容姿・経歴・その他メモ

経歴
・異性の家族がいない。
・決して手放せない小物がある。
・役に立たない特技がある。

冒険に出た理由
……倒したい相手がいる。

〈バックグラウンド〉
…………物心ついたときには、母しかいなかった。
お父さんはどこ？と聞いても母は曖昧に笑うだけで教えてくれなかった。
家族は私と母の二人のみ。それでも、里の人たちに囲まれながら慎ましく、幸せな生活をしていた。
…………里が、人間の兵団に襲われるまでは。
悲鳴が上がる。火の粉が舞う。
そこかしこで断末魔が響き、血潮が撒き散らされる。
美しかった里の影はなく、すべて灰へと還っていく。
私と母は必死に逃げ出した。
川と森の境を、走る。
それを追ってくる、複数の兵士達。
…………へとへとになって、もう逃げられない。
そう思ったその時。
「───あなたは逃げなさいっ！……シーン様の加護がありますように！」
母はそう叫び、私に聖印を押し付けて……そのまま、私を川へと突き落とした。
…………気がついたときには、どこだかもわからない浜辺にいた。
あてもなく、ふらふらと。内地へあるいて。
母譲りの聖印と、神聖魔法だけを頼りに旅をして。
そして、たどり着いたんだ───青い鳥と不協和音に。

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