フォーフェイジ家は田舎の名家であった。当主は代々伝令神パロを信仰しているハイマンによって継がれており、デリカもハイマンの父と人間の母の間に生まれた娘であった。当主はパロの教えの元に神の声を聞き、雨の降る時期を予言し、農家に伝えてきた。そのため、デリカや一つ下の人間の妹であるエルーシアは貴族や聖職者としての振る舞いの他にも天気を予測する術も幼少期より厳しく教えられた。だが、デリカは妹と比べて不出来であることは誰の目にも明らかであった。
それでも姉でありハイマンであるデリカこそが当主を継ぐのだろう……そう皆は考えていた。しかし、父は彼女に１つの試練を下す。「魔剣の迷宮の最深部に行って帰ってこい。さすれば、次代の当主に相応しいと認めよう」と。武術の訓練も不出来だったデリカにはできるはずもなかった。そもそも、これはエルーシアを当主にするための口実でしかないことはデリカ自身もよくわかっていた。だからこそ、彼女は堂々と宣言した。「必ずや行って戻って参ります」と。
結果は散々であった。もとより方向音痴だったデリカは最深部に辿り着くことすらできなかった。プライドも将来も失くしてしまった彼女は家に戻れなかった。そのまま最低限の装備を抱えて、誰にも告げずに街へと向かった。

しかし、デリカはすべてを諦めたわけではない。試練を達成できなかったことも、逃げたことも、全てを帳消しにできるほどの功績を。周囲を認めさせるのに十分な栄光を──。それらを手に入れるために、冒険者になったのだから。

これらのことは、周囲に隠している。自信満々に他の者と話す以外にコミュニケーションが分からないデリカにとって、これらの恥ずかしい過去は決して知られたくないのだ。だけど、知られてもいいと思える仲間が、いつか、できるのだろうか──。

「わたくしはデリカ・フォン・フォーフェイジ。デリカと気安く呼ぶことを特別に許可します」
「伝令神パロ様のお言葉を下々に伝える、神官(プリースト)ですのよ」
「近い将来、冒険者として栄光を掴む予定でございますの」
「それまでご一緒することを許可しますわ」

メこたつ : 成長は平均表で知力１精神１にします 23:14:01 #ok114

メこたつ : さすがに1回目かな。ムキムキになれと言われた 23:12:36 #2ku14

メこたつ : えぇ… 23:10:45 #Hks1m

メシステム : こたつさんのロール(3 2d+1d+2d+1d+1d+1d)
→ 1回目： SwordWorld2.5 (2D6+1D6+2D6+1D6+1D6+1D6) → 6[1,5]+5[5]+12[6,6]+5[5]+3[3]+2[2] → 33
→ 2回目： SwordWorld2.5 (2D6+1D6+2D6+1D6+1D6+1D6) → 6[2,4]+3[3]+11[6,5]+2[2]+5[5]+2[2] → 29
→ 3回目： SwordWorld2.5 (2D6+1D6+2D6+1D6+1D6+1D6) → 8[3,5]+1[1]+7[5,2]+5[5]+2[2]+1[1] → 24 23:10:31 #wkf11

メこたつ : さっそくキャラ作成をば。ハイマンの学者生まれで振ります 23:1