→彼女の目が覚めたとき、目の前に気弱そうな青年がいた。
彼女は言った。「マスター、ご用件は何でしょう？」
青年は息を飲み、しばらく彼女を見つめた。そして瞳を見つめてこういった。「僕の妻になってほしい」
彼女は「妻」というものがどういうものか分からなかったが、従うことにした。
そうして二人は「夫婦」と呼ぶものになった。
彼女はそれがよく分からなかったので、「夫婦」というのを勉強した。
それには「愛」というものが必要であるらしい。
「愛」には無限のエネルギーがあるんだ、と「夫」は「妻」に教えた。
二人は「夫婦」になろうと、二人で歩んでいこうと決めた。
悲しい時も。嬉しい時も。やめるときも。すこやかなる時も。

しかし、心の醜い蛮族が街を襲い、二人の誓いは壊れた。

「あいつらは僕を追ってやってきた」「僕を知っていると分かれば、君も危険な目に合ってしまう」
「だから」
「君は僕を忘れてほしい。そして逃げて生きてほしい」青年の身勝手できれいなその願いに

彼女は頷いた。これが彼の愛なのだと、「愛」を勉強していた彼女は理解した。

「愛しているよ」

彼女はまた眠った。
愛は忘はれてしまった。

ウルシラ地方とランドール地方のちょうど間ほどの、地下で保存されていました。そこで青年が目覚めさせました。
ロジックの夫はレベル14のコンジャラーで、200歳超えのエルフです。気弱で自信がないですが大事な人を守るという意思はとても強いです。訳あって蛮族(ディアボロキャプテンとかドレイクカウント)に追われて、実力を隠しながら各地を転々としています。容姿は特に決めていませんでしたが、「本当にレベル14？？」みたいな雰囲気の人です。
目覚めてから夫婦で世界を旅していましたが、5年前に夫と別れました。
夫は別れてから蛮族と戦い死亡しています。もしかしたら「レイスフォーム」を使っているかもしれませんが、きっとロジックと再会することはないでしょう。

・人によって解釈が違う、全く逆の印象を持つ者もいる。意味があるかもしれないしないかもしれない
・愛にはたくさんの種類がある
○兄弟の愛、家族の愛
・愛と欲は違うものだと思う
・恋は愛になるし、愛は恋を包むらしい
・様々な形のない感情の前、名前を付ける前の感情が恋？
・私がトリノに向けている感情は、なにかが違う？
・「好き」という言葉

トリノを傷つけてしまった。私に感情の整理が出来なかったせいで。絶交されてしまった
再開するときには「仲直り」ができるよう、ロジックは感情の勉強に励んでいく。
嘘をつかないように、しなければ