───知ってるか？星がいっそう輝く夜に現れる『サンタさん』ってやつ。そいつは善の心を持つ者の前に現れて、幸せを運んでくるんだ。年に一度、世界中の善人のために訪れるその夜を聖夜って呼ぶらしい。自分は、そのサンタさんってやつを探して旅してる──って、言ったら　あんた、笑うか？

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《 サンタさん 》

現代における『サンタ・クロース』である。
ディズが信じてやまないこの世界おける“架空の人物”で、
ごく一部のマニアの間では『都市伝説』として語られる。

ファンタジーの世界ではサンタクロースもまた伝説上の
生き物とされている。その内容は
『善の心を持つ子供や者々に夢を届ける』
古くからの古伽話マニア・研究者の間で語り継がれてきた
知る人ぞ知る架空の伝説。

それを何の確証があってかディズは『探している』ようで
旅を続けている。らしい…。

───ま、嘘なんだけどな。





…またの名を

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《願いを叶える大叔父さん》

現実世界では「いい子にしていたら25日に欲しい玩具をプレゼントしてくれる」ところを、
こちらの世界では史実のようなプレゼントや子供の形式が別に変化し
「願いを叶えてくれる幻獣」と数少ない都市伝説として伝わっている。

聖夜と呼ばれる年に一度の日に現れ、
善行を積んできた者に対し「願いを叶える」といったものだ。
それは、人族に限らず蛮族にも通用するようで
あくまで「善の心を持つ者」を対象に現れては願いを聞いてくれるそうだ。

マニアによる一説は
“穢れを持つ者の前には現れない”
“サンタクロースは穢れを浄化できる”
などがあり、学者による一説は
“サンタクロースは善行を積んで神となった元人間”
“ノームである可能性も”
といった意見も存在する。いずれも考察にすぎず、あくまでもサンタクロースは『架空の人物』、『古い御伽話から始まった架空の伝説』といった扱いが一般的なようだ。

・実は新人冒険者ではない。もしや気付いていたと思うがこの男、過去数年で既にブロードソードの名誉を得てしまっている。つまり一人前の冒険者である。しかしあることから冒険を辞めざるを得なくなり、やむなく1からやり直すと行った形で現在も冒険者として生活を続けている。

・一人前の冒険者としての功績は消え去らないので、新人冒険者と宣いながらも街に行くとある程度顔見知りが顔を覚えていて何かと良くしてくれる。直近では冒険道具を買い直す最中で以前に依頼を承ったことのある装飾屋が値段をこっそりおまけしてくれた。

・旅に出た理由である『破産した』これは一人前の冒険者として活動していたある日に博打に巻き込まれ盛大に負けてしまったことから。身包みも全て剥がされ、ピンチに至った時身を呈してディズを守った騎獣が連れて行かれてしまったため、現在は別の騎獣に乗って活動している。

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