容姿・経歴・その他メモ

経歴
【忘れられない恐怖を体験したことがある】
彼は故郷の集落の中で次代を担う神童として日夜鍛錬と狩りの修行をしていた。
そんなある日、彼は族長より一組の集団のリーダーを任され狩りへと赴くことになった。
しかし、普段通り何事もなく終わるはずだったその狩りは突如として悲劇に見舞われることになった。
ミルフィ率いるグループの前に現れたのは通常ならそこにいるはずがない強大な魔物が出現したのだ。
ミルフィ自身は己の実力に対する自信と魔物の強大さから避けて通るのは難しいと判断し戦闘を避けようと提案するメンバーの提案を蹴って闘う道を選んだ。
そして、彼らは多大な犠牲を払い辛くも勝利を手にした。
率いたグループメンバーは自分含め7人。
しかし、帰って来れたのは3人だけだった。
さらに、無事帰ってこれた者たちも一人はそのときの怪我が悪化して狩人になる道を絶たれ、もう一人も兄弟を失ったショックで自殺してしまった。
その日ミルフィは命の重みと己の無力さ、そして己自身の慢心が招いた責任の重大さを思い知ることとなった。

【かつて信頼できる友人がいた】
あの日からミルフィの自己評価は地に落ちた。
己自身は特別な才など無い傲慢無知の畜生にしか過ぎない。
そんな自分が誰かに意見できるはずもなく、止める資格も己にはない。
だから………友だと思えた男が目標に向かって死地へと向かうのを止めることが出来なかった。
復讐のために歩を進める少女に考え直すよう意見を述べることが出来なかった。
殺さなければまたいつか罪を犯すかもしれない少女を殺すことが出来なかった。
…………ああ、全く。ダメダメすぎて反吐が出る。

【目標としている人がいる】
………だけど、そんなダメな自分に期待してくれている人がいる。
信じていると言ってくれる人がいる。
憧れてくれた人がいる。
なら、いつまでもクヨクヨしてたんじゃそっちの方こそ申し訳が立たない。
かつて、友の一人は自分は何者も恐れず敵を屠り仲間を守る`猛虎`になれると言ってくれた。
未だに自分には分不相応でなれるかどうかもわからない。
でも、それでもなるんだ!!
いつかまた友と再会したときに誇れる自分になるために!!
今度こそ何も失わないために僕は……猛虎になるんだ。

【見聞を広めるため】
そうと決まれば出立だ!!
色んなところを巡ってみよう。
友が行ったテレスティア大陸や世界各地の遺跡に魔域……僕が経験すべきことはたっくさんある。
そうだ、まずは近場のあそこに行ってみよう。
きっといい経験がつめるはずだ。

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