戦場で一瞬だけ気配を消して立ち回り、攻撃や回避に有利な位置取りをします。
　この戦闘特技は宣言時、2つの効果からいずれかを選択します。

○効果1:手番中の任意のタイミングに宣言できます。宣言後10秒(1ラウンド)の間に自身が回避力判定や回避力を基準値とする行為判定を行って失敗した場合、1回だけ結果を破棄し、判定をやり直せます。
　この効果は最初に回避力判定を失敗したときに自動的に発揮され、その1回で失われます。

○効果2:近接攻撃を行うときに宣言し、その攻撃1回に有効です。複数を同時に攻撃する場合には、宣言できません。
　その攻撃が命中したときに与えるダメージを+2点します。
　この効果は、自身が存在する乱戦エリア内において、自身を含む自軍陣営のキャラクター数(部位数)の合計が、敵対陣営のそれを上回っている場合のみ効果があります(同数無効)。
　この効果が有効かどうかを判断するとき、戦闘特技《ブロッキング》を習得しているキャラクターは、部位数を2倍として扱います(ただし、この判断においては、騎手と騎獣は別のキャラクターとして扱います)。
　複数回の宣言ができるキャラクターでも、この戦闘特技を複数回宣言する場合は「効果2のみを宣言する」しかできません(もちろん、1回の攻撃に複数回分を重ねて累積的に適用することはできません)。
　「効果」を複数回宣言したり、「効果1」と「効果2」を1ラウンドに両方とも宣言したりすることはできません。

　《シャドウステップⅠ》と同様ですが、「効果」で判定を振り直す場合、その達成値に+1のボーナス修正を得ます。
　また、「効果2」を選択した場合、追加されるダメージ量が「+4」点になります。

　「用法:2H」の武器で近接攻撃を行うときに宣言し、その攻撃1回に有効です。
　宣言を行った攻撃が回避された場合、直後にもう1回、同じ武器で同じ対象に近接攻撃を行えます。1回目の攻撃が命中した場合は、2回目の攻撃はありません。
　複数を同時に攻撃し、いずれかの対象に回避された場合、回避されたものすべてを対象に、もう1回命中力判定を行うことができます。1回目か2回目、いずれかの攻撃が命中したなら、それぞれに対してダメージ決定を行います。

　原則的に《斬り返しⅠ》と同じですが、宣言を行った攻撃が1回目の命中力判定で命中したならば、そのダメージに+4点する部分が異なります。
　複数を同時に攻撃し、いずれかの対象に回避された場合、回避されたものすべてを対象に、もう1回命中力判定を行うことができます。1回目か2回目、いずれかの攻撃が命中したものそれぞれに対してダメージを決定しますが、1回目の攻撃が命中したうちの任意の1体を選んで、ダメージを「+4」点することができます(選択はダメージを決定する前に行います)。

《変幻自在Ⅰ》

前提:グラップラーorバトルダンサーorフェンサー技能レベル5以上
使用:グラップラーorバトルダンサーorフェンサー技能
概要:1ラウンドに2回宣言特技を宣言できる。

《变幻自在Ⅱ》

置き換え:《変幻自在I》/グラップラーorバトルダンサーorフェンサー技能レベル13以上
使用:グラップラーorバトルダンサーorフェンサー技能
概要:1ラウンドに3回宣言特技を宣言できる。

《薙ぎ払いⅠ》

前提:ファイターorバトルダンサー技能レベル3以上
使用:ファイターorバトルダンサー技能、2H近接武器
適用:1回の近接攻撃
リスク:なし
概要:3体までを攻撃、ダメージ-3

《薙ぎ払いⅡ》

前提:《薙ぎ払いⅠ》/ファイターorバトルダンサー技能レベル9以上
使用:ファイターorバトルダンサー技能、2H近接武器
適用:1回の近接攻撃
リスク:なし
概要:5体までを攻撃