片羽の心臓
- 知名度
- 35
- 形状
- 全体が黒い結晶質でできたメイス。槌頭の中心に真紅の宝石が埋まっている
- カテゴリ
- 〈メイス〉SS
- 製作時期
- 現在
- 概要
- 二つの魔法の品を強引に合わせた逸品。血の力を与え、一度だけ使用者を災いから遠ざける
- 効果
-
このアイテムは「血黒の薔薇」と「想いの赤水晶」の二つのアイテムが合成されたアイテムです。「○魂の献身」(後述)の効果によって、「想いの赤水晶」が持つ能力は失われる可能性があります。
「血黒の薔薇」の能力
○血魔の体法
装備者がHPを回復する効果を受けるとき、その値が「3」点上昇します。
○黒い鮮血
この武器を手にし、適格と認められた者は、自身の体内に「黒血」スタックを得ることができるようになります。
「黒血」スタックの扱い
「黒血」スタックの初期値は「1」点です。また、最後にその値が変動してから10分が経過すると初期値である「1」点に戻ります。また、この武器を携行していない間、「黒血」スタックは「1」点を維持します。
「黒血」スタックは「15」点まで蓄積することができます。手番開始時に「黒血」スタックが「0」点だった場合、装備者は「15」点の確定ダメージを受けます。
≫脈流打裂
この特殊能力は戦闘中など、武器を振るうに値する状況にしか使用できません。
装備者は「10」点のHPを消費することで「黒血」スタックを「1」点獲得することができます。
この特殊能力のHP消費によって生死判定を行う場合、その判定は2dを振らずに通常成功として扱います。
この特殊能力は1ラウンドに3回まで行うことができます。また、装備者が敵対する陣営のキャラクターからダメージを受けるたび、次の手番においてこの能力を使える回数が一回増えます。
さらに各手番ではじめてこの特殊能力を使用したとき、装備者は自身が受けている「毒」「病気」属性の一時的な効果ひとつを達成値の比べあいの必要なく解除することができます。≫黒血順流:罡血
「黒血」スタックを「N(N=1)」点消費して使用します。
装備者は特殊能力「○自動回避(N回)」を獲得します。「○自動回避(N回)」
このキャラクターが他者から行われた能力に対して回避力、生命・精神抵抗力判定を行う際、自動的に効果を発揮します。このキャラクターはその判定に、判定を振らずに成功します。
ただし、この能力は「形状:起点指定」やそれに準ずる(対象に直接効果を表すような)形状を持つ能力に対しては効果を発揮しません。また、(味方からの支援などで)それらの対抗する判定をそもそも行わない・放棄する場合は効果を発揮しません。
この特殊能力が「N」回効果を発揮すると、この特殊能力は消失します。この能力によって獲得した「○自動回避」は「時間:10秒(3ラウンド)」である一時的な効果として扱います。
すでに「○自動回避」を得ている間、この特殊能力によってあらたに「○自動回避」を得ることはできません。○黒血順流:剋死
装備者が生死判定を行う際、「黒血」スタックを「N(N=1~4)」点消費して発動します。
その判定を含めた以降10秒(1ラウンド)の間、生死判定の基準値を「N+1」倍します。
自身の手番以外で使用した場合、次の手番開始時に10秒(1ラウンド)が経過したものとして扱います。☑黒血逆流:破漿
この武器による攻撃を行う直前に「黒血」スタックを「4/6」点消費して宣言し、その攻撃一回に有効です。
消費した「黒血」スタックに応じて効果(1)~(2)を順に「1/2」個受けることができます。
(1)その攻撃の威力を「90」にします。
(2)その攻撃のC値を「ー2」します。
複数を同時に攻撃する場合、その中から一体を選んでこれらの効果を発揮します。
この特殊能力は連続した手番で使用できません。▶冒涜の血贄
主動作としてこの行動を行い、人族・蛮族の遺体をこの武器で丹念に破壊することで装備者は「黒純血」スタックを「1」点獲得します。
装備者は「黒純血」スタックを「黒血」スタックの代わりに消費することができます。
この特殊能力によって遺体を破壊された場合、【リザレクション】など体の器官・組織の一部が残っている必要がある手段での蘇生を行えなくなります。「黒純血」スタックの扱い
「黒純血」スタックの初期値は「0」点です。
