容姿・経歴・その他メモ

経歴
毒を飲んだ（食べた）ことがある。
忘れられないほどおいしいものを知っている。
臨死体験したことがある
目的
失われた場所を取り戻すため

エルロッコ・エルッコには忘れられない記憶がある。2年ほど前にベニテングダケを食べた瞬間である。ただ焼いて醤油をかけただけ簡単でものであったのにもかかわらず、口に入れた瞬間にじゅわりとあふれる肉汁、ぞっとするほど感じるうま味に感動した。噛むごとにうま味があふれてくるのだ。いくつ食べても飽きが来ないだろうと確信されられるほどに。気がついたら涙を流していた。

私はその時決めたのです。将来に渡ってベニテングダケに関わっていこうと。たとえ、ベニテングダケの毒で三日三晩苦しんで臨死体験までもしていたとしてもだ。いやむしろ、その時に聞いたのだ、ベニテングダケの声を。もっといろいろな人においしく食べてほしい、と。その願いを叶えたいのだ。そこからエルロッコ・エルッコは成人するまでにベニテングダケの育成するために必要な知識、技能を身に着けていこうとしていた。

しかし、成人前に恐るべきことが起こった。蛮族によりベニテングダケの一大産地の山々が消し飛ばされてしまったのだ。およそベニテングダケのシェア90%を生産していた場所がなくなってしまったためベニテングダケは消滅の危機に瀕していたのだった。山自体がもうないため生産に適してもいないのだ。この事態にエルロッコ・エルッコはじっとなどしていられなかった。成人まであと10年はあったが、ベニテングダケの種子を持ち新たな群生地となりえる場所を探してバイクに乗って家を飛び出したのであった。

ベニテングダケ
現実世界のベニテングダケと同じようにうま味成分が毒のキノコ。おいしい。幼いとはいえ生命ボーナス5はある生き物を臨死体験までもっていく毒性を持つが、死者は少ない。一度食べたらやみつきになると評判のキノコで愛好家も多い。

追記：冒険者をしているのは旅の資金を稼ぐためである

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