「マナをくれて本当にありがとうお嬢さん。……じゃあ僕はここで失礼するね」
（いやぁ…楽しかったなぁ…でもこれであのお嬢さんも俺と今後会おうとは思わないだろうな……仕方ないな……）

彼のプレイボーイムーヴは自分がアルヴとしての魅力を活かして行っていることである。
しかしそれはあくまでマナを得るためだけの目的。
『そういう目』で見られることで相手が自分に好意を向けすぎないこと、それ以上に自分が傷つく事を防ぐ為の仮面でもある。
演じてる時は僕、内面は俺。

それはそれとして凄く女性好き。

母さんは優しかった。こんな僕を大事に育ててくれて。
でもそんな母さんが体調を崩して亡くなったのは、本当に病気だったのだろうか。
僕を保護してくれた養父母も優しかった。僕を成人まで育ててくれて。
でもそんな養父母がある日蛮族に襲われて亡くなったのは、偶然逃げおくれたからだったのだろうか。

『アイツは吸血鬼だ！』『優しい顔をした蛮族だ！』
そう言われて追い出された時、僕はあまりショックを受けなかったのは、
そう言われても仕方ないことを薄々分かっていたからだ。
いや、分かってたけど目を逸らしていたからだ。

深い関係になると相手を傷つける。愛されたからこそ、愛してはいけない。
だから僕は…。アルヴだから…。こんな生き方しかできないんだ。

・実は料理が得意
・口説き文句は生きるために本を読んで鍛えた知識でアドリブが効かない。なので冒険者には見抜かれる訳ですよ
・本当は長期的な関係を望んでいる（が過去の家族のトラウマで出来ない）
・settei書いてる途中で「ZOO～愛をください～」が頭の中流れてた