「黒純血」スタックは「100」点まで蓄積することができます。
「黒純血」スタックは(「黒血」スタックとは異なり、)時間経過によって変動しません。「想いの赤水晶」の能力
☑祈りの雫
この武器による近接攻撃を行う直前に宣言し、その攻撃一回に有効です。
その攻撃の対象を選択する際、装備者は「○攻撃障害」などの物理的な方法で攻撃の対象から外れようとする能力の効果を無視することができます。
さらにこの攻撃が命中した場合、以降の10秒(1ラウンド)の間対象の回避力にー2のペナルティを与えます。
複数を同時に対象とする場合、それらすべての部位に効果を発揮します。
この特殊能力は連続した手番に使用できません。○想いの赤水晶
装備者のHPが「0」以下の間効果を発揮します。
装備者の生命・精神抵抗力判定と生死判定に「+4」のボーナス修正を得、装備者の受けるすべてのダメージを本来の半分にします。○魂の献身
この特殊能力は「真紅の宝石」の所有者のみが宣言することができます。
装備者のHPを最大値まで回復し、装備者が受けているすべての不利な効果を、一時的か永続的かに関わらずすべて無効にします。
この特殊能力が発動された場合「想いの赤水晶」は破壊され、この武器が「想いの赤水晶」によって得ているすべての特殊能力を失います。加工効果
○魔法の武器加工+2
この武器の命中力に+1のボーナスを得、追加ダメージを+1します。
○穢れの一撃加工
この効果は10分に一回のみ使用可能です。
武器による攻撃の命中時、宣言することで「自身の"穢れ"」点追加ダメージを上昇させることができますが、同時に自身も「自身の"穢れ"」点分のHPを失います。このHPの減少は軽減することができません。超越効果
「血黒の薔薇」の能力
○血魔の神法
「○血魔の体法」によるHP回復効果の上昇点数を「+3」でなく「+6」にします。
また、自身のHPが「0」以下のとき、自身が受けるHPを回復する効果の効果量が本来の「2」倍になります。○脈流炸裂
装備者は「≫脈流打裂」を1ラウンドに「5」回まで行うことができるようになります。
○黒血順流:神気・回帰
「≫黒血順流:罡血」「○黒血順流:剋死」の効果時間を「30秒(3ラウンド)」に変更します。
また、「≫黒血順流:罡血」において、消費できる「黒血」スタックの値を「N(N=1~3)」に変更します。○黒血逆流:爆血
「☑黒血逆流:破漿」を使用するとき、その効果を強化します。
・効果(1)(2)において消費する「黒血」スタックを「3/5」点に変更します。
・「黒血」スタックを「7」点消費することで、さらに以下の効果(3)を受けられるようになります。
「(3)その攻撃の威力表参照の最初の出目を「+6」します。この効果によって出目は「12」を超えず、また「2」の出目が出た場合は自動失敗として扱います。」≫黒血還流:無限太虚
「黒血」スタックを「N(N=5~15)」点消費することで使用します。
装備者は、以降10秒(1ラウンド)の間、自身のあらゆる行為判定に「+М」のボーナス修正を得ます。
この特殊能力は3分(18ラウンド)につき一度まで使用できます。
※ М=(N/5) +1, 端数切り捨て「想いの赤水晶」の能力
○溶け残る残滓
装備者は「○魂の献身」が既に使用されているかどうかに関わらず、「○想いの赤水晶」の効果を受けられるようになります。
用法 必筋 命中 威力 C値 追加D 備考 2H 35 +4 70 12 +4
由来・逸話
「血黒の薔薇」という魔剣に「想いの赤水晶」と仮称された宝石が掛け合わされてできた魔剣。
「血黒の薔薇」
遠い昔、異なる大陸に放浪者たちが人族も蛮族もなく血を血で争い、ただ強さの極致のみを求めた秘境、シセンキョウがあったという。
シセンキョウで最強者と称された七聖と四魔のうちのひとり「血魔」は鎚を振るい、死せるときまで片時もその鎚から手を離さなかったとまで言われる。
死の刹那、血魔はその鎚に自身の武功の精緻をその鎚の中に込めた。ゆえにこの武器は持つものを選び、認めたものに血魔の武功の一端を見せるという。
「想いの赤水晶」
鑑定をしても出自すら分からない真紅の宝石。
生命そのものとも呼べるマナの胎動が秘められており、並々ならぬ思いによって生じたと予測される。