リーシャ::100/100
神官の立場でありながら穢れのある自分に対して積極的に接触して吸精を受け入れてくれたことで懐き度最高値

ジャン::50/100
たぶん悪い人ではないことはわかる。自分に対して当たり障りがない接し方をしてくれるのもありがたさがあるがまだ積極的な絡みがないため今はこのくらい

アカフユ::95/100
仲間であると初めて言葉にしてくれたので自分を受け入れてくれたことと一緒に後衛で立ってることによりほぼほぼ信頼を置いているためこの値

トナリ::70/100
女の子であることと一緒の仲間として受け入れてくれていること、みんなを守ろうとしてくれているのがわかるので気持ち信頼高め

オーラ::75/100
見た目が可愛い。仲間の認識をもってくれているのがわかるマスコット枠

少女「ラン・ピラン」は養子だった
親は誰なのかも、どこで生まれたのかもわからなかった
少女にわかるのは自分には「穢れがあること」「人からマナを吸収しないと生きられないこと」だった
少女を養子にした男は戦うために魔法を教えられた
教えは厳しかった、勉強も必死でさせられた
師匠と呼べばいいのか先生と呼べばいいのか少女にはわからなかった
少女を養子にした男は厳しかった、いや少女の扱いがよくなかった
少女は怒られた記憶しかなかった、少女は強くなって男のために戦わされた
怒られるときは暴力を振るわれた、男はそれでも穢れのある自分を必要としていた
だから少女はそれでもなお男を慕っていた、自分を必要としてくれる男を慕っていた

男は少女を置いて出て行った、どうしてかわからなかった
役に立てなかったからなのか、私が弱かったからなのか
必要とされなかったからなのか、私には穢れがあったからなのか
少女にはわからなかった

少女は自分を必要としてくれる居場所を探していた、少女は自分に愛を向けてくれる人を探していた
少女は必要とされるだけでなく、自分が人を必要としなければならないこともわかっていた
それがアルヴという種族だった、他人に依存しなければ生きていけない種族だった
人のいる場所を渡り歩いた、そのたびに出会いと拒絶を繰り返した

自分の居場所はどこにもないんだろうか、自分を必要としてくれる居場所はないんだろうか
自分が依存できる人はいないんだろうか、自分が必要だと思える人はもういないんだろうか

次吸収する相手を見つけられなかったら死んでしまおうか、死んだ方がきっといいんだろう
少女は考えていた時だった

ハーヴェスの冒険者が英雄になったという話を聞いた
ハーヴェスで英雄になった冒険者はナイトメアだった

少女は最後のチャンスだと思った
ナイトメアが英雄になれる場所には自分の居場所があるんじゃないか
穢れを持っていても受け入れてくれる居場所があるんじゃないか
自分を必要としてくれる人に出会えるんじゃないか
自分が必要としたくなる人にであえるんじゃないか

少女はハーヴェスに足を踏み入れた
自分の生きる意味を見つけるために
自分が生きられるのかを確かめるために

少女の冒険はここから始まった