言し、その1回に有効です。近接攻撃時に宣言し、近接攻撃後に《ワードブレイク》を使用できます。逆に、《ワードブレイク》を先に使用したならば、その直後に近接攻撃を行えます。移動は制限移動に限られます。
冒険者レベルが6以上のグラスランナーなら、《ワードブレイク》の代わりに種族特徴「魔法破り」の使用でこの秘伝を宣言できます。
《魔避隠(まひいん)》
- 必要名誉点
- 50
- タイプ
- 常時型
- 前提
- 魔法使い系技能6レベル以上
- 限定条件
- なし
- 使用
- -
- 適用
- -
- リスク
- -
- 概要
- 魔法で誤射や無作為に対象を選ぶ場合、その候補から除外される
- 効果
この秘伝は、魔法で誤射の対象となり得る場合や、範囲に影響を与える魔法で無作為に対象を選ぶ場合で、秘伝習得者はその魔法の候補から除外されます。これは、魔法に対してのみ効果があります。
《魔時短(まじたん)》
- 必要名誉点
- 50
- タイプ
- 常時型
- 前提
- 《魔法拡大/時間》or 《魔法拡大すべて》
- 限定条件
- なし
- 使用
- -
- 適用
- -
- リスク
- -
- 概要
- 「時間:1分」以上の魔法の効果時間を3分の1減らす。「時間:永続」「時間:特殊」を除く
- 効果
魔法の時間に関する理論を応用したものです。秘伝習得者は、自身に掛けられた魔法の効果時間が「時間:1分(6ラウンド)」以上のとき、その効果時間を3分の1減らすことができます。「時間:永続」「時間:特殊」の効果時間は減らせません。効果時間を減らすかどうかは、秘伝習得者が任意に決められますが、その決定は魔法が掛かった直後に決めなければならず、10秒(1ラウンド)でも経過したら変更はできません。
効果時間
1分(6ラウンド) →40秒(4ラウンド) ※20秒(2ラウンド)減少
3分(18ラウンド) →2分(12ラウンド) ※1分(6ラウンド)減少
10分(60ラウンド)→6分40秒(40ラウンド) ※3分20秒(20ラウンド)減少
1時間 →40分 ※20分減少
1日 →16時間 ※8時間減少
7日 →4日と16時間 ※2日と8時間減少
1ヶ月 →20日 ※10日減少
1年 →8ヶ月 ※4ヶ月減少
《魔時半(まじはん)》
- 必要名誉点
- 70
- タイプ
- 常時型
- 前提
- 《魔時短》
- 限定条件
- なし
- 使用
- -
- 適用
- -
- リスク
- -
- 概要
- 「時間:10秒」超の魔法の効果時間を半減する。「時間:永続」「時間:特殊」を除く
- 効果
秘伝習得者は、自身に掛けられた魔法の効果時間が「時間:10秒(1ラウンド)」を超えるとき、その効果時間を半減(10秒単位で端数切り上げ)することができます。「時間:永続」「時間:特殊」の効果時間は減らせません。効果時間を減らすかどうかは、秘伝習得者が任意に決められますが、その決定は魔法が掛かった直後に決めなければならず、10秒(1ラウンド)でも経過したら変更はできません。
効果時間
30秒(3ラウンド) →20秒(2ラウンド) ※10秒(1ラウンド)減少
1分(6ラウンド) →30秒(3ラウンド) ※30秒(3ラウンド)減少
3分(18ラウンド) →1分30秒(9ラウンド) ※1分30秒(9ラウンド)減少
10分(60ラウンド)→5分(30ラウンド) ※5分(30ラウンド)減少
1時間 →30分 ※30分減少
1日 →12時間 ※12時間減少
7日 →3日と12時間 ※3日と12時間減少
1ヶ月 →15日 ※15日減少
1年 →6ヶ月 ※6ヶ月減少