坑道に住み着いたつがいのグリフォンの討伐を依頼された。風の妖精魔法が誘い出しに有効に働きうまく分断。苦戦はしたが討伐に成功した。依頼者の村長はルイズの昔からの知り合いのようで、そのことを聞き出そうとして睨まれてしまった。
　タゼッタは憧れた。ルイスと村長は昔からの知り合いで、お互いを心配しているようだったから。タゼッタを心配してくれる人々は、多分パーティを除いて他にいない。そのことが少し寂しくて、きっとまた彼女は首を突っ込むのだろう。

　アビス頻発地域である極光山脈の、監視の村からの連絡が途絶えてしまった。調査に向かった先で、人々から花が生えた奇妙な姿を目撃する。その元凶が森に潜む菌類の化け物であるとあたりをつけ、突入した先で見たのは人々の死体を取り込んだ植物、「死の花束」。その異様な姿に妖精たちが動揺し、打つ手がなくなったパーティーは逃げ出してしまう。しかし村を守るため、村人と力を合わせて攻撃してきた「死の花束」へと立ち向かう。底なしの悪意に怯むも、なんとか討伐に成功。村を救うことができた。
　村人たちと力を合わせ、村を守る。タゼッタは、人々から感謝されることに喜びを感じていた。蛮族とは違う、人々を「守る」ことに価値を見出した。

　極光山脈周辺一帯に原因の調査が行われた結果、一組の冒険者が行方不明となった。そこにあたりをつけたギルドマスターのミリスは、ヴァグランツ達に調査と原因の解明を依頼する。謎のラーメン屋に多大な支援を受け、そこには「この先楽園」の文字が。あふれ出る財宝の眠る遺跡を巡り、タイラントゴルギアスから逃げた先で、好戦的な頭がドリルの巨人と遭遇する。「門番」であったこれを退け、行方不明となった冒険者の一人であるユイに案内され、一行は黒幕である元妖精二人に遭遇する。彼女たちは楽園を築くために、周辺の村をあの「死の花束」の系統の魔物を使って襲っていたのだ。これを倒し、一体の平和を取り戻したものの、黒幕は他にいるようだ。
　お互いを愛し、自由に生きていたレイスとホワイトの二人のリャナンシー。嗜虐的な彼女たちはタゼッタのトラウマを刺激するが、マリオンに言われて「殺す必要があったのか」と悩むようになる。自由。それは、タゼッタの思い描く未来の自分だから。

　魔動機協会の博士コールから、『DREAD』を破壊するよう依頼される。魔動機やルーンフォークに影響する、危険なプログラム『DREAD』を破壊するよう依頼される。エミーという強力な魔動機が徘徊する遺跡の深層で、放浪者たちはブレイン・コアと対峙する。それを超えた先にいたのは、記憶を失った一体のルーンフォークだった。アリア・コーディウムは、博士への愛と共に彼を待って眠っていた。
　起きた彼女は、タゼッタのことをマスターと認めた。タゼッタは、年上の妹ができた。
　報告を受けたコールは、去る時に一冊の本を落とす。それは、ドゥーム・コーディウムが、彼女を愛した証。とある科学者が、記憶を思い出した証。
　翌日、呼び出された一行は、コールから彼の魔動機文明から続く研究の成果を託された。そして、彼と愛する人の旅立ちに、タゼッタは新しい歌を贈った。
　出会いと別れはタゼッタに新しい感情を呼び起こした。初めて抱く家族への愛は彼女をより人間にした。魔動機文明から続いた物語は、歌となってこれからも人々の中に生き続ける

　村の上空に魔域の発生を確認した一行は、街中で発生源であろう魔神使いを探す。目星をつけたのはラーメン屋の店主であり、ラーメン店にその姿はなかった。魔域の影響か、調理器具などに触れると様々な空間に飛ばされてしまい、そこで素材を集めることになる。森、小麦畑、そして魔動機文明時代の町。黒幕であろう魔神は化け場ドわせるのが得意であり、一行はそれに翻弄される。なんとか店主を救い出したが、魔神に魅入られた店主はうその情報で一行を騙し、結果捕まった際の状況を悪化させた。
　魔神に操られた店主の言葉を信じ、裏切られたタゼッタは、少し人間不信となる。だが、それの原因が魔神と知った時、その怒りは魔神、そして蛮族へと向けられた。姿の見えない敵への対処。タゼッタはそのために、新たな歌を書いた